私たち高瀬川火まつり実行委員会は、地域の歴史や文化を再構築し、未来に遺すために活動しています.
1.郷土史の再構築と民俗復元
明治時代の廃仏毀釈や松本県の民俗弾圧により、高瀬川流域の民俗や宗教は断絶してしまいました.また,郷土史編纂は50年以上も停滞しており、地域の自然や地理歴史のほとんどが忘れ去られています.
この文化資産を再認識し,復元するために,古老や名族の子孫,研究者などから聞き取りを行い,高瀬川と人々の関係史を再発見・再構築する活動を進めています.火まつりをはじめとする民俗復元作業を通じて、地域の歴史を明らかにしていきたいと考えています.
2.火まつりは、地域の子どもたちにとって貴重な体験であり、文化的な学びの場でもあります.より多くの子どもたちに火祭りの魅力を知ってもらい、伝統への理解を深めてもらいたいと思います.
荒天中止.
祭りのみどころ
<北アルプスビュー>画像(1)
信濃松川駅を下車し500m東に向かうと,富山県と長野県の県境をなす尖峰「針ノ木岳」が見えてきます.佐々成政のさらさら越えで知られたあの山です.さらに500m東の高瀬川大橋まで歩いてくると,北アルプス後立山連峰の景色に圧倒されます.晴れていれば,登山とスキーで知られる白馬岳を望むことができます.
<白い花崗岩の川>
橋の下を流れるのは,槍ヶ岳を源流とし,白い花崗岩まぶしく水蒼き「高瀬川」です.増水していなければ水辺で遊ぶこともできます.水質Aの大変きれいな川です(飲用はできません).
<希少な半自然草原>
会場のある高瀬川河川敷には,半自然草原と呼ばれる草地が広がり,人々が自然と共生していた様子を色濃く残しています.半自然草原とは,太古より,人々がまぐさや薪を採集することで森林化せずに保たれた草原のことです.そのおかげで,この河川敷には,氷期に大陸からやってきて進化しながら生き延びた生物が暮らしています.
<環境省の自然共生サイト>
実はこの地区,環境省認定の「自然共生サイト」です.自然共生サイトとは、「民間の取組等によって生物多様性の保全が図られている区域」のことで,国連のCBDCOPにおいて2030年までに陸地の30%を保全してゆこうという30by30目標の構成要素となっています.
<希少な動植物>
会場付近には,カワラニガナ(環境省準絶滅危惧種)をはじめとする希少な植物が分布しています.当日,早めにお越しになった方には、マイクでご案内します.
これを食べずに帰れない
信濃松川駅付近
1.軽食・喫茶(みどり)
高瀬川大橋以東池田町
1.軽食・喫茶(喫茶ワールド)
2.大判焼(相馬菓子店)
3.ベトナム料理(ren’z dining)
撮影するならここ
北アルプスの眺めが見事です.会場の西,常念山系の中央には,修験の霊峰有明山がそびえ古来からの信仰を集めています.北は,名峰鹿島槍ヶ岳~白馬岳といった3000m級の山々が見渡せます.晴れた日には,新潟県最高峰の小蓮華岳まで見渡せます.行者様が執り行う大護摩修行の信仰対象のひとつは,この有明山です.
歴史・由来
廃仏毀釈により歴史・風習・文化が残されていない中,歴史記録を参照し専門家の指導を得て,この火まつりを復元しました.
豆知識
<ヌルデ>
当日,皆さんにお配りし,修験者を通じて護摩の火にくべていただくのは,地元産のヌルデの木です.ヌルデは古来からの霊木です.聖徳太子は,物部守屋との戦争で,ヌルデの木で四天王をかたどって願掛けし勝利を収めました(日本書紀).
<野生モモ>
現地の野生モモは,古事記において,イザナギがイザナミに投げつけ退散させたモモの実と同じ実をつけます.
コネタ
火まつり実行委員会のメンバーの多くは,高瀬川を愛する会という河川愛護団体に所属しています.河川愛護団体は,ごみ拾いや外来植物駆除をして自然環境を保護し,河川敷を覆い隠す樹木を伐採して川の安全を守る集まりです.このような活動をしていると,大量の伐木が発生します.伐木のひとつに,ヌルデの木があります.私たちはいつも,遊びながら焼却してしまっています.このときのヌルデはいわば,キャンプファイヤー燃料です.でも,それではただの無駄遣いに終わってしまいます.
ところで,ヌルデは,関東関西や北陸で霊木として珍重されています.また,ヌルデの護摩木は,焚くときのパチパチ音が,宗教的な昂揚感をかもし出すとのことで,修験・密教系寺院では人気があると聞いています.一度は,高瀬川のヌルデをこれらの地域・寺院に提供することを考えました.でも,河川法上,売るわけにはいきません.需要の大きな,京都・奈良の寺院に輸出するのは,コンプライアンス上,不適切という結論に至りました.
ならば,とばかり,地元に無償の提供先はないかなと考えたら,観音様と修験で有名な覚音寺さんに思い当りました.早速,覚音寺さんを訪れ,阿闍梨様(住職)にお声掛けしたところ,ヌルデは使っていないといいます.
「実はですね,以前から高瀬の河原で護摩をやりたくてですね...松本藩のお殿様が何でもかんでも強制的に廃絶してしまったせいで,この地域,民俗・信仰が実につまらんのですよ.記録に残る有明山信仰もどこにいってしまったやら...地域のいにしえが,綺麗さっぱりなくなっているこの現実は,(いにしえを重んじる東京多摩地方に育ち,伝統の香り豊かな他地方(京都や名古屋など14ヶ所)をさまよった末に移住してきた私にとっては)とても寂しいものなのです.」と申し上げると,
「やりましょうか」
「えぇ!!!!?」
・・・というのが,火まつり復活のきっかけでした.(副委員長 吉富政宣記)
インフォメーション
| 名称 | 高瀬川火まつり |
|---|---|
| 開催場所 |
長野県北安曇郡池田町池田二丁目
高瀬川 |
| 開催日 | 2025年10月26日(日) ※毎年10月の最終日曜日 【次回開催予測:2026年10月下旬頃】 |
| 主催/情報提供者 | 高瀬川火まつり実行委員会 |
| アクセス | 【徒歩】 信濃松川駅から約25分(1.9㎞)約90kcal消費 【車】 安曇野インターから25分(16㎞) 100台程度駐車可能 ※誘導に従って駐車してください. |
| 関連サイト |
https://sites.google.com/view/takaseg... https://www.instagram.com/takasehimatsuri/ |
| 関連Youtube |
https://youtu.be/xvELjEPmtRQ https://youtu.be/fPDLn99o7mQ |
※日時・場所・出演者・参加に関する条件・料金等は、天候等により変更になる場合がありますのでご了承ください。
この祭りを作成・掲載された方は、ログインしてこのページを編集いただけます。
オマツリジャパンリーダーズにログイン