その時の初めての消防演習、消防の仕事始めの行事である「出初式」が2019年1月6日(日)に全国各地で行われました。
一斉放水やパレードなどに加え、日本伝統の仕事歌である「木遣り」やスリリングな技が光る梯子乗りなどの伝統芸能も披露。毎年楽しみに通う人も多いのではないでしょうか。
今回は全国各地で行われた出初式に関するニュースをまとめました。その地域を象徴するような場所で行われたり、それぞれのカラーがあって興味深いですね。
平成31年東京消防出初式
東京・お台場で行われた東京消防出初式。2020年のオリンピックや新天皇の即位式を控え、全国的にも注目されています。
日本テレビ:新春恒例 東京消防庁が出初め式(2019/1/6)
江戸時代の町火消しの伝統を受け継ぐ「江戸消防記念会」も、はしご乗りを実演。青竹で作られた高さ6メートルのはしごの上で軽業が繰り広げられると、会場に詰めかけた多くの観客から拍手と歓声が上がった。
兵庫では部分日食とのコラボレーション
部分日食と同時に行われた様子が神戸新聞で報じられていました。引用リンク先に幻想的な写真が紹介されています。
太陽の一部が月に隠れる「部分日食」が6日午前、全国各地で観測された。国内で日食が見られたのは2016年3月以来、約3年ぶりだが、兵庫県内では当日に雨が降って観測できなかったため、12年の金環日食以来、約7年ぶり。
県内では6日午前8時40分ごろから欠け始めたとみられる。当初は厚い雲に覆われていたが、阪神地域では同10時を過ぎると雲間から時折、日食の様子を確認できた。
城やサーキットでも出初め式!地域の象徴と共に梯子乗りや放水が
その地域の象徴となる建造物や施設で出初め式を行う自治体も多数。
金沢城では加賀鳶梯子
金沢の新春を彩る市消防出初め式は6日、金沢城公園新丸広場で行われ、消防関係者約1300人が加賀鳶梯子(とびはしご)登りや裸放水を勇壮に披露した。平成最後の新春行事には、昨年と同数の7千人(主催者発表)が集まり、藩政期から続く「火消しの心意気」に盛んな拍手を送った。
晴天に恵まれた松江城
松江城の本丸と県庁前の内堀では、放水演技があった。観光客らが詰めかける中、国宝の天守閣は白い霧状の水滴に包まれた。兵庫県西宮市から来た山村茜さん(8)は「すごい水だった。虹も見えました」と笑顔だった。
鈴鹿サーキット
三重県鈴鹿市は6日、同市稲生町の鈴鹿サーキット国際レーシングコースで、恒例の消防出初式を開き、式典や救助訓練、一斉放水などを披露した。
1週遅れで開催される主な出初式をご紹介
ここまでは2019年1月6日(日)に行われたものをご紹介しましたが、1週遅れの1/12(土)・1/13(日)に行われるものも!見逃したあなたも大丈夫!
横浜消防出初式:1/13(日)
横浜の横浜赤レンガ倉庫イベント広場周辺にて行われます。みなとみらいや中華街にも近く、休日のお出かけに◎です。
福岡市消防出初式:1/12(土)
福岡では大型イベントホールのマリンメッセ福岡周辺にて1/12(土)に開催されます。
平成31年京都市消防出初式:1/13(日)
平安神宮近くの「みやこめっせ」にて。平成30年10月に誕生した統括指揮隊の車両も登場とのことです。
平成31年さいたま市消防出初式
こちらは「大宮消防署訓練場」にて行われます。消防署と言えど、敷地が広大なのでかなり大規模です。
消防隊の活動を間近で見れる貴重な機会でもありますが、日頃の防災意識を見直すきっかけとしても大切にしたいお祭りですね。
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