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平成最後の秩父夜祭。師走の秩父に「ホーリャイ」がこだました。

2018/12/4
2020/8/28
平成最後の秩父夜祭。師走の秩父に「ホーリャイ」がこだました。

秩父夜祭は平成28年にユネスコ無形文化遺産に登録

秩父市の師走名物、秩父神社の例大祭「秩父夜祭」は、京都祇園祭、飛騨高山祭と共に日本三大曳山祭の1つ。江戸時代の寛文年間(1661~72)には祭りが存在していたという記録があり、300年余りの歴史を誇ります。

ユネスコ無形文化遺産に登録されている「秩父祭の屋台行事と神楽」は、笠鉾2基と屋台4基の山車の曳き廻し、屋台囃子、屋台芝居、曳き踊り、神楽などです。

江戸時代には祭りとともに秩父絹の市が立ち、秩父の経済を大いに潤したといわれ、お蚕(かいこ)祭りとも呼ばれます。その他にも「夜祭(よまつり)」「妙見(みょうけん)さま」などとも呼ばれ、たくさんの人々から親しまれてます。

埼玉新聞 林家たい平さん「ホーリャイ」、上町屋台で囃し手に 2日から秩父夜祭、一生に一度の晴れ舞台「感無量」

林家たい平さんが愛する故郷で囃し手という大役を務められました。

大勢の見物客からあたたかい声援を頂く、あたたかさが伝わるお祭になりました。

京都の祇園祭や飛騨の高山祭(岐阜県)と並んで日本三大曳山(ひきやま)祭に数えられる秩父神社例大祭「秩父夜祭」が2日から秩父市内で始まった。夜祭の花形といえる存在が屋台や笠鉾(かさぼこ)の上から声を張り上げ、曳(ひ)き子たちを鼓舞する囃(はや)し手。今年は上町屋台で、同市出身で落語家の林家たい平さん(53)が囃し手を務め、故郷に錦を飾った。

たい平さんは武蔵野美術大学造形学部卒業後、林家こん平さんに入門。1992年に二ツ目、2000年に真打ちに昇進した。こん平さんが病気で療養し、人気テレビ番組「笑点」の大喜利メンバーとなった。市観光大使や、アクティブシニアの地域デビューを後押しする地域デビュー楽しみ隊の隊長なども務める。

囃し手は”秩父人”にとって、「一生に一度」といわれる晴れ舞台。紅白の祭り衣装を身にまとったたい平さんは上町屋台に乗り込み、扇子を振りながら「ホーリャイ、ホーリャイ」と大きな声を張り上げた。大勢の見物客から「たい平さん、頑張れ」などと掛け声が飛ぶと、はじける笑顔を見せながら声援に応えた。

上町の屋台収蔵庫から秩父神社まで到着し、宮参りを済ませたたい平さんは「感無量。こんなにたくさんの人が来てくれ、すごくうれしい」と感慨深げな様子で語った。秩父夜祭は子どもの頃から親しんでおり、一年に一度の大きな楽しみで、生きるエネルギーになっていたという。愛する故郷で、最初で最後の大役を務めているたい平さんは「最後まで頑張って、声を出し尽くしたい」と話していた。

引用:埼玉新聞 2018年12月2日(日)

毎日新聞 埼玉 秩父夜祭が開幕 139年ぶり中近笠鉾も特別運行

同市出身の落語家、林家たい平さん(53)が上町(かみまち)屋台の囃子手(はやして)を務め、あごを突き出し「ホーリャーイ」と大きな掛け声を発し、沿道に幾重にもなった人垣から声援を受けた。中村町と近戸町合同の中近笠鉾(かさぼこ)も139年ぶりに特別運行された。たい平さんは「秩父っ子には夜祭は生きるエネルギー源。大勢の方に来ていただき感無量の一言」と、しゃがれ声で語った。

 今年は人口減少に悩む町会が、山車の曳(ひ)き手を確保するため新しい試みも実施。中町は貸与するはんてんや鉢巻きのクリーニング代、土産代など1人5000円で2日の曳き子をインターネットで初めて一般公募した。サイト担当の野沢大介さん(35)は「目標は50人だったが、宣伝力不足で応募は数人」と残念がりながら「工夫を凝らし来年、再挑戦」と話す。「全国山・鉾・屋台保存連合会」総会が1~2日、同市で開催され、全国の構成37団体が参集した記念に、本町は1日夜、屋台を特別運行。総会関係者に加え、初めて市内20カ所の宿泊者にも曳き子体験を呼びかけた。3日は大祭が行われる。【松山彦蔵】

引用:毎日新聞 2018年12月3日

埼玉新聞 <秩父夜祭>客28万1千人、クライマックスの団子坂で拍手 スターマインなど花火6千発で熱気最高潮に

クライマックスでは、秩父の冬の夜空に色彩豊かな花火が打ち上げられました。尺玉100連発という贅沢な花火の打ち上げになりました。

夕方になって周囲が暗闇に包まれると、秩父神社から龍神様を乗せた御神幸行列が御旅所へ出発。秩父屋台囃子(ばやし)が鳴り響く中、囃し手の「ホーリャイ、ホーリャイ」の掛け声とともに、ちょうちんやぼんぼりで彩られた計6基の笠鉾と屋台が続き、“動く陽明門“が進んだ。

御旅所の手前にある急坂で、団子坂がクライマックス。重さ約12~20トンの笠鉾と屋台が一気に曳き上げられるたびに、大勢の見物客からは惜しみない拍手が送られた。スターマインや尺玉など約6千発の花火も羊山公園から冬の夜空に打ち上げられると、熱気は最高潮に達した。

御旅所の斎場では亀をかたどった石像「亀の子石」に、大幣束(へいそく)が立てられ、代参宮神楽を奉納した。

5日には御旅所がある秩父公園で、流鏑馬(やぶさめ)も奉納される。

引用:埼玉新聞 2018年12月3日

共同通信社 華やかな山車が夜の街彩る、秩父夜祭、見物客酔う

年に一度の秩父のロマンスも見所になりました。

京都の祇園祭、岐阜の高山祭とともに日本三大曳山祭りとして知られる埼玉県秩父市の秩父祭(秩父夜祭)の大祭が3日夜、開かれた。大勢の見物客が、夜の街を彩る華やかな山車の行列に酔いしれた。主催者によると、この日の人出は約18万8千人。

 日没後、極彩色の彫刻を施した「屋台」4基と「笠鉾」2基の山車がぼんぼりをともし、法被姿の男女に引かれて秩父神社を出発。おはやしが響く中、武甲山の男神と秩父神社の女神が年に1度出会うとされる、約1キロ先の御旅所を目指した。

引用:©一般社団法人共同通信社 2018年12月3日

クライマックスの豪華絢爛な山車とダイナミックの花火の競演では、尺玉100連発の花火に包まれ真冬の秩父を熱くしました。同時開催の秩父夜祭絹市も、秩父神社近くの買継商通りと黒門通りで、絹関連商品の販売やイベントなどが行われ、夜祭とともに盛り上がりました。

弊社も屋台の曳き手体験を行えるインバウンドツアー、外国人向けのプレミアム桟敷席を実施。オマツリジャパンならではの特別な体験を提供しました。

宵宮の12/2(日)は朝から屋台の曳きまわし体験を実施し、弊社オリジナルの赤い法被を羽織って、貴重な楽しんで頂きました。

本宮の12/3(月)に実施した「プレミアム桟敷席」は30万人が訪れる秩父夜祭で10名だけに用意した特別なもの。海外では珍しい湯たんぽやお祭りグルメを楽しみつつ、屋台と花火を優雅な気分で眺め、快適に過ごして頂きました。

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