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徳島 / 高円寺!どう見る?どっちで見る?阿波おどり2大中心地 徹底比較!

2019/7/22
2019/7/30
徳島 / 高円寺!どう見る?どっちで見る?阿波おどり2大中心地 徹底比較!

日本最大の夏祭りの一つ、阿波おどり。

その本場はもちろん徳島。しかし、その人気は県内にとどまらず、北海道から九州まで全国に広がっています。

阿波踊りフリーペーパー「あわだま」を配布する全国の阿波踊り大会 ©Sarugakusha, Inc.

中でも大きいのは、東京高円寺。

その高円寺の踊り手の一人である私が、それぞれの特徴を徹底比較!「徳島?高円寺?どっちで見る?」の疑問をズバッと解決します!

1.会期とアクセス

【徳島阿波おどり】

徳島市阿波おどりは8月12日から15日までの4日間。まさにお盆の時期です。

場所はJR徳島駅周辺。アクセスは、電車のほか、飛行機利用の場合は「徳島阿波おどり空港」から路線バス。中部・関西・中国・四国・九州からは高速バスも出ています。車利用者は周辺に駐車場があります(台数に限りあり)。

阿波おどり© Tokushima City

【高円寺阿波おどり】

対して高円寺阿波踊りは8月の最終週末土日の二日間。踊り手たちは、お盆は徳島で踊り、夏の終わりは高円寺で迎える、という人も多くいます。

会場はJR中央総武線高円寺駅(土日は中央線は止まりません)。駐車場はまず見つからないので、公共交通機関を利用してください。

http://www.kouenji.or.jp/

2.歴史

【徳島阿波おどり】

「阿波の殿様 蜂須賀様が 今に残せし 阿波おどり」の唄にもあるように、江戸時代には既に踊られていた記録があります。もともと死者を敬う盆踊りであったものが、昭和初期に「阿波おどり」の名で定着。戦時中いったん中断されたものの、終戦直後にはすぐに復活したという、徳島県民・市民にとって魂の踊りなのです。

【高円寺阿波おどり】

高円寺阿波踊りが始まったのは1957年。活性化を目指す地元商店街青年たちが、徳島には「道具も少なく、狭い通りでもできる踊りがある」と聞いて始めたもの。見たこともない阿波おどりをできる限り再現したものの、恥ずかしくて顔を真っ白に塗り「高円寺ばか踊り」と呼んでいました。しかし、次第に本物を追求する気質が生まれ、徳島出身者や徳島の連に師事。今年第63回を迎える、新しくも歴史あるお祭りです。

1958年の第2回高円寺ばか踊り
(出典:日経電子版

3.参加者と観客動員数

【徳島阿波おどり】

参加連は約1,000で、踊り手・鳴り物などの出演者は10万人。観客は120万人を超えると言われます。

【高円寺阿波おどり】

参加連は約170組、出演者にすると1万人。観客は100万人にのぼると言われます。

4.開催時間

【徳島阿波おどり】

本番は18:00にスタートし、公式には22:30まで続きます。その後も、踊り足りない阿呆たちが夜通し見られます。

昼間はあわぎんホールにて舞台演舞が1日3公演行われるほか、空港やそごう前、NHK徳島前など様々な場所で公式演舞。そして街中で突然始まるゲリラ阿波おどりなど一日中熱気に包まれます。

【高円寺阿波おどり】

本番は17:00にスタートし、20:00で終了。

昼間も座高円寺やセシオン杉並のホールにてそれぞれ2回ずつ舞台公演が行われます。そのほか、商店街に突然現れる「昼運行」に出会えるとラッキー。至近距離で楽しむことができます。

5.どう見る?踊れる?演舞場ガイド

【徳島阿波おどり】

徳島阿波おどりの会場は広く、街中数か所に分かれています。

 

メイン会場となる有料・無料演舞場に加え、川岸や公演、さらに街角も、市内すべてがフェス会場となっているイメージ。

有料桟敷席が比較的低額なのが魅力。7月1日から一般前売り開始。

2時間ごとの交代制。桟敷とストリート、両方を味わうのがオススメ。

昨年物議を醸した「総踊り」ですが、2019年は4カ所設置される有料演舞場を日替わりで実施する方針で進んでいます!よかった。

徳島阿波おどりの魅力は、そのライブ感。にわか連ほか、飛び入り参加できる場所や時間も多く準備されています。出演しないけれど、別の地域で踊っている経験者も多く訪れる聖地。「見る阿呆」だけでは我慢できなくなったら、心の赴くままに踊りの輪に加わってみましょう。

【高円寺阿波おどり】

高円寺阿波おどりは運行ルートがはっきりしています。

毎年初夏にはこのような運行表が発行される。130mから250mほどの8つの通りを演舞場とする。大体1日に回れるのは全演舞場のうち半分くらい。なので、見たい連がある場合は、必ずその連が通る場所で観覧することをお勧めします。

大通りでも一番のビューポイントには桟敷席が設置。これは協賛金への返礼として配られるものですが、一般人の協賛ももちろん可能。詳しくはこちら

高円寺阿波おどりは、徳島と比べるとやや整然とした印象。20:00きっかりに終了。飛び入り参加もできず、街角でのゲリラ阿波踊りはありません。これは交通規制の都合や周辺への配慮によるもの。クライマックスをしっかり見てから街に繰り出したり、子ども連れや遠方からの観客は交通手段が十分にある時間に岐路につけるのがメリットともいえます。

6.伝統の徳島と、発信力の高円寺。それぞれの役割

【徳島阿波おどり】

徳島県では、徳島市とほぼ同時期に鳴門市、吉野川市など周辺市町村でも阿波おどり大会が繰り広げられます。これらは四国観光を牽引する重要な役割があります。

祭り好きの観点から言えば、高円寺はじめ徳島以外の場所で阿波おどりを踊る私たちにとって、徳島は「あこがれの地」。ヨガをする人がインドに行きたいと夢見るようなものです。

全国各地で阿波踊りが楽しまれる中でも、やはり400年の歴史にかなうものはありません。伝統と革新をつづけ、全国の踊り好きの目指す姿がそこにあるのです。

【高円寺阿波おどり】

かわって、東京高円寺が強いのは発信力。前述のヨガの例でいえば、ニューヨークやLAで新しいヨガが生まれ、世界に広がるようなもの。アクセスが良く、全国・世界中の人が簡単に集まるので、世界に阿波おどりというものを伝えるのに最高の場所なのです。

身一つでできる阿波踊りは都会にもぴったり。今では東京、埼玉、千葉、神奈川などに広がっています。ここで阿波踊りを経験した人が、「本場に行きたい」と思うこと。日本文化に触れること。それが高円寺ができる、最大の恩返しなのです。

いかがでしたか?

徳島と東京高円寺。それぞれの良さと思いが伝わりましたでしょうか。

幸いにも時期をずらして開催される2つの地域での阿波おどり。より近く生きやすいところに行くもよし、好みで選ぶもよし。でも、迷ったら・・・

もちろん、両方行きましょう!どちらも踊る阿呆・見る阿呆の心を満足させてくれますよ!

<阿波おどりとは?踊り方・楽しみ方は?阿波踊りを現役の連メンバーが完全解説!>の記事はコチラ

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