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筒井時正玩具花火製造所が関わる「びわプロジェクト」(福岡県みやま市)初収穫の様子をレポートしました

2021/6/8
2021/6/8
筒井時正玩具花火製造所が関わる「びわプロジェクト」(福岡県みやま市)初収穫の様子をレポートしました

びわプロジェクトとは

数十年もの間、無農薬で大切に育てられた約1,500坪のびわ畑を未来にのこすために有志で結成されたプロジェクトです。

福岡県みやま市の地域ブランドを作り、地域貢献をするために2020年6月からスタートした「びわプロジェクト」は、同市で国内唯一の手作り線香花火はじめ、玩具花火を製造販売している「筒井時正玩具花火製造所」筒井さんはじめ、造園屋さん、農家さん、市役所の職員さんなどが協力し約20名でスタートしました。

毎月1回、楽しみながら作業しているプロジェクトチームも現在では、総勢約50名の規模になりました。

無農薬栽培へのこだわり

年間平均気温が16.1℃の恵まれた気候のみやま市は、野菜や果物の生産(1次産業)が盛んな地域です。

当初から無農薬栽培を守っているびわ畑で採れるびわは、一度も農薬や除草剤を使用しておらず、手作業での草刈りと、みやまバイオマス(※1)から作られる液肥を使用しています。

※1みやま市は平成26年11月10日、国の関係7府省(内閣府、総務府、文部科学省、農林水産省、経済産業省、国土交通省、環境省)が共同で推進している「みやま市バイオマス産業都市」に選定されました。

これまで廃棄物として処理されてきた食品廃棄物、し尿、浄化槽汚泥など地域に眠るバイオマスを資源として発電や肥料などに活用し、雇用の創出、産業の振興を目指す自治体を関係7府省が共同で選定し、事業化を支援する取り組みです。

出所:みやま市バイオマス産業都市構想

輸出計画

今年より収穫したびわを海外に輸出する計画がありましたが、新型コロナウイルスの感染拡大の余波で輸出先のマレーシアが完全ロックダウンのため、現在のところ輸出の目途が立っていない状況だそうです。

みやま市と有志が協力をして作り上げた無農薬栽培のびわを、1次産業者(生産者)+2次産業(加工)+3次産業(流通と販売)=6次産業化することにより、地域資源と産業の有効利用により地域貢献につながるという新しい試みです。

今年は、みやま市の地域ブランドとして「道の駅みやま」などで出品をします。

収穫の様子

太陽の光をいっぱいに浴び手塩にかけた「びわ」たちが広大なびわ畑にたくさん実りました。

今日はびわの初収穫の日です。

早朝から笑い声が絶えないメンバーさんが続々と集まってきました。

美味しいびわの見分け方や選定の仕方などをレクチャーしました。

びわは追熟しない果物なので、一番おいしい時に収穫するのだそうです。

「手ぬぐいがびわ畑の通行手形です」と配られたのは、筒井時正玩具花火製造所の線香花火をモチーフにした素敵な手ぬぐいです。

メンバーさん手作り、この畑で採れた「びわの葉っぱ」で作られた虫よけスプレー

びわ畑には大量の蚊がおりましたが、このスプレーを腕や足に降ってもらったお陰で、かなりの効果がありました。

摘果して袋掛けをして大きく実ったびわ

草刈りのお手伝いをする「やぎさん」一面のサラダバーにご満悦だったのですが・・・

目の前にある美味しそうな無農薬のびわの実をひとくち口にしたところ、美味しかったようで、それからは「びわ」ばかりご賞味されておりました(笑)

メンバーの手作りのシフォンケーキの差し入れを頂きながら休憩をしました。

ケーキの中にイチゴの生クリームが入っており、プロ並みの美味しさでした。

NHK福岡放送が取材に来られておりました。

2021年6月9日(水)18:10~NHK福岡放送「ロクいち!福岡」で放送予定です。

さわやかな笑顔の青年は、花火でおなじみの秋田県よりみやま市に移住し、4月より筒井時正玩具花火製造所で働いていらっしゃるそうです。

収穫したびわ

筒井時正玩具花火製造所で収穫したびわの選別作業をしました。

イチゴを入れるときに使うクッション材が入ったパックを利用し、ひとつひとつ丁寧に選別したびわを入れていきます。

びわプロジェクトのチラシを入れて出荷します。

今の世の中だからこそ大切なもの

人のつながりで地域に貢献するためスタートした「びわプロジェクト」の活動は、「人と人の繋がりが大切」

今までの活動を少しご紹介します。

まとめ

地域に特化した取り組みで、地域貢献に取り組むびわプロジェクトのメンバーの方は、底抜けに明るく楽しい方々です。

今もなお、有志の方々が朝早くよりびわ畑で収穫したびわを選別し、道の駅みやまに出荷しておられます。

びわの実だけでなく、びわの葉っぱを利用した商品の開発も計画されているそうです。

 

花火つながりで、このプロジェクトのことを知り今回取材させて頂いたこと、そして素敵な人たちとのつながりが出来たことに感謝です。

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