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例年10月に開催される「ふなばしアンデルセン公園コスモスまつり」
コスモスを漢字で書くと秋桜です。爽やかな季節の風に揺れる花を見ると、秋の深まりが感じられることでしょう。千葉県船橋市の北東部に市制50周年の1987年に開園した「ふなばしアンデルセン公園」の秋を彩るのはコスモスです。例年10月には「ふなばしアンデルセン公園コスモスまつり」が開催され、2021年は10月1日~31日の期間で行われています。
「ふなばしアンデルセン公園」は、約39万平方メートルに及ぶ広大な敷地をもち、ワンパク王国ゾーン、メルヘンの丘ゾーン、自然体験ゾーン、子ども美術館ゾーン、花の城ゾーンに分かれています。
コスモスの花で囲まれるメルヘンの丘ゾーンの風車
5つのエリアの中で、「ふなばしアンデルセン公園コスモスまつり」のメイン会場が設けられるのは、メルヘンの丘ゾーンです。メルヘンの丘ゾーンの中央には、高さ約16.4メートルの風車が建っています。アンデルセンの故郷デンマークのオーデンセ市で、1800年代に粉ひきに利用された風車をモデルとしました。船橋市の景観重要建造物に選ばれる風車は、「ふなばしアンデルセン公園コスモスまつり」の期間中はコスモスの花で包まれます。
風車とコスモス畑の広場では、テントを張ることができるので、腰を据えて花を観賞することができます。
風車の南に隣接するイベント広場では、噴水を中心としてコスモスが取り囲みます。噴水の水しぶきが、花に清々しい潤いを添えているようです。
コスモス迷路となるメルヘンの丘
風車の西に広がるメルヘンの丘はコスモス迷路となります。約600平方メートルの敷地は、2万株前後のコスモスで彩られます。迷路に一歩足を踏み入れると、全身に花の化粧を纏ったかのようです。絶妙の配色バランスで自然の彩りが広がります。
園内を彩る約10万株のコスモス
メルヘンの丘ゾーンだけでも季節の花を堪能することができますが、他のゾーンでも種類豊富なコスモスを見ることができます。園内全体では約10万株のコスモスが育てられているのです。ワンパク王国ゾーンのイベントドーム前の花壇にはコスモスが列をなします。花の城ゾーンではハートのトピアリーにコスモスが寄り添い、芝生広場を囲む花壇でもコスモスの花を数多く見ることができます。
「ふなばしアンデルセン公園」の名コスモス8選
「ふなばしアンデルセン公園コスモスまつり」では、園内を埋め尽くすコスモスに圧倒されますが、種類も極めて豊富です。その中から名花を8種類ご紹介します。
「ふなばしアンデルセン公園」に公共交通機関を利用して訪れる場合は、新京成電鉄の三咲駅から路線バスに乗車してアンデルセン公園西口の停留所で降車するのが便利でしょう。バス停には道案内の地図が掲示されています。ただ、2021年は10月16日~11月28日の土日祝日は、入場制限が行われていることに注意が必要です。コンビニなどで事前に日付指定前売券を購入しておかなければならないのです。
千葉県船橋市の「ふなばしアンデルセン公園」では例年10月に、「ふなばしアンデルセン公園コスモスまつり」が開催され、約10万株のコスモスで彩られます。メルヘンの丘ゾーンの風車やイベント広場は秋の彩りで包まれ、メルヘンの丘に設けられるコスモス迷路では全身がすっぽりと豊かな色彩のコスモスで覆われます。