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『第21回地域伝統芸能まつり』2021年2月23日(日)NHKホールにて開催!

『第21回地域伝統芸能まつり』2021年2月23日(日)NHKホールにて開催!

※新型コロナウイルスの影響で「第21回地域伝統芸能まつり」は中止となりました。(2021年1月13日 編集部更新)

地域伝統芸能まつり実行委員会および、一般財団法人地域創造は、全国の地域伝統芸能・古典芸能が一堂に会する『第21回地域伝統芸能まつり』を、2021年2月21日(日)にNHKホール(東京都渋谷区)で開催。同催事の観覧者を1月31日(日)までインターネットで募集する(観覧無料/募集人数900名、応募多数の場合は抽選)。

『第21回地域伝統芸能まつり』について

■観覧無料/インターネットで観覧者を募集
観覧を希望する場合、「地域伝統芸能まつり」ホームページ(https://www.jafra.or.jp/project/regional-performing-arts/matsuri/2021/)より、申込フォームにて応募。
【応募締切:2021年1月31日(日)午後11時59分】※往復はがきでの応募不可

■伝統芸能の継承、地域活性化を目的に開催
「地域伝統芸能まつり」は、日本各地で脈々と受け継がれてきた祭りや芸能を保存、伝承し、地域の活性化を図る取り組みとして、2001年より開催。これまでに全国各地の祭事・芸能190演目を紹介してきた。

■今年度のテーマは「競う」
第21回となる今年度は、「競う ~互いに競い、自分を磨く。~」をテーマに実施。地域文化の伝承に取り組む人々の熱意や、先代から受け継がれてきた伝統と技の競い合いを、多彩な演目を通じて感じていただくとともに、各地の風土や日本文化の素晴らしさを再発見し、郷土に親しみと誇りを持つきっかけになることを願っている。
また、メインビジュアルは、竹取物語のかぐや姫に難題を課され、競わされた殿方たちをデザインすることで、今回のテーマである「競う」を表現。竹取物語のように知恵を使い、新型コロナウイルス感染症を乗り切ろうというメッセージも込められている。

■秋田市や今治市、読谷村など6地域による多彩な演目を披露
地域伝統芸能まつり実行委員会が選出した「秋田竿燈まつり」(秋田県秋田市)、「江戸火消しの梯子乗り」(東京都)、「三島囃子」(静岡県三島市)、「阿波おどり」(徳島県徳島市)、「一人角力」(愛媛県今治市)、「座喜味棒術」(沖縄県読谷村)の地域伝統芸能6演目に加え、テーマに所縁の深い古典芸能として、能「舎利」(観世流)を実演する。

※新型コロナウイルス感染症の感染状況や、荒天などの影響により公演を中止する場合がある。また、各地域の感染状況や移動制限などにより、来場を控えていただくことがある。最新の開催情報は、地域伝統芸能まつりのホームページなどで確認できる。
※来場時、会場内では必ずマスクを着用し、咳エチケット、手指の消毒など感染予防をお願いしている。

開催概要

●テーマ:競う ~互いに競い、自分を磨く。~
●日時:2021年2月21日(日) 13:30開演(12:30開場)
●会場:NHKホール(東京都渋谷区神南2-2-1)
●主催:地域伝統芸能まつり実行委員会/一般財団法人地域創造
【地域伝統芸能まつり実行委員会】※50音順
鎌田東二(上智大学グリーフケア研究所 特任教授/京都大学 名誉教授)
香山充弘(一般財団法人地方債協会 会長)
黒田武一郎(総務省 事務次官)
下重暁子(作家)
田村孝子(公益社団法人全国公立文化施設協会 副会長)
山本信一郎(一般財団法人地域創造 理事長)
山本容子(銅版画家)
若泉久朗(日本放送協会 理事)
●後援:総務省/文化庁/観光庁/NHK
●協力:日通旅行株式会社
●入場料:無料(応募当選者)
●募集人数:900名
●応募方法:「インターネット」 にて受付
地域伝統芸能まつりHP(https://www.jafra.or.jp/project/regional-performing-arts/matsuri/2021/)より、申込フォームにて応募する。
*今回、往復はがきでの応募は受け付けていない。
*応募者の個人情報は、本催事の抽選、当・落選告知および個人を特定しない統計資料の作成の目的で使用させていただく。また、応募者の事前の承諾なく個人情報を業務委託先以外の第三者に開示・漏洩しない。
●応募締切:2021年1月31日(日) 午後11時59分
*当落結果は、2月上旬に応募者全員にメールにて通知。
*当選者には入場整理券を2月10日頃に発送する。なお、新型コロナウイルス感染症感染拡大防止のため、来場者同士の間隔をとった座席を入場整理券で事前に指定させていただく。
*公演後、会場にて新型コロナウイルス感染症への感染が疑われる事象が発生した場合、必要に応じて保健所、自治体等の公的機関へ来場者の情報を開示する場合がある。
●プログラム(予定):
1 秋田竿燈まつり (あきたかんとうまつり)[秋田県秋田市]
2 一人角力 (ひとりずもう)[愛媛県今治市]
3 座喜味棒術 (ざきみぼうじゅつ)[沖縄県読谷村]
4 江戸火消しの梯子乗り (えどひけしのはしごのり)[東京都]
5 能 「舎利(しゃり)」(観世流) 短縮版 [出演:坂井音重 他]
6 三島囃子 (みしまばやし)[静岡県三島市]
7 阿波おどり (あわおどり)[徳島県徳島市]
※演目は変更される場合もある。
●一般問合せ先: ハローダイヤル 050-5541-8600 (全日8:00~22:00)

各演目の紹介

=地域伝統芸能=
◆秋田竿燈まつり(あきたかんとうまつり) [秋田県・秋田市]
江戸時代中期、お盆を前に邪気や病魔を払い、身を清める「ねぶり流し」と、五穀豊穣の願いを込め、提灯を米俵に竿燈全体を稲穂に見立てて練り歩いたことが由来とされている。現在は、8月3日~6日の4日間、竿燈大通りを会場に開催されている。各町内や、各種団体重さ約50キロの竿燈を手のひら、額、肩、腰などに乗せて、次々に差し手による妙技が披露される。今日では、各種団体・企業から280本を超える竿燈が出竿されて、その風情はまるで風にそよぐ黄金の稲穂のようである。

◆一人角力(ひとりずもう) [愛媛県・今治市]
毎年春の御田植祭と秋の抜穂祭において大山祇神社で行われる相撲神事。目に見えない稲の精霊と相撲を取るため一人角力といわれる。「稲の精霊」と「一力山」による三本勝負で行われ、稲の精霊が2勝1敗で勝つことで春には豊作が約束され、秋には収穫を感謝するという意味がある。その歴史は650年以上に遡るといわれ、一時は途絶えるも、地元の奉仕者の尽力により平成11年に復活を果たした。愛媛県指定無形民俗文化財。

◆座喜味棒術(ざきみぼうじゅつ) [沖縄県・読谷村]
座喜味棒術の起源は、座喜味城主護佐丸公の時代に遡るといわれており、約 500年の歴史がある。沖縄各地には様々な棒術が伝わっているが、座喜味棒は実戦型であることが特徴だ。6尺棒と3尺棒を自在に操り、常に相手の急所を狙って攻める戦いは、緊迫感と様式美に溢れている。座喜味棒保存会は1975年に設立され、県内での演武はもとより、東京、ブラジル、ハワイ、韓国、台湾など国内外でも技を披露してきた。現在は、後継者育成を目的に子ども会へ指導者を送り、継承発展に努めている。

◆江戸火消しの梯子乗り(えどひけしのはしごのり) [東京都]
消防出初式は、年明けの恒例行事として各地で行われている。今日では様々な消防演技が披露される中にあって、「纒振り」や「梯子乗り」、「木遣歌」は、江戸時代の町火消の心意気を今に伝えている。梯子乗りの起源は定かではないが、消防出初式の元祖といわれる上野東照宮前の「出初」に由来すると伝えられている。現在、各自治体の消防出初式において演じられる梯子乗りは、主に消防団員が行っているが、東京消防出初式では、「江戸消防記念会」がその技を保存、伝承している。

◆三島囃子(みしまばやし) [静岡県・三島市]
三島囃子は、天文年間(1532~1554年)の頃、三島明神の神領内の若者たちに伝えられた「お囃子」と、江戸時代に西と東の文化が混ざり独自に発展した「しゃぎり」の総称である。8月の「三嶋大祭り」では、当番町の山車引回しを中心に大通りに10数台の山車が並ぶ「山車シャギリ大会」などが行われ、市内中に三島囃子の音色が響き渡る。中でも「競り合い」は町内ごとの山車が対面したときなどに競い合って行う勇壮な演奏で、この祭りのハイライト的な存在であり、三島の夏の風物詩ともなっている。

◆阿波おどり(あわおどり) [徳島県・徳島市]
阿波おどりは400年を超える歴史を持つといわれる、徳島が世界に誇る伝統芸能である。期間中は街中に軽快な音色(ぞめき囃子)と情感あふれる「よしこの」が響き、踊り子や見物客の身も心も弾む。自由な民衆娯楽として大きく開花した阿波おどりは、東京・高円寺、埼玉・南越谷をはじめ全国各地に根付いたうえ、度々海外公演も開催されるなど、今や世界的にもその名を知られている。

=古典芸能=
◆能 「舎利(しゃり)」(観世流) 短縮版
韋駄天が登場する能「舎利」を楽しめる。NHK大河ドラマのタイトルともなった「いだてん」とは足の速い人のことを言うが、本来は仏殿などを守護する足の速い神様のことである。その韋駄天が仏舎利、つまりお釈迦様の遺骨を奪った鬼を捕まえたとの伝説がある。旅の僧が都・泉涌寺で舎利塔を拝んでいると、怪しい男が現れ舎利塔を奪い逃げていく。僧が祈ると韋駄天が現れ、犯人の足疾鬼を追いかけ舎利塔を取り戻す。足疾鬼と韋駄天のスピード感のある舞台が展開する。出演:坂井音重、他

開催にあたって

「地域伝統芸能まつり」は、日本各地に脈々と受け継がれてきた芸能を保存・伝承し地域の活性化をはかる取り組みである。各地の伝統ある催事や古典芸能が集まり、個性を披露する新たな”祭”が、日本文化の素晴らしさを再発見し、郷土に親しみと誇りを持つ契機となることを願っている。21回目を迎える今回のテーマは「競う」。地域文化の伝承に取り組む人々の熱意や、先代から受け継がれてきた伝統や技を競い合う姿をたっぷりとごらんいただき、その歴史や地域性の一端に触れていただきたいと思っている。

第21回地域伝統芸能まつりのチラシ

一般財団法人地域創造について

一般財団法人地域創造は、文化・芸術の振興による創造性豊かな地域づくりを目的として、全国の地方団体等の出捐により1994年に設立された。
財団事業として、地域における文化・芸術活動を担う人材の育成や、公立文化施設の活性化を図るための各種支援事業(音楽・ダンス・演劇・邦楽・美術・助成)など、多彩なプログラムを実施している。

この記事を書いた人
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