秋田県の北西部に位置し、日本海に面する男鹿半島。
面積の2/3が国定公園に指定される豊かな自然に覆われ、春から秋にかけて一面緑の芝生が映える寒風山や、奇岩「ゴジラ岩」などの景勝がこの地の自慢です。
温泉や水族館などの観光施設も点在。食の面では冬に旬を迎える地魚「ハタハタ」をはじめ、四季を通じて豊富な海産物を味わえる豊穣の海を目下に臨みます。
さらには、男鹿の文化を象徴する「ナマハゲ」に、郷土愛にあふれる人々。数えきれない魅力がここに詰まっています。
ナマハゲ行事は毎年、大晦日の晩に男鹿半島のほぼ全域で行われます。年に一度各家庭を巡り、悪事に訓戒を与え、厄災を祓い、豊作・豊漁・吉事をもたらす来訪神として「怠け者はいねが。泣く子はいねが」と練り歩く、古くから伝統を受け継ぐ民俗行事です。
昭和53年に「男鹿のナマハゲ」の名称で国重要無形民俗文化財に指定、また2018年にユネスコ無形文化遺産「来訪神:仮面・仮装の神々」のひとつとして登録されています。
豊かな自然に覆われた男鹿半島を象徴する文化の一つに、大晦日の民俗行事「男鹿のナマハゲ」があります。
集落ごとに現れ怠けものを戒めるその姿は「来訪神:仮面・仮装の神々」の構成要素として、ユネスコ無形文化遺産に認定されています。
世界に「ナマハゲ」の文化的価値が認められる一方、平仮名で表記された観光誘致の役割を担う「なまはげ」は、地域外の人々でも祭りや観光施設などで触れ合うことができます。
150を超えるナマハゲの面が勢ぞろいする「なまはげ館」、隣接する男鹿真山伝承館では大晦日の「なまはげ行事」の再現を体験できます。
毎年2月に行われる「なまはげ柴灯まつり」をはじめとする祭りや、男鹿温泉交流会館 五風にて定期公演されている郷土芸能「なまはげ太鼓」など、一年を通じてなまはげに触れることができるのは、男鹿ならではの魅力です。
豊かな海に囲まれ、深い緑の山々に覆われた男鹿半島。
冬は厳しい寒さに襲われるこの地にて、人々は自然の恵みを活かしながら様々な産業を発達させ、現在に至るまで生活を続けてきたのです。
その自然と文化を象徴しているのが、男鹿の人々に古くから愛されている伝統文化・男鹿のナマハゲ。
毎年大晦日には豊作・豊漁への感謝と祈りを込め、男鹿で採れたお米から作られたお酒やお餅、ハタハタなどが奉納されます。
秋田市内と男鹿市の中心地を結ぶJR男鹿線。生活の足としてはもちろん、全国から鉄道好きが足を運ぶ、個性あふれる路線です。
蓄電池で走る最新車両は、なまはげをモチーフにした車両デザイン。車窓から流れる牧歌的な風景に、駅や廃線跡などの魅力も満載です。
鉄道ファンならずとも惹き寄せられる、唯一無二のローカル線をお楽しみください。
平坦路あり、坂道あり、海あり、山あり、絶景あり。男鹿半島には自転車ならではのスポットがたくさんあります。
ゆっくりした速度で風景を楽しめるコト、気になる場所ですぐに立ち止まれるコト、駐車場スペースを必要としないコトなど、自転車乗りのための絶景スポットがぞくぞく!
初心者の方から上級者の方まで、体力に合わせた楽しみ方ができるのも魅力です。
三方を日本海に囲まれた男鹿半島。豊かな自然が育む海の幸・山の幸はどれも絶品です。
冬に旬を迎える地魚「ハタハタ」に、鯛やタラ・カニといった季節の魚介類はもちろん、男鹿梨や若美メロンなどの農産物も自慢の逸品。
2021年には男鹿半島ブランド牛の「和牛なまはげ」、クラフトサケ醸造所の「稲とアガベ」が誕生するなど、新たな試みからも目が離せません。