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「とらや」の美しい和菓子で思い出に残るひな祭りを♪実食レポ

更新日:2022/2/26 マツコ
「とらや」の美しい和菓子で思い出に残るひな祭りを♪実食レポ

女の子の健やかな成長を祝うひな祭りにはお祝いのお菓子も多数販売されます。羊羹で有名な500年の伝統あるとらやでは、「雛折」と言う特別なお菓子を期間限定で販売します。こちらは、練り羊羹に道明寺かんを重ね、右近の桜、左近の橘をあしらい、お雛様の絵柄の木箱に詰めたもの。このお菓子の実食レビューをお届けいたします。

とらやの雛折 販売期間や販売方法、販売店は?

3月3日はひな祭り。女の子がいるご家庭では、ひな人形を飾り、ご馳走をいただいて、健やかな成長をお祝いすることでしょう。
室町時代後期に京都で創業され、5世紀にわたる歴史を刻む羊羹で有名なとらやでは、ひな祭りをお祝いする美しい木箱に入った「雛折」が限定で発売されます。
練り羊羹に道明寺かんを重ねたもので、右近の橘、左近の桜をあしらっています。今年はこのお菓子でひな祭りをお祝いしてみてはいかがでしょうか?

販売期間・店舗:
2022年2月15日~3月3日
【関東地方】赤坂店、東京ミッドタウン店、帝国ホテル店、日本橋店、TORAYA TOKYO
【中部地方】御殿場店
【近畿地方】京都一条店、京都四條南座店
2022年2月25日~3月3日
上記以外の店舗(一部店舗を除く)

販売価格 2646円(本体価格2450円)

目で楽しむ「雛折」自然で古風な色合い

「雛折」はとらやの包装紙に包まれ、紅白のひもがかけられています。

開けるとさらに内側に薄い桃色の紙箱。紙箱を開けると立雛がかわいらしく描かれた木箱が登場します。

この時、桐でしょうか、とても良い木の香りがとても贅沢な気分にしてくれます。女の子が開けて胸をときめかせてにっこりする様子が目に浮かびます。木箱を開けると、緑色のようかんに薄い桃色の道明寺かん、そこに黄色と緑の橘の実と葉、濃い桃色の桜と花びらが描かれたようかん。

色合いが、しっとりしていて奥ゆかしく自然、古来の色の伝統を感じさせます。3月15日まで日持ちがするので、お雛様の上にしばらく飾っておいて、満を持して開けてみると、長く楽しめることでしょう。

ほっこり幸せな気持ちになる優しい甘さ

箱から取り出すと、ずっしりと重みと厚みのある羊羹、一口口に入れると、口の中に道明寺のぷちぷちとした食感が広がります。かたさも固すぎず、柔らかすぎず絶妙。ようかんはとても甘いのですが、押しつけがましくなく、日本茶によく合います。食べ進めるにつけ、心にほっこりと幸せな気持ちがわいてくる感じ、大人の方には、優しい甘さが疲れを癒してくれるかもしれません。かなりボリュームがあるので、家族や友達と分け合って食べるのに向いています。少女たちは大人になって、娘時代の無邪気な幸せを懐かしく思い出すかもしれません。

隅々までいきわたる日本の美!赤坂のとらや本店

とらやの赤坂本店、こちらは2018年10月に再オープンしました。東京メトロ赤坂見附駅から歩いて数分、ガラスが美しく用いられた建物に、筆文字で「とらや」と書かれたのれんが見えます。内藤廣さんの設計によるこの建物、中に入ると明るい木調の階段があり、ガラスからの光が心地よく空間を包んでいます。

1階にも2階にも立派なお雛様が飾られていて、春の花のしつらえも素敵。日本古来の美に満ちた、目にも心にも潤いを届けてくれる空間です。

2階の菓子売り場で雛折を購入後、地下一階のギャラリーも散策。今は「とらやと楽しむ寅年」というテーマでの展示、竹や虎を大胆に使った空間で、写真撮影もでき、映えます。虎をあしらった螺鈿の工芸品なども見ることができ大満足。

3階には虎屋菓寮があり、季節のお食事やお菓子などもいただけます。整理券配布があるので、近くの豊川稲荷で朝のお参りをしてからうかがうのも良いかもしれません。本店を訪れてみて、お客様を大切におもてなしをする心が隅々まで行き届いていて、豊かな気持ちになります。

日本一高いピラミッドひな壇「鴻巣びっくりひな祭り」

鴻巣びっくりひな祭りり

古くから人形作りが盛んに行われてきた埼玉県北部の鴻巣市では、毎年2月中旬から3月上旬にかけて「鴻巣びっくりひな祭り」が開催されています。
1,800体を超えるひな人形で飾る日本一高いピラミッドひな壇(31段・高さ7m)を初め、八角錐や六角錐のひな壇など、まち中のいたる所にひな人形が飾られます。
様々なひな壇を鑑賞できる「鴻巣びっくりひな祭り」に足を運んでみてはいかがでしょうか。

大切な日にふさわしい丁寧な仕事 とらやのお菓子で楽しいひな祭りを

とらやの「雛折」は、日本古来の子どもたちの成長を祝う親心に寄り添う、しつらえもお味も、美意識のとても高い、豊かな気持ちになるお菓子でした。こんなお菓子で、かわいらしいお雛様とともにワクワクした楽しい春の日を過ごせたら、その思い出は大人になっても心の深いところにそっと残ることでしょう。また、とらやのきめ細かいおもてなしの心、日本の季節の移ろいを大切に愛でる思い、それを目や心で味わう美しいお菓子に変える心意気に胸打たれたひと時でした。とらやの雛折で、今年はひな祭りをお祝いしてみませんか。

マツコ
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マツコ
オマツリジャパン オフィシャルライター

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