関東から一番近い世界遺産・富岡製糸場。
明治時代の日本の発展を支えた場所であり、働き手であった工女たちの生活によって発展して行った街並みは、現在でもその姿を保っています。
一方、市内には富岡製糸場という光の裏で、歴史の影に飲み込まれて行った妙義山が存在し、その文化を体験できるツアーも企画されています。
工女、山伏、そして文明開花。
群馬県富岡市で、明治維新の足音を感じられる、おすすめスポット3選をご紹介していきます!
富岡製糸場を学び尽くす、国宝・西置繭所
富岡製糸場内にある、国宝「西置繭所」。
明治5年築の木骨煉瓦造、2階建て、桟瓦葺きの建物で、長さが約104mあり、主に繭を保管する倉庫として使われてきました。
2020年に整備が完了し、資料展示室(ギャラリー)と多目的ホールを設けられています。
1階では、ハウスインハウス手法により多目的ホールとギャラリーが整備されました。中に居ながらガラス越しに国宝建物を体感できます。
歴史を伝えるギャラリーでは富岡製糸場で保存されてきた歴史的資料の実物を、常設で展示しています。富岡製糸場の創設、富岡製糸場で働き暮らした女性たちの生活、そして生糸づくりの作業(製糸工程)について、学ぶことができますよ。
2階の展示エリアでは、貯繭倉庫として長年使われてきた空間を体験可能。
ぜひ、西置繭所の見どころを案内する音声ガイドを聞きながらご見学してみてくださいね。
明治時代以前の山伏の暮らしを体験 妙義山の暮らしツアー
古くから信仰の山として慕われた妙義山。
多くの山伏が修行のために山に入り、自分と向き合う時間を過ごしました。
現在、妙義山では、明治時代に入り失われてしまった妙義山の暮らしを体験できる、ツアーを開催しています。
この山でどんな文化が育まれたのか、専属ガイドに教えてもらいながら山伏と同じように妙義山を登りませんか?
明治時代の古民家を改装 文明開花の雰囲気が感じられる カフェドローム
明治8年建築の古民家を改装したカフェ。
富岡のシルクタンパク液を使用したシルクシフォンケーキや自家製味噌を使用した味噌シフォンケーキがオススメ!
本格エスプレッソマシンによる挽きたて淹れたてのコーヒーも絶品ですよ。
おわりに
明治維新の頃の日本が今も残り、体感できる、富岡市。
このほかにも様々なスポットがありますので、訪れた際にはぜひ、明治の雰囲気を堪能してみてくださいね!