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増やせ!DIYで仮面の神々。一万円の材料費で神様を何柱作れるか試してみた!第1柱「ポータブルなボゼ」

更新日:2021/11/26 寺川 芳雄
増やせ!DIYで仮面の神々。一万円の材料費で神様を何柱作れるか試してみた!第1柱「ポータブルなボゼ」

(前回までのあらすじ)

元来の性格とモノづくりスキルでが妙にマッチして、オマツリジャパンでも少し本流から外れたモノづくりサブカル系の記事を書いてきたわけだけど、この度シリーズとして予算のゆるす限り仮面の来訪神のコスプレを作り続けることになってしまった。

増やせ!DIYで仮面の神々。一万円の材料費で神様を何柱作れるか試してみた!

「こんなこともあろうかと」なんて人生で言う機会はなかなかないだろうけど、こういう機会がきたら最初に作るキャラクターは決めていた。そう、来訪神の中でもひときわ南方妖怪じみた独特なビジュアルを誇る、鹿児島の離島を駆ける「ボゼ」である。

ボゼとは

鹿児島トカラ列島十島村・悪石島に伝わる仮面の来訪神だ。

 

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旧暦7月の悪石島盆踊りに来襲し、大暴れして地域と人々の邪気を追い祓う…と言われている。

ボゼ祭りの開催情報はコチラ

平成29年に「悪石島のボゼ」として国の重要無形民俗文化財に指定され,さらに平成30年には「来訪神:仮面・仮装の神々」の構成行事の一つとしてユネスコの無形文化遺産に登録された。

琉球や大和文化が交わる最前線、かつ離島の多さから独自性が生まれやすいガラパゴスな空気も感じる中々ポリネシアンな風貌で、弊社の代表も「今一番アツい来訪神」だと言っていた。

巨大な顔面(?)の中心に大きな赤い目、四方に伸びた角が複雑なフォルムを描く。

赤土と墨で彩られた面とビロウの葉で身体のラインを隠す。

少なくともいわゆる日本の神々からは遠く離れたビジュアル、どこか遠く南方からの風を感じる。まさに彼方からのマレビト「来訪神」といった所だろうか。真・女神転生とかでもそこそこの高レベル帯でエンカウントすると思う。

どうやってつくろうか

「何かを創作する時は、よく観察しろ」ということを友人の画家も言っていた。

鹿児島県観光局のサイト(https://www.kagoshima-kankou.com/event/20278/)や、各種検索結果を眺めていると、何となくこんな構造かなと考えスケッチしながら確認。複雑な構成だけど7パーツぐらい? 段ボールでなんとかなりそうだなあ。何となく思いついたままに、段ボールを切り出していく

特徴的な縞々は、細く切った黒ガムテープで再現していく。パキッとした発色もあって単純な接着だけじゃなくて装飾にも使えるガムテープ、黒ガムテ/白ガムテはなんだかんだ大量に使うので常備してしまっている。

赤い目(?)のところは質感変えたくて赤ビニールテープの積層+黒ガムテ。瞳孔なのかなあ。デカい目はいくつになってもちょっと怖い

 

以上で準備完了、副産物かもしれないけど、収納すると結構コンパクトになる

実はオフィスの一角間借りしてやってました。組み立てていこう。

(かっこいいBGMを各自でご準備ください)

 

ブゥワン(箱を開ける効果音)

バシン!(各パーツが舞い上がる)

ガキイン!!!(各パーツがドッキング)

ガキイン! ガキイン!(以下同様)

ゴゴゴゴゴゴゴ…

完成! 鹿児島悪石島来訪神「「ボゼ」」

どうだどこを見ているかわからないだろう!案外通気性もいいので普通に仕事できるぞ!

社員からの声

居合わせたオマツリジャパンの社員たちからはこんな声が…!

・段ボールで作られたというので、ボゼとはかけ離れているのかな?と思いきや、思った以上にボゼでした。目や口の配置のバランスがいいのかも。作りの荒々しさもボゼっぽかったです。(社長)

・ボゼは悪石島を出ることができないのですが、このポータブルボゼキッドがあればいつでもどこでもボゼ祭の気分を味わえますね。悪石島へのアクセス手段は鹿児島と奄美を結ぶ週2便の定期フェリーのみで、到達難易度は国内最高クラス。このボゼさまを眺めて思いを馳せながら、虎視眈々と現地に行く日を狙いたいと思います。(編集長)

・オフィスのドアを開けたらそこにボゼがいらっしゃっていた…。今日出社して良かったと思いました。「組立式で最終的には段ボール1箱に納まる」とのことで、いつでもどこでも誰でもボゼになれるってスゴイと思いました。(広報)

・子供たちがこういった獅子舞とかなまはげとかを怖がる気持ちが少しわかった気がします。
耳(?)の中に赤い筒を入れていたり、細部まで拘って作られたのかなというのが伝わってきました!(インターン)

流石オマツリジャパン、ボゼの認知度が高すぎる。「ボゼっぽさ」ってなんだろね(哲学)

 

今回の予算

黒ガムテ×2本、赤ビニテ×1本、緑テープ×1本

ダンボールはもらいもの 残り予算…¥9550!!!!

なんだかよくわからないものを、なんだかよくわからないまま自分の手で具体化していく工程はやっぱり面白い。こんな行為にも「カミ」は宿るのかななんて呟いたらちょっと心配されそうだけど、少なくとも僕のボゼは新宿のオフィスの片隅に在り続ける。

結構大変だけど意義ある行為だな、この企画。(いつ終わるのかな…

 

次回のための資材はもうAmazonで発注済み!目指せ仮面職人!

この記事を書いた人
オマツリジャパン オフィシャルライター
伊豆生まれ伊豆育ち、お酒もオマツリも基本雑食ですが生魚だけは食べられません。

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