関西を中心に有名な、商売繁盛、五穀豊穣、家内安全を願う「十日戎(とおかえびす)」。関東では「廿日戎(はつかえびす)」として開催される所がありますが、ぜひお参りしたい!と考えている方も多いのでは?今回の記事では、浅草駅近くの「浅草神社」での廿日戎の様子を速報レポートいたします。
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関西の「十日戎」、関東では20日がご縁日!
関西で、1月10日を中心に家内安全や商売繁盛などを願って行われる「十日戎」。東京都内にある浅草神社では19日、20日に「浅草廿日戎(二十日戎)」というお祭りがあるとのことで、あれっ?と感じた方もいるのでは?
実は関東では、えびす様については1月20日がご縁日とされているため、十日戎ではなく「廿日戎(二十日戎)」として開催されているんだそうです!
「浅草神社」はどんな神社?実はあの「浅草寺」のすぐ近く!
「浅草神社」と聞いて、すぐにわかる人は少ないかもしれませんがご安心を。「浅草神社」は、浅草寺に隣接する形で建っています。廿日戎にお参りした後は、すぐに浅草観光も楽しめる、嬉しいスポットなんです。
なぜお寺と神社がこんなに近くにあるのかというと、浅草寺で祀られている聖観世音菩薩という菩薩を発見したのが3柱の郷土神であるとされていて、その郷土神3柱が浅草神社に祀られているのです。浅草寺と浅草神社はとても深い関係にあるのですね。
「浅草廿日戎」に露店は出てる?
新型コロナウイルスの感染者増加にともなって、露店が出ているか気になる方もいらっしゃると思います。筆者が2022年1月19日に訪れた際は、もんじゃコロッケのお店と、サントリーのお酒が飲める屋台の2つが出店していました。
境内での飲食スペースは用意されていなかったので、買ったものは境内で立っていただくか、そのまま食べ歩きしながら浅草の街を見て回る形になりそうです。
また、飲食店のキッチンカーの前では、日光からきたお猿のショーもあり、大勢の人が盛り上がっていました。
浅草廿日戎で、「福笹」は買える?
2022年の浅草廿日戎では、福笹と福笹につける小判やひょうたんや小づちなどの「吉兆」という縁起物の販売がありました。特に「笹」は、冬の間も緑色を保ち生命力が強い事から、古くから神事によく使われる植物。授けて頂く笹は、えびす様の釣り竿を表すともいわれ、真っ直ぐ伸びる竹の姿は、商売が発展していく姿を象徴しているともいわれています。商売繁盛・家内安全を願って、ぜひ手に入れたいアイテムなんですよ!
(参考:浅草神社・廿日戎HP https://www.asakusajinja.jp/info/2445/ )
浅草廿日戎限定の御朱印もアリ!
浅草廿日戎では、1月19日(水)の宵戎、20日(木)の本戎の各日に、「浅草廿日戎特別御朱印」として、限定の御朱印をいただくことができます。いつもの御朱印とは違って、えびす様のお姿がゴールドでスタンプされた、とてもかわいくて縁起の良さそうなデザイン。右上の「浅草廿日戎」の印も素敵です。
各日午前9時〜午後4時の時間でゲットすることができ、初穂料は1体500円。境内に特設された「朱印所」にて受付を行ってください。
筆者が訪れた2022年1月19日13時ごろには、大きな混雑は見られませんでした。
商売繁盛・家内安全を願って、廿日戎へ行こう!
こちらの記事では、東京都台東区「浅草神社」の廿日戎速報レポートをお届けしました。規模はあまり大きくないながら、飲食店の出店や日光のお猿さんのショーもあり、楽しいお祭りの様子でした。みなさんも浅草観光がてら、ぜひ出かけてみてはいかがでしょうか?