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1970年の大阪万国博覧会の会場跡地を整備した万博記念公園
日本は第二次世界大戦後の1960年代から高度経済成長を果たしました。1964年には東京オリンピック、1970年には大阪万国博覧会を開催し、戦後の復興を世界にアピールすることができました。大阪万国博覧会の会場となった吹田市の千里丘陵は、万博記念公園として整備され、四季折々の姿を見せています。例年11月上旬から12月上旬にかけて「万博記念公園紅葉まつり」が開催されており、2020年は11月7日~12月6日の期間で行われています。
「万博記念公園紅葉まつり」の期間中の中でも最も見頃となる11月下旬の土日祝日には、日本庭園ライトアップや、津軽三味線や和太鼓などの伝統芸能ナイトステージのイベントが企画されています。
万博記念公園に公共交通機関を利用して訪れる場合は、大阪モノレールの万博記念公園駅が最寄り駅となります。
大阪モノレールの万博記念公園駅から歩道橋を渡れば中央口です。
公園の南西部を彩る紅葉
万博記念公園は約264ヘクタールの広大な敷地に多種多様の設備が整備されています。その中で紅葉が楽しめるのは、公園の南西部です。中央口からであれば太陽の塔に向かって左に進みます。
太陽の塔の西側の園路を進むと、「茶つみの里」、「けやきの丘」の周辺から秋の彩りが現れます。
「けやきの丘」の北には「森の足湯」が設けられていますが、2020年は閉鎖となっています。
紅葉の色彩が水面に映りこむ「もみの池」
「森の足湯」の北には、「もみの池」が穏やかな水面を湛えています。池の周囲を紅葉が取り囲み、水面にも秋の彩りを映りこませています。
「もみの池」の周辺からは園路に向かって紅葉が近づいてきます。
園路沿いに建つ「自然観察学習館」は、すっぽりと紅葉で覆われます。
「ソラード」を空中散歩しながら見下ろす「万葉の里」
「自然観察学習館」の北に接する「万葉の里」は、紅葉で埋め尽くされ燃え盛る炎の中に入ったかのようです。
「万葉の里」の上空には、空中散歩ができる遊歩道の「ソラード」が設けられ、様々な角度から紅葉を楽しむことができます。
夜間にライトアップされる「日本庭園」の紅葉
「万葉の里」からは進行方向を東に変え、「日本庭園」に向かいます。「日本庭園」の随所には秋の彩りが溢れ、11月下旬の土日祝日には夜間のライトアップが行われます。
1970年に開催された大阪万国博覧会の会場跡地は、万博記念公園として整備されています。園内では四季折々の姿が見ることができ、園内の南西部は例年11月上旬から12月上旬にかけて、紅葉で包まれます。特に「万葉の里」は紅葉で埋め尽くされ、上空の「ソラード」からは、様々な角度で紅葉を鑑賞することができます。