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今すぐ行けて、まだ間に合う!全国の「はすの花」の名所と「はす祭り」6選<2023年版>

2023/7/25
2023/7/25
今すぐ行けて、まだ間に合う!全国の「はすの花」の名所と「はす祭り」6選<2023年版>

梅雨が明け、暑い日が続くと開花が進む「蓮(はす)」。日本では仏様が座っている花(蓮華座)としても親しまれていますね。今、ちょうど各地で見頃を迎え、中には「はす祭り」が開かれているところもあります。

早朝のまだ涼しいうちに開くピンクや白の花は清らかで、見ているだけで夏の暑さも少し和らぐよう。水路のある場所では、蓮が一面に咲き誇る極楽浄土のような光景の中を船に揺られながら鑑賞することもできます。

今回は、そんな「はす祭り」が開催中の蓮の名所を全国から6か所厳選してご紹介。猛暑と熱中症のニュースが連日続く2023年の夏ですが、水辺へ涼を感じに出かけられてはいかがでしょうか。

日本一の300品種が楽しめる!【水郷佐原あやめパーク/千葉県】

千葉県香取市にある「水郷佐原あやめパーク」は、園の名前の通りあやめの名所ですが、夏になると「はす」が咲き誇るスポットとしても有名。2023年は7月1日から8月6日(時間は8:00~16:30)まで「2023年観蓮会(はすまつり)」が開催中です。

園内では、水路でサッパ舟に乗ってはす鑑賞ができますが、今年は水路のはすが成長しなかったため、水路に咲くスイレンの花を舟の上から楽しむことができます。
園の奥にある「ハス回廊」ではのんびり歩きながら、国内最多の300品種のはす鑑賞が可能です。

大賀はすや南京から贈られた中国種をはじめ、日本では貴重な数千枚の花弁を持つ千弁蓮(多頭蓮)、花の中にもう一つ花を咲かせたように見える重台蓮、八重絞りの大洒錦といった珍しい品種を一度に観ることができます。詳しくは水郷佐原あやめパーク公式サイトでご確認ください。

限定の「蓮の花御朱印」ももらえる【猿賀公園/青森県】

青森県平川市にある猿賀公園は、津軽富士の異名を持つ岩木山が一望できる緑に囲まれた自然豊かな公園です。公園内には猿賀神社があり、その隣にある鏡ヶ池では北限の「和蓮」が湖面をいっぱいに埋め尽くします。

例年はすの見頃にあわせて「蓮の花まつり」が開催され、2023年は7月22日から8月27日まで開催中です。期間中の週末には音楽ライブやグルメフェスやビアガーデンが開かれ、カヌーなどの体験メニューや夏休みクラフトワークショップなど様々なイベントが用意され、朝から夜まで楽しめますよ!詳しくは平川市観光協会の案内ページからご確認ください。

また、猿賀神社では7月1日から9月末までの期間限定で「蓮の花御朱印」をいただけます。御朱印ファンの方は見逃せませんね。

遊覧船でピンクの大輪を間近に!【伊豆沼・内沼、長沼/宮城県】

宮城県の栗原市と登米市にまたがるラムサール条約登録湿地であり、東北最大の低地湖沼「伊豆沼・内沼」。こちらで「はす」の開花時期に合わせて開催されるのが「伊豆沼・内沼はすまつり」で、東京ドーム約83個分という広大な沼を小型の船に乗って遊覧することができます。

 

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例年、登米市と栗原市の計3会場で遊覧船が運行されますが、今年は蓮の生育状況により栗原市の「若柳会場」のみ、7月22日から8月27日までの予定で開催中です。詳しい情報は「宮城まるごと探訪」の案内ページからご確認いただけます。

なお、伊豆沼の南東に広がる登米市の「長沼」もはすの名所で、「長沼ボート場はすまつり」として今年は7月29日から遊覧船の運行が開始予定です。遠くに長沼フートピア公園のオランダ風車や長沼ボート場のクラブハウス、停泊しているボートが見え、はすの花越しに眺めると外国の絵葉書のようなのだとか。異国情緒を感じに長沼へ足を延ばしてみるのもよさそうですね。詳しくは登米市観光物産協会サイトのお知らせなどからご確認ください。

 

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船ではすを掻き分け壮大な景色を堪能【つつじが岡公園/群馬県】

全国有数の「暑い町」としても知られる群馬県館林市。国内随一のつつじの名所「つつじが岡公園」がある場所としても有名ですが、この公園北側に広がる「城沼」には約30万株のはすが植えられ、夏になると水面が淡いピンクの花で彩られます。

例年、花の開花に合わせて「花ハスまつり」が行われ、2023年は7月10日から8月15日まで開催中です。まつり期間中は午前8時30分から正午まで遊覧船が随時運行中。生い茂る蓮の葉を船が掻き分けて進み、壮大な景色を約30分間堪能することができます。詳しくはつつじが岡公園公式サイトの案内ページなどでご確認ください。

 

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最終日は花はすキャンドル&スカイランタンも【花はす公園/福井県】

福井県南越前町にある「花はす公園」には蓮見台やハスが咲く池を横断する歩道が整備されていて、広大な敷地に咲き誇る白やピンクの清らかなハスの花を色々な角度から鑑賞できます。

今年は6月24日~8月6日まで「はすまつり」が開催中です。期間中の週末は「はす」をテーマにしたイベントが数多く行われ、はす染め体験や蓮台とちりめんで飾りを作る体験、万華鏡やフットランプを作るステンドグラス作り体験など盛りだくさん。

特に注目は8月6日の最終日。夜7時から、はすの花の中にキャンドルを入れて点灯する「花はすキャンドルナイト&スカイランタン」が行われます!500個のキャンドルやスカイランタンによる幻想的な光が園内の夜空を彩る、一夜限りのイベントです。詳しくは福井市観光公式サイトの案内ページからご確認ください。

 

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早朝の花&夜のライトアップで二度楽しめる【千秋公園/秋田県】

千秋(せんしゅう)公園は、秋田県秋田市のJR秋田駅からほど近い場所にある公園で、旧秋田藩主の佐竹氏の居城であった久保田城跡に造られました。園内では四季折々の花を一年中楽しめますが、広小路側の大手門の堀と園内にある胡月池で美しいはすの花が鑑賞できます。

今年は7月14日から8月31日まで「千秋蓮まつり」が開催中。毎夜19:00~22:00まで、時には時間のお知らせや詩の朗読などと組み合わせた演出を交えて、お堀のはすが幻想的にライトアップされます。早朝にくれば清らかなはすの花、夜には艶やかにライトアップされたはすと、まったく違った二つの表情が楽しめて得した気分ですね。

さらに、8月19日・20日には「LOTUS FESTIVAL」としてキッチンカーやナイトマーケットが出店。会場付近では「盆踊り」や「さんど市」が同時開催の予定で盛り上がること必至です!詳しくは千秋蓮まつり公式サイトでご確認ください。

 

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千秋蓮まつりに行くなら「秋田竿燈まつり」も必見!

お堀のはすを楽しんだら、そのままJR秋田駅を背にして進みましょう。左折して二丁目橋から旭川を渡った広い道が秋田竿燈(かんとう)大通り。「秋田竿燈まつり」のメイン会場となる場所です!

秋田竿燈まつりは、青森ねぶた祭、仙台七夕まつりと並び「東北三大祭り」の一つに称される東北の夏祭りの代表格。毎年8月3日~6日の4日間開かれ、今年も先日の水害はありましたが復旧とお祭りの準備がいま急ピッチで進み、予定通り開催予定です。

江戸時代の1700年代、久保田城の城下町で発展したこのお祭り。「竿燈」とは、格子状に組んだ竹竿にたくさんの提灯を吊ったもので、大きな竿灯は、高さ10m・重さ50㎏になるものも。提灯は「米俵」、竿灯全体は「稲穂」に見立てられ、五穀豊穣の願いとともに「差し手」たちが手のひらや肩、額、腰などで竿燈を支え、絶妙な技で高く掲げます。

秋田竿燈まつり(夜) 秋田市オープンデータより クリエイティブ・コモンズ・ライセンス(表示4.0 国際)

お祭り当日、竿燈大通りはお囃子と「ドッコイショー、ドッコイショ」の掛け声が響くなか、200本以上の竿灯で埋め尽くされます。吊るされた提灯の合計数は10,000個以上ですべて職人の手作り、夜に灯るのは本物の火で、まさに圧巻の光景です。千秋公園の、久保田城跡のお堀のはすの花を見に行く際は、幻想的な美しさと勇壮さを併せ持つこのお祭りもぜひお見逃しなく!

まとめ

今回は、現在はすのお祭りが開催中の名所を厳選して6か所、ご紹介しました。
早朝に、咲き誇るピンクや白の清浄な花の姿を傍らから愛でるだけでなく、遊覧船で極楽浄土のような景色の真っ只中を巡って水上から見たり、夜のライトアップやはすキャンドルなど、はすの鑑賞方法は様々。さらに、限定御朱印をいただいたり、はすをモチーフにした手作り体験など、楽しみ方はどんどん広がっているようですね。

はすの花は朝開いて、お昼までには閉じてつぼみの状態に戻ってしまいますので、観賞に行くなら早朝がねらい目。太陽が昇り切って暑くなる前の涼しい時間帯に、はすの花を見てさらに涼を感じる、今年はそんな体験をしに行ってみてはいかがでしょう。

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