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例年4月下旬から5月中旬に開催される「ひたち海浜公園ネモフィラハーモニー」
一つ一つの花は小さくても同じ色の花が地面を埋め尽くすと、イメージは大きく異なってくるものです。春に咲くネモフィラは淡いブルーの可憐な花を咲かせますが、群生することが多く壮観な景色を作り上げてくれます。SNSが浸透する中、インスタ映えするネモフィラは、人気が急上昇しています。茨城県ひたちなか市のひたち海浜公園の「みはらしの丘」は、例年4月下旬から5月中旬にかけてネモフィラの花で覆われ、「ひたち海浜公園ネモフィラハーモニー」が開催されます。2021年は気候の影響から開花時期が早まり、4月10日~5月9日に実施されました。
期間中にJR常磐線の勝田駅から運行される直通バス
ひたち海浜公園は、東京ディズニーランドの約7倍の敷地面積をもっており、入口は西口、南口、海浜口の3つ設けられています。みはらしの丘に最も近いのは西口です。JR常磐線の勝田駅からは路線バスで20分前後ですが、「ひたち海浜公園ネモフィラハーモニー」の期間中には直行バスが運行されます。
「ひたち海浜公園ネモフィラハーモニー」のメイン会場となる「みはらしの丘」へは、西池沿いの園路を200メートルあまり歩くこととなります。
池の東端からさらに並木道を東に向かいます。
真っ青に染め上がる「みはらしの丘」
園路の並木が途切れ視界が広がると、正面に「みはらしの丘」の全景を見ることができます。真っ青に染め上がる丘は壮観です。空の青色が彩りを変えることなく地上に降り注いでいるようで、注意して見ないと空と丘の境界線がわからなくなってしまいます。
「みはらしの丘」の北側には菜の花畑が広がり、ネモフィラの青色の花と見事なコントラストを見せてくれます。
「みはらしの丘」の中を蛇行する園路を歩き始めると、いちめん青の世界です。清潔感が漲るネモフィラに心が洗われていくようです。
「みはらしの丘」には約530万本のネモフィラが植栽され青い絨毯を敷き詰めたかのようです。
海、空、ネモフィラが一体となって溶け合う「みはらしの丘」の眺望
園路はなだらかな坂道ですが、中腹と頂上に平らな広場がありベンチも設置されているので、腰をかけて青の世界を眺めることができます。
丘の中腹や頂上の広場からはネモフィラの絨毯越しに鹿島灘の海原が広がります。海も空も丘も青色なので一体のように溶け合います。
視覚ばかりでなく味覚的にも楽しむことができるネモフィラ
「みはらしの丘」では、体の全周をネモフィラの花か取り囲みますが、そればかりでなくネモフィラを体内に吸収することもできます。丘の西下にはネモフィラソフトを販売する露店が姿を現します。テラスではネモフィラの魅力を視覚的、味覚的に楽しむことができます。記念の森レストハウスでは、ネモフィラブルーティーがメニューに加わります。
茨城県ひたちなか市のひたち海浜公園の「みはらしの丘」では、ネモフィラが植栽されます。例年4月下旬から5月中旬にはネモフィラが花を咲かせ、丘全体に淡いブルーの絨毯を敷き詰めたかのようです。丘の下には鹿島灘の海原が広がり、ネモフィラ、空、海が青一色のハーモニーを奏でているようです。