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コロナが収まったら行きたい阿波おどり大会5選!

2020/4/8
2020/4/17
コロナが収まったら行きたい阿波おどり大会5選!

COVID-19の蔓延により、イベント・お祭り業界は大きな影響を受けていますね。

阿波踊り大好き!踊る阿呆の筆者ですが、チームで集まって練習もできず、夏の本番の開催も心配な日々。

祭りが恋しい!踊りたい!そんな思いで、全国の「コロナウィルスが治まったら行きたい阿波おどり大会」を選んでみました。

1.徳島阿波おどり(徳島県徳島市 毎年8月12日~8月15日)

まずは、言わずと知れた本場徳島。4日間で踊り手は10万人、観客は130万人がおとずれるという、国内最大の夏祭りです。「演舞場」と呼ばれる桟敷席での観覧が有名ですが、ぜひ感じていただきたいのは、街中で自然発生的に始まる輪踊り。衣装を着た演者だけではなく、お囃子が聞こえれば地元民も観光客も踊り始める、最高にグルーヴィなお祭りなのです。

徳島では、夏の本番だけでなく毎年4月半ばに「はなはるフェスタ」と呼ばれるイベントが行われますが、今年は既に中止が決定。重要な観光資源でありながら累積する赤字も知られ、さらに昨年は台風により後半2日は中止という苦難が重なりました。今年こそ無事4日間開催して、熱い想いをぶつけてほしいと思うのです。

2.津田の盆踊り(徳島県津田市 毎年8月12日~15日)

阿波踊りのルーツとも言われる祭り。港町津田で生まれた踊りは、遭難者に捧げる精霊踊りです。昔ながらの衣装を着た踊り手の、「お父もんてこーい(もどってこーい)」「○○さん、早うもんてこーい」という掛け声で始まります。

このお祭りをピックアップした理由は、小説「大名絵師写楽(著:野口卓)」に登場するから。徳島出身とも言われる東洲斎写楽。この小説では、津田の盆踊りで「踊り狂う男」の様子が、流れる汗や筋肉の動きまで生き生きと描かれています。外へもなかなか出られない今、お祭りに関連する本を読んで思いを膨らますのもお勧めです。

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3.高円寺阿波おどり(東京都杉並区高円寺 2020年は8月22~23日)

出典 wikipedia

徳島に次ぐ、関東の阿波踊りの中心地高円寺。既に63年の歴史があり、阿波踊りが全国に広がる原動力となったお祭りです。

しかし、高円寺阿波おどり2日間の集客は100万人。しかも演舞場が狭い。ということはとんでもない密集空間。開催にはウィルスの完全終息が絶対条件になります。

踊り手の一人として本当に厳しい現状ですが、今は我慢の時。何とかコロナを終息させ安全な東京を取り戻し、2021年オリンピック・パラリンピックに繋げたいものです。

4.みちのく阿波踊り(山形県山形市 9月第1土曜日、福島県郡山市 9月第3土曜日)

© 2020 Photozou Co.,Ltd.

阿波踊りの勢いは東北にも。山形市と郡山市の2か所で開催されます。

南国発の阿波おどりですが、ねぶたや花笠などパレード系の多い東北には意外とマッチ。リズム感抜群の東北美人の舞いが見られます。

地元山形と福島ほか、岩手、宮城など東北各地、さらに関東からも多くの連が参加。2011年東日本大震災を乗り越えた、東北の底力を感じさせるお祭りです。

5.サイパン 米国独立記念日パレード(米国領サイパン島 7月初頭)

出典 flickr.com

阿波踊りは海外でも人気。徳島や高円寺の連が公演のために渡航するほか、徳島出身者を中心とした在外チームもあります。

サイパンには高円寺の阿波踊り団体「東京天水連」の支部があります。地元の子どもたちの育成のため、経済的に決して恵まれなかった地域で、「子供たちが打ち込めることを」と始められました。

7月の独立記念日に合わせて行われるこのお祭りは、高円寺の合同チームが現地に赴き、サイパン支部のメンバーとパレードや演舞を行います。

サイパンの子どもたちは本当に踊りがうまい。海を越え、本気で阿波おどりを踊っている子どもたちがいるのは心を震わせます。彼らを見ていると、祭りの意義を改めて感じさせられます。

ウィルスにより海外渡航が難しい今、ぜひ実現したい祭りです。

 

阿波踊りの関係者は他の祭りと同様、一年中準備練習を重ねます。幅広い年代が集うので、コミュニティの形成のためにも非常に大きな意味を持っています。

しかし、踊り手も観客も密集するため、感染拡大を防ぐためには避けなければいけない条件が多く揃うという側面もあります。

今は練習もできず我慢の時期ですが、終息後の祭りはその分弾けるはず!みんなでもみくちゃになって踊りましょう。ヤットサー!

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