冬の寒さが身体に染み渡る2021年12月、静岡県裾野市で新たなる花火大会が誕生しました。
その名は富士山花火!
古来より日本人を魅了し続ける二つのビッグネームが冠せられたその名を聞いた瞬間、いの一番に富士山+花火の絶景コラボレーションが思い浮かぶかと思いますが、実は単なる絶景に留まらない魅力あふれる花火大会だったりします。
本記事では富士山花火を現地で見て感じた3つの魅力について、写真や動画を交えながら紹介いたします。
富士山花火について
富士山花火は2021年に新設された花火大会で、概要は以下の通りです。(※第1回大会の実績)
- 打ち上げ数:約5,000発
- 最大号数:10号玉
- 担当煙火店:イケブン、片貝煙火工業、野村花火工業
- Webサイト:富士山花火
花火屋さん(イケブン)をはじめとする複数の民間団体が主催する花火大会で、富士山を間近に据えながら花火を楽しめるのが魅力となっています。
また、新型コロナウィルス感染症(COVID-19)と共生しながら安全に花火大会を運営するための実証実験なども兼ねていて、本大会の一部が「ウィズコロナに対応した文化資源の高付加価値化促進事業」にも採択されています。
第1回大会は2021年12月18日に開催され、富士山2合目に位置する遊園地「ぐりんぱ」を舞台に、3つの煙火店さん(イケブン、片貝煙火工業、野村花火工業)によっておよそ5,000発の花火が披露されました。
※2020年10月に隣接するPICA富士ぐりんぱで開催されたthe絶景花火とは異なります
富士山花火の魅力① 多彩な観覧エリア
富士山花火の一つ目の魅力として、多彩な観覧エリアが用意されている点が挙げられます。
第1回大会ではぐりんぱの敷地内に3つの観覧エリア(エキサイティングエリア、ぐりんぱ自由席エリア、ドライブインエリア)が設けられました。
富士山と花火が同時に拝めるだけでなく、それぞれの趣向に合わせて観覧エリアを選べるのは嬉しいところです。
富士山花火の魅力② 安心・安全・快適に楽しめる体制
安心・安全かつ快適に花火を楽しめる体制が整えられているのも富士山花火の魅力の一つです。
第1回大会は新型コロナウィルス感染症への対応として席数を限定(4,500席)し、受付にて検温と消毒が実施されました。
快適に花火を楽しんでいただくためのグッズとしてレジャーシートとブランケットの配布も。
メイン会場内にはキッチンカーやDJブースが用意され、ご当地グルメや音楽を通じて花火打ち上げまでの時間を有意義に過ごせるようになっていました。
この他、焚き火や休憩室といった暖を取りながら待ち時間を過ごせるような配慮も。
感染症や現地の気候に適した対応、待ち時間に飽きがこないよう工夫がなされているのは大変にありがたい限りです。
富士山花火の魅力③ 超絶花火と霊峰のマリアージュ
そして富士山花火の最大の魅力は何といっても花火の質、景色がとにかく素晴らしいこと!
本大会で打ち上げを担当する3つの煙火店さん(イケブン、片貝煙火工業、野村花火工業)は、いずれも著名な花火大会での打ち上げや花火競技大会で優秀な成績を収めた実績があります。
そんな名工たちが繰り出す花火はそれ単体でも十二分に美しいのですが、そこに日本一の山が上乗せされることで、さらなる絶景が生み出されるわけです。
ちなみに富士山と花火のコラボレーションは当日の天候、月齢、風向きに左右されるため確実に見られる保証はありませんが、幸運にも見えた時の感動は相当なものです。
質の高い花火に加えて、ミュージックスターマインにおける選曲や会場の神々しい雰囲気を醸し出すアナウンス、富嶽太鼓とのコラボレーションなど、霊峰富士へ厳かに花火を奉納する雰囲気が感じられる演出も。
ブルーアワーの空に和太鼓の音と共に打ち上がる花火、雰囲気あって良きでした☺️
※特別な許可を得て撮影しています#富士山花火 #静岡県 #野村花火工業 pic.twitter.com/qumx5DlF22
— おーわ (@mof_mof08) December 19, 2021
さらにエキサイティングエリアでは最大400m幅の花火に包み込まれるという、他の花火大会ではなかなかお目にかかれないシーンも見られました。
観覧席全体を包み込む花火がエキサイティングすぎて、脳汁全部ぶちまけそうになりました☺️
※特別な許可を得て撮影しています#富士山花火 #静岡県 #イケブン pic.twitter.com/83nm1e73YL
— おーわ (@mof_mof08) December 19, 2021
全国屈指の煙火店さんが繰り出す超絶花火と富士山のマリアージュ、それを引き立てる洗練された演出は圧巻の一言です。
富士山花火を観覧された方々の感想
第1回 富士山花火をご覧になった方々から寄せられた感想は以下の通りです。
日本が世界に誇るふじさんをバックに初の打ち上げ花火。ペットボトルの水が凍るほど寒いけどプライスレスな体験。
ラスト1分の感動をおさめた動画。#ぐりんぱ #富士山花火 #iphoneの限界 pic.twitter.com/mCGTRBl5rm— KenUtsumi@世界23周の旅 (@u23ken) December 18, 2021
マイナス7度!
極寒の中の富士山二合目から見る富士山花火大会終了
めちゃんこよかった!!
でも寒すぎた!!
それでも寒さを上回る素晴らしさだった!
帰る!!#富士山花火 pic.twitter.com/3N61HUUf1U— ぽじむ (@kokiancoro) December 18, 2021
富士山の麓で、真冬の花火大会「富士山花火」行ってきた!マイナス5度で死ぬほど寒かったけど「やけくそになってる?」って心配になるくらい豪華な連続花火が爆裂してて最高でした!
藤枝のサービスエリアでラーメン食べてかえろ🍜#アソビュー#富士山花火 pic.twitter.com/RiA5s45rvY— Maiko Hikosaka@アソビュー広報 (@HikosakaMaiko) December 18, 2021
2021_1218_静岡県_富士山花火
本当感動、エキサイティングシートでエキサイトしました。自分中心に180度まで上がる花火を初めて堪能しました。寒かったけど、行ってよかった。#静岡県 #富士山花火#花火 pic.twitter.com/uZTgRc8XcQ
— 梅田朗宜 (@EhuvqwybnhqtYId) December 18, 2021
#富士山花火
寒すぎたけどwとてもよかったです。
ありがとうございました。 pic.twitter.com/0c5l2yqaom— mar (@uza9928706625) December 19, 2021
厳しい寒さの中での開催にも関わらず、おおむね好評だったのが印象的でした。
まとめ
2021年に静岡県裾野市で誕生した富士山花火。
質の高い花火と富士山による絶景コラボレーションだけでなく、withコロナ時代に対応した多彩な観覧エリアや待ち時間を存分に楽しめる仕組みが提供されたりと、非常に魅力にあふれた花火大会となっています。
今後も富士山周辺の地域で開催を予定しているとのことで、どのように発展していくのかとても楽しみなところです。
最後までご覧いただき、ありがとうございますm(__)m