名古屋・熱田の夏祭り
愛知県名古屋市の名所、熱田。三種の神器の1つ「草薙の剣」を祀ることで知られる熱田神宮があり、また江戸時代には東海道41番目の宿場として「宮宿」が整備され、大いに賑わってきた地域です!
特に宮宿は東海道唯一の海路を進むための起点であり、三重県の桑名へと通じる七里の渡しは旅人に欠かせないものとしてよく知られてきました!当時を偲ぶ風景が、宮の渡し公園として整備されています。七里とは今の換算で約28km、ここから数々の旅人が海へと進んで行ったのですね。
そしてこの宮の渡し公園と海へとつながる堀川で毎年6月に行われているお祭りがあります。「堀川まつり」です!2021年はコロナ禍の状況を考慮して縮小開催となりましたが、昨晩6月6日に無事開催されましたので、その内容を現地レポートでご紹介していきます!
獅子舞の奉納
お祭り会場の宮の渡し公園では、19時を前にして何やら海の方からお囃子の音が聞こえてきました!するとそこに登場したのは、獅子舞です!
まきわら船、と呼ばれる提灯がたくさん付いた船に向けて、獅子舞を奉納しているようです。空に向かって伸縮したり、バタバタっと動いたり、時折アクロバットな姿を見せています!
お祭りのはじまりを惹き立てる、見事な獅子舞です!
まきわら船に灯りが点く
19時を過ぎ、空はだんだんと暮れなずんできました。松に映える夕焼けに合わせ、常夜灯にも灯りが点いています。
さらに暗くなってきたところで、先ほど獅子舞が奉納されていたまきわら船にも灯が灯りました!提灯の灯りは夏の夜を映えさせますね。
提灯の数は365個、一年の日数と同じだけの数があるとのことです。
2021年は疫病退散花火
さあ、お祭りの最後を飾るのは花火です!2021年は疫病退散花火と題して、夜空に花火が打ちあがりました!
はじめを飾るのはカラフルな花火たち。美しく夏夜を彩ります!
まきわら船との共演も絵になりますね!
次々と上がる赤い花火、見応えがあります!
名古屋、熱田の堀川まつり。盛大に疫病退散花火が打ち上がりました!#祭り #オマツリジャパン pic.twitter.com/Lwr8TG5t1g
— 高橋佑馬|お祭りライター (@yuma_walking) June 6, 2021
花火が上がる度に、地元の子どもたちから歓声が上がっていました!
お囃子、太鼓の音に合わせ上がる花火。これぞ、夏のお祭りと言う情景ですね!#堀川まつり #疫病退散花火 #熱田 #名古屋 #祭り #オマツリジャパン pic.twitter.com/m1n6cy8N0k
— 高橋佑馬|お祭りライター (@yuma_walking) June 6, 2021
10分強と例年よりは短めの花火大会でしたが、お祭りを実現していただけた関係者の皆さまに感謝ですね!
クライマックスへ向け、ばんばん花火が上がります!#堀川まつり #疫病退散花火 #熱田 #名古屋 #祭り #オマツリジャパン pic.twitter.com/rzHAxoYu9R
— 高橋佑馬|お祭りライター (@yuma_walking) June 6, 2021
花火が終わると、いつもなら屋台でお祭り飯を食べたり、射的や金魚すくいなんかで遊んだりするところではないかと思いますが、今年はそのような出店はありませんでした。提灯の灯りに照らされ花火の余韻に浸りながら、皆さん帰路についているようでした。
周辺情報・アクセス
堀川まつりの会場、宮の渡し公園からは真っすぐ熱田神宮まで参道が続いています!(途中大通りは迂回する必要あり)。ぜひ熱田神宮へのお参りや熱田名物のひつまぶしやきしめんを食べて帰るなどしてみてください。
またちょっと時間を持て余してる、と言うときは名物の「きよめ餅」を販売するきよめ餅総本家さんのお店の奥にある喫茶室がおすすめです!
名物のきよめ餅はもちろん、あんみつやぜんざい、パフェや軽食までそろっています。ぜひチェックしてみてください!
堀川まつりの行われる宮の渡し公園へのアクセスは、地下鉄名城線の伝馬町駅からが一番近く、徒歩8分程です。熱田神宮などとセットでいきたい、と言う方は名鉄の神宮前駅から徒歩20分程なので、こちらをお使いください。
名古屋・熱田の初夏を盛り上げる「堀川まつり」。こんなご時世でも行ってもらえるお祭りはありがたいですね。ぜひ来年の完全開催を祈り、その暁には皆さん行ってみてください!