秋田県北西部の男鹿半島。昔ながらの里山風景や西海岸沿いなどの美しい自然風景が多く、写真映えする絶景を楽しめるのがこの地の自慢です。
男鹿半島と秋田市を結ぶ鉄道路線がJR男鹿線。地元民にとっては大切な生活の足ですが、実は独自の特徴にあふれる男鹿の見どころの一つでもあります。
この記事では全国から鉄道ファンが訪れる男鹿線ならではの魅力と、合わせて楽しみたいご当地グルメを紹介します!
国内でも珍しい「蓄電池」で走る電車
男鹿線は全国的にも珍しい「交流用一般形蓄電池駆動電車(EV-E801系電車)」を採用しています。電化区間である秋田~追分の間は架線からの電気で走り、非電化区間の追分~男鹿の間は搭載された蓄電池で走ります。
大自然と調和する撮影スポットの数々
水面を渡り、山間部を縫って進む男鹿線。季節によって表情を変える風景と、鮮やかに色塗られた車両のコントラストは抜群の撮れ高です。男鹿駅や八郎川橋梁からは奥に寒風山を臨め、ここでしか撮れない写真の数々を楽しむことができます。
男鹿線の歴史を物語る「船入踏切」
JR男鹿駅から徒歩3分の場所に位置する道の駅おが(通称:オガーレ)。この施設には、道の駅にも関わらず踏切跡が存在します。かつて男鹿駅の先まで続き、いまは廃線となった貨物専用線の名残なのです。
男鹿のご当地グルメが集結する「道の駅おが」を満喫しよう!
船入踏切がある「道の駅おが(通称:オガーレ)」内にある「東洋一の海岸線にある男鹿のレストラン」には、男鹿ならではのご当地グルメが一堂に会します。男鹿半島で獲れたばかりの魚介を厳選した海鮮丼、男鹿の新名物しょっつる焼きそば、本格的な石焼料理まで、バリエーション豊かなメニューをお楽しみください。
日本海の荒波に揉まれた真鯛や紅ズワイガニと、栄養たっぷりの海藻「ギバサ」を合わせた3色丼。
男鹿産天然真鯛と紅ズワイガニとギバサの3色丼 2,180円(税込)
漁師料理をルーツに持つ男鹿名物の「石焼料理」はホテルや旅館の定番ですが、ここでは気軽に楽しむことができます。
男鹿産天然海の幸を使った石焼鍋定食 2,580円(税込)
男鹿産天然海の幸を使った石焼鍋定食 2,580円(税込)
魚醤「しょっつる」を使った新名物の「しょっつる焼きそば」も用意されています。
男鹿名物!しょっつる焼きそば 980円(税込)
※価格は記事公開時のものになります。
他にはジェラートとソフトクリームの「ガオジェラ」や、ご当地サイダーの「なまはげサイダー」なども。海風を感じながら味わってみてはいかがでしょうか?
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食後は「道の駅おが」周辺をのんびり散策するのもオススメ。目の前に広がる海沿いの道を歩けば、寒風山を正面に釣りを楽しむ人々の姿が。まだ観光客に知られていない、地元民イチオシのスポットです。
他にも季節によって様々な表情を見せる男鹿。150体のなまはげが勢ぞろいする「なまはげ館」に、ゆったりとした時間を過ごすことができる「男鹿温泉郷」も人気。春から秋にかけてはサイクリングで美しい自然風景を眺めたり、日本海の風を感じることもできます。
ぜひ男鹿線と合わせてこの地の魅力を満喫してくださいね。