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桜まつり - ホテル雅叙園東京と目黒川のサクラ雅-

2021/4/8
2021/4/13
桜まつり - ホテル雅叙園東京と目黒川のサクラ雅-

3月31日にホテル雅叙園東京(以下「ホテル」)とすぐ近くの目黒川太鼓橋付近の桜を見に行って来ました。3月15日に恵比寿ガーデンプレイスから目黒川まで散歩をした時には、殆ど桜の花を見ることが出来ませんでしたが、2週間近く経つと満開の状況で、一部のソメイヨシノは散り始めている様子でした。古今和歌集の「花の色は移りにけりないたづらにわが身世にふるながめせしまに」を思い出し、桜の花の遷り変わりは早いなとしみじみとしましたが、ホテル雅叙園東京のブランドコンセプトは『日本の美ミュージアムホテル』。90年以上の伝統を受け継ぎ、2,500点もの日本画と美術工芸品に彩られた唯一無二の空間です。中でも百段階段は、東京都の有形文化財に指定されており、ホテルに現存する唯一の木造建築です。今回は、桜を中心に、その様子をレポートいたします。

ホテル雅叙園東京について

ホテルのエントランス。少し日が暮れてきましたが、桜とスポットライトで美しく彩られています。HPによると、そのルーツは、創業者・細川力蔵が、東京 芝浦にあった自宅を改築した純日本式料亭「芝浦雅叙園」だったそうです。 創業当時は北京料理や日本料理の高級料亭でしたが、より多くの人々に本格的な料理をと考え、1931年(昭和6年)庶民や家族連れのお客様が気軽に入れる料亭として目黒の地に誕生しました。料理の味だけでなく、お客様に、目でも楽しんで頂きたいと考え、壁画、天井画、彫刻などで館内の装飾を施したことから、東洋一の美術の殿堂と言われる豪華絢爛なホテルとなり、2017年4月1日には「目黒雅叙園」から「ホテル雅叙園東京」へと施設名称が変更されました。

とても綺麗な日本庭園です。日が暮れてきて、木々と滝をスポットライトが黄金に照らしております。90年の伝統と経験から積み上げられた、食・婚礼・祭事、 創業者の究極的なホスピタリティの追求から育まれた絢爛豪華な美術・工芸品、更に時を経て昇華した文化財と優雅な客室。日本の美が詰まった唯一無二のミュージアムホテルとしてサービスを展開しております。

日光東照宮の美学を伝える昭和の豪華な装飾美。黒漆に蝶貝をはめ込んだ螺鈿、鮮やかな日本画、浮彫彫刻などが建物を埋め尽くし、部屋ごとに 趣の異なる多彩な美を表現しているそうです。江戸時代より受け継がれてきた日本の伝統的な美意識をベースに、あらゆる趣向をひとつの建物に共存させ、更なる美しさを作り出すように努めているとのことです。ここからはホテルの様子をいくつか写真でお楽しみ下さい。

ホテルの中の萱葺き屋根は、日本料理「渡風亭」

ホテルの中に御神輿があることは中々珍しく、ライターはテンションが上がりました。

大鳥神社の御神輿だそうです。ホテル雅叙園東京の中に置かれていることで、一層豪華絢爛に見えます。

ホテル雅叙園東京のおススメ

ここからはライターが体験したグルメや作品、加えてホテルからのおススメを紹介していきたいと思います。日本の美ミュージアムホテルとして運営されており、館内は何処を見ても綺麗で、日本庭園も本当に芸術的です。グルメに関しても美味しそうなものが沢山あり、いつ来ても視覚も、味覚も満足させてくれます。それではいくつか見て行きましょう。

ライターからのおススメ

高級ホテルと言ったらちょっと高価ですが、やはりグルメが気になるところです。ホテル内のお店を写真を通して紹介したいと思います。

日本庭園も見えるカフェラウンジ「パンドラ」のメニューの一部。苺ムースと旬彩果実の和パルフェが、春めいており美味しそうです。季節ごとに色々なメニューが楽しめます。

PATISSERIE「栞杏1928」のケーキ。どれも美味しそうでしたが、桜の季節の「さくら」は売り切れており残念したが、持ち帰りでケーキを購入しました。※写真はホテル雅叙園東京より提供

※写真はホテル雅叙園東京より提供

ライターはこちらのケーキ「フレーズアマンド」を買って帰りました。苺を中心とした果物部分と、ケーキの生地の歯ごたえのバリエーションが豊富で、飽きずに楽しめる甘さで、非常に美味しかったです。

ホテルからのおススメ

ホテルからは景色や作品を中心とした芸術的な部分を中心におススメ頂きました。エントランス付近には百段階段(雅叙園で現存の木造建築)や、旧目黒雅叙園の様子を知ることのできる資料も展示してあり、そこからはじまり様々な美を紹介頂きました。

ホテルメインエントランスの後方からの景色となります。鳳凰と瓦屋根が日本庭園と調和しております。

館内の絵画ですが桜をテーマにしたものがありました。豪華絢爛で桜の雅を感じます。

日本庭園の滝、池の鯉とあわせてとても風流です。着物ランチで散歩すれば、より楽しめます。 https://www.hotelgajoen-tokyo.com/restaurant/kimono

滝の裏から景色を楽しむことも出来ました。

ホテル内に川が造られており、その川はトイレまで続きます。トイレの中に川があるのは、ホテル雅叙園東京が日本では唯一でしょうか。

ホテル雅叙園東京と目黒川の桜

ここからは本題の桜の様子を写真で見て行きたいと思います。ホテル館内のアーティスティックな桜から、屋外の桜の様子まで写真でお楽しみください。またあわせて目黒川の桜の様子もご紹介します。日が暮れた頃に撮影したものもあり、快晴の時に満開の桜と言ったものではありませんが、15日の様子と31日の様子の対比を写真でお届けします。

ホテル内の桜の様子

「招きの大門」前、ホテル内回廊の桜

回廊の桜 ~拡大版~

回廊の桜 ~拡大版~

ブライダルサロン付近の桜

日本庭園の桜

エントランスの桜

ホテル雅叙園東京より提供の写真

ホテル雅叙園東京より提供の写真

3月15日の目黒川の桜 ~陸上自衛隊付近~

3月31日の目黒川の桜  ~太鼓橋付近~

取材を終えての所感

JR目黒駅の桜の装飾。駅のあちらこちらに桜を楽しめる工夫がされていました。atreの装飾も豪華絢爛でした。

読者の皆さまには一部の様子しかお伝え出来ず残念ですが、とても綺麗な桜を楽しむことが出来ました。ミュージアムホテルとしての美と桜の雅の相乗効果が、館内で幻想的な空間を演出しており、ホテルの外では1年に1度の目黒川の桜が美しく咲き誇り、ホテル一帯は何処でも日本の美しさを体験することが出来る場所となります。またホテルは美しさを提供するのみならず、どのように日本の美しさを保っていくかと言ったところにもご尽力されておりました。

桜シーズンの商品売上の一部を「目黒のサクラ基金」に寄付

https://www.hotelgajoen-tokyo.com/sakurafund

目黒区では現在「めぐろサクラ再生プロジェクト」と言う取り組みがあるそうです。HPによると「目黒区内の公園や緑道、道路緑地などには約2,200本の桜がありますが、老齢化などにより、樹勢の低下や倒木などが懸念されています。桜の保全や更新の取り組みが必要となっていることから、目黒区では平成25年度に目黒のサクラ基金を設立し、皆様からいただいたご寄付を活用して目黒の桜の風景を後世に伝えていくため、『めぐろサクラ再生プロジェクト』として目黒のサクラ保全事業を行っています。」とのことです。

「目黒のサクラ基金」への寄付

1本の桜を植え替えるために、伐採や抜根、新植などに約100万円かかるそうです。結構な金額ですので、税金ではなく賛同者の寄付金と言う形態で運営していようです。美しさの保持も中々大変ですが、これからも末永く目黒川の美しさを楽しんで行きたいものです。

https://www.city.meguro.tokyo.jp/gyosei/zaisei/kifu/kikin/sakurakikin.html

これからもホテルと目黒川の美しい桜を楽しんで行ければいいなと思いました。桜の季節はそろそろ終わりとなってしまいますが、ホテルは1年を通して美しさを楽しむことが出来ますので、是非皆様足を運んでサービスを楽しんで頂ければと思います。

ホテル雅叙園東京

https://www.hotelgajoen-tokyo.com/

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