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「悪態まつり」1年の締めくくりに言いたい放題|観光経済新聞

「悪態まつり」1年の締めくくりに言いたい放題|観光経済新聞

2019年からスタートした、観光経済新聞のオマツリジャパンコラム記事連載!2021年も「お祭り」をフックに、旅に出たくなる記事の連載をして参ります!奇祭好き、ケンカ祭り好き、お神輿好き…等、様々なライターさんに記事を執筆いただく予定ですので、ぜひご覧ください♪(オマツリジャパン編集部)

1年の締めくくりに言いたい放題

今回は毎年12月中旬に行われ、日本三大奇祭の一つともいわれる茨城県の奇祭、悪態まつりを紹介する。

このお祭りでは、氏子が扮する13人のてんぐが山裾から頂上の愛宕神社へと、道中13カ所あるてんぐのほこらにお供え物をしながら向かう。この間、てんぐたちは一切無言に徹する。その際、来場者はてんぐたちに向かって悪態の限りを尽くす。定番は「さっさと歩けよ、バカヤロー!」などだろうか。語尾に必ず「バカヤロー!」をつけるのが一つの型となっている。

悪態は必ずしもてんぐたちを非難する内容でなくても、「好きな人の前だと空回りしちゃう、私のバカヤロー!」などと、恋に臆病で切ない自分の心情を吐露しても大丈夫。もちろん、個人的な名称や名前を出して悪口を言うと、ただの誹謗(ひほう)中傷になるので、くれぐれもご注意を。

悪態まつりの由来については、怨霊や疫病を退治する「悪退」から来ている説、領主が住民の日頃の不平や不満を悪態の中から探ろうとした説などさまざまなものがある。

また、各所に点在するてんぐのほこらでは、見物客によるお供え物の争奪戦も繰り広げられ、これも祭りのもう一つの見所となっている。お供え物を持ち帰ると、無病息災、家内安全、五穀豊穣のご利益があるとされていることから、参拝者はわれ先にと争い、参拝者同士の悪態が神聖静寂な境内にこだまする。

ただし、フライングはNG。神官が拝み終わる前に供え物を奪い取ろうとするなどの行為はルール違反だ。この場合、掟破り行為とみなされ、てんぐから青竹で阻止され、ケガをする場合があるので注意しよう。

てんぐたちが無事にゴールである愛宕神社に着いたら、最後は盛大な餅まきが行われる。これもまた争奪戦だ。そして最後は全員で「バカヤロー!」を3回連呼してフィナーレ。祭りは例年であれば、12月中旬の日曜日に行われる。気になる方はぜひ参加してみては。

 

観光経済新聞のWEB版記事はこちら

祭り開催情報

名称 悪態まつり
開催場所 茨城県笠間市泉101
愛宕神社境内
開催日 2021年12月19日(日)
例年:12月第3日曜日
主催者 愛宕神社
アクセス 【電車】
JR岩間駅下車西口 ⇒ 徒歩約60分

【車】
常磐自動車道 岩間ICより約15分
関連サイト http://www.kasama-kankou.jp/upsys_pro...
http://www.kasama-kankou.jp/
この記事を書いた人
オマツリジャパン オフィシャルライター
奇祭ハンター、奇酒ナビゲーター。「毎月奇祭」を目標に奇祭旅を行い、レポートやお祭り情報、お酒の情報を挙げています。

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