
1978年より開催し来年度で48回目。かつて製糸業が栄えた際に歌われた、中山晋平等によって作られた須坂小唄「カッタカタノタ」のリズムに合わせて市民総参加で踊る祭り。町や企業では、参加者の交流の場になり、小学校では伝統行事として市民に愛されています。
〇開催日:2025年7月19日(土)15:30~21:00
〇参加者規模:1万人以上、踊り参加者2,000人以上
〇内容
・踊り
カッタカタまつりのメインは、市民総参加の踊りです。
毎年、市内外の小学校や町、企業の連が参加し、コロナ以前は3,000人を超える参加者でしたが、2020年~2022年まで中止となり、現在は2,000人ほどの参加者となっています。歴史の伝承や地域交流の場として、より多くの参加をいただけるようイベント企画や祭りの見直しを図っています。
コンテストも開催し、踊り部門、仮装部門、山車部門を設け、祭りを盛り上げた連を表彰しています。
・竜みこし
昭和62年に、須坂市のイメージが「竜の里須坂」と命名されたことを機に、市のシンボルとして竜みこしを始めました。
八幡みこし愛好会が担ぐ「赤竜」と信州須坂青龍會が担ぐ「青竜」の2体が、踊りのクライマックスに祭り会場を練り歩く様は圧巻です。
・カッタカタマルシェ
市内事業者を中心に飲食をはじめ、スポーツチーム、美容サロンなど20店舗余りに出店していただいています。
・その他
青年会議所によるイベントや消防音楽隊によるパレード、会場付近のショッピングセンターとのコラボイベント、高校生によるダンスパフォーマンス等も行っています。参加者のアンケート結果を基に、より良い祭りとなるよう毎年改善しています。
祭りに参加するには
踊りに飛び入り参加できる連「飛び入り連」があり、当日誰でも参加することができます。
歴史・由来
第1回目は、昭和53年、「須坂まつり」という名称で開催されました。
当時は2日間の開催で、1日目の夜に「踊りの祭典」を実施し、翌日の日中に各町の育成会がみこしを繰り出す「子どもみこし」が盛大に開催されていました。
第20回記念の年(平成9年)に、現在の「須坂カッタカタまつり」の名称になりました。市民まつりとしての一層の定着を図ろうと、事前に公募した名称候補の中から選ばれました。
(カッタカタまつりの由来:かつて須坂は、製糸業で栄え、カッタカッタと糸枠の回る音が響き渡り、町は活気に満ちていました。当時つくられた「須坂小唄」は、須坂を象徴した歌で、今も「カッタカタノタ」というフレーズは、市民にも親しまれていることから選定されました。)
第27回には、新たな踊りも追加されました。
2020年から2022年の3年間は開催できませんでしたが、2023年に4年ぶりとなる第47回の祭りは大盛況となりました。
豆知識
中山晋平は、日本人に馴染み深い「シャボン玉」や「てるてる坊主」といった童謡を数多く作曲。また、東京ヤクルトスワローズの応援歌で有名な「東京音頭」も作曲しています。
そんな中山晋平によってつくられた「須坂小唄」は、1900年代初頭に、各地で生まれようとしていた新民謡の第一号として帝国ホテルで発表されました。
須坂の製糸業は大正末期に隆盛を極め、個人経営としては全国一の規模を誇る製糸場があるほどでした。
コネタ
昨年、祭り会場側にあるショッピングセンターが老朽化のため、惜しまれつつも閉店となりました。
最後のイベントとして、祭り当日にショッピングセンターの飲食店とコラボし、建物内の長いアーケードを利用した1日限りの流しつけ麺を開催しました。
地域との繋がりを第一に、踊り以外のイベントにも力を注いでいます。
インフォメーション
名称 | 須坂カッタカタまつり |
---|---|
開催場所 |
長野県須坂市末広町周辺
須坂市中心市街地 |
開催日 | 2025年7月19日(土) ※例年7月21日~25日付近で行います。 |
主催/情報提供者 | 須坂カッタカタまつり実行委員会 |
アクセス | お車で:上信越自動車道「須坂長野東インターチェンジ」より約10分 列車で:JR「長野駅」から長野電鉄「須坂駅」~徒歩1分 |
関連サイト |
https://www.city.suzaka.nagano.jp/sos... |
関連Youtube |
https://youtu.be/zBrDTWjX0ZY |
※日時・場所・出演者・参加に関する条件・料金等は、天候等により変更になる場合がありますのでご了承ください。
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