少しずつ夏の日差しを感じ始めていた5月も終わると、6月、梅雨の時期ですね。
さて6月の行事といえば、すばり“父の日”。5月の“母の日”とならんで、親御さんに感謝を伝える特別な日です。
ところでみなさんは“父の日”がなぜ始まったのか、ご存じですか?実はその成り立ちにはある悲しくも心温まるストーリーがあったのです。
今回は父の日の由来・成り立ち、日本での広まり、そしてお父様にぴったりの王道からユニークギフトまでをご紹介いたします!
始まりは亡き父への感謝から 父の日の由来
父の日の起源となる行事が始まったのは1909年、アメリカでのことでした。
当時、ワシントン州のスポケーンという地域に住んでいた、ソノラ・スマート・ドットさんが、亡きお父様・ウィリアムさんへの礼拝を近隣の教会の牧師へ嘆願。そうして彼の誕生月である6月に礼拝行ってもらったのです。
この時代周辺のアメリカは、国内において南北戦争が勃発しており、多くの男性が兵士として前線に送られていました。ドットさんの父親・ウィリアムさんも例外ではなく、前線へと派兵されることに。
そのためドットさん含めた6人の子どもの世話を、残されたお母様が一手担っていたのです。しかしお母様は、間も無く過労でお亡くなりになられました。
それからは戦争終結後に帰ってきた父・ウィリアムさんが、男手一つで子ども6人を育て上げます。しかし彼もまた、子供たち全員が成人後に過労で亡くなってしまったのです。
「戦争を生き抜いて、帰ってきてからも子どもだった私たちを育ててくれた父に感謝をしたい」
そんな想いのもと1909年、彼女は近隣の教会の牧師に礼拝をお願いしました。
アメリカではその一年前、1908年から“母の日”が広まっていたため、ドットさんは“母の日”と同じように、父親にも感謝を伝える儀式ができないのか?と考えたのです。
そうして1910年には最初の式典が開催。1916年には当時の大統領・第28代アメリカ合衆国大統領ウッドロー・ウィルソンがスポケーンを訪れ、父の日に関する演説を行い、父の日が全米へと広まっていくこととなったのです。
その後、1966年には.第36代大統領リンドン・ジョンソンが、父の日を賞賛する大統領告示を発出。「毎年6月の第3日曜日が父の日」と定められたのです。
父の日の花はバラ 日本では黄色が主流?
母の日の花がカーネーションなのに対し、父の日の花はバラとされています。
これは当時、ドットさんが父・ウィリアムさんの墓前へ白いバラを供えたが始まりです。やがて、父親が存命の場合は赤いバラ、亡くなった父親には白いバラが送られるようになりました。
日本に父の日が入ってきたのは1950年代のこと、しかし当時はこれといった行事は行われていませんでした。人々の間で広く親しまれる行事となったのは、1981年に“日本ファザーズ・デイ委員会”が設立されたあとのこと。
日本ファザーズ・デイ委員会では父の日のテーマカラーを、家族の愛情や尊敬を表す黄色と設定。
現在でも毎年6月になると、日本ファザーズ・デイ委員会が主催となって、素敵なお父さんとして選ばれた著名人に“ベスト・ファーザー イエローリボン賞”が贈られています。
このため日本では、アメリカのバラを贈る文化と日本ファザーズ・デイ委員会が広めた黄色のイメージが合わさって、父の日に黄色いバラを贈る習慣が親しまれています。
これならどんなお父さんも満足!?定番とユニーク、2つのギフトをご紹介!
最後に6月の第3日曜日に訪れる父の日に贈る、おすすめのプレゼントをご紹介いたします!
・感謝を伝える、黄色と赤のバラ
日本の父の日の由来ともなった、アメリカの父の日。本場アメリカでは赤色のバラを、日本では黄色のバラを贈るのが慣例です。
日頃の感謝を込めて、定番カラーのバラをブーケにして贈ってみてはいかがでしょうか?
・お父様を護る、本場本物のナマハゲ面
「これまで何種類ものプレゼントを贈ってしまった」「ユニークなプレゼントが探している」といった方におすすめの父の日ギフトが、この秋田県男鹿地方の来訪神・ナマハゲのお面です。
職人さんが丸太から削り出した面には、細かいシワが一本一本刻まれており、まさに迫力の形相。
きっとお父様の災いを払い、恵みを与えてくれることでしょう。
ナマハゲ面はオマツリジャパン公式ショップで販売中です。
名入れも可能ですので、お父様にお話しながら、大切にされている一言を書き入れて、贈ってあげてくださいね。
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おわりに
アメリカの悲しくも心温まるストーリーから生まれた父の日。お父様へ日頃の感謝を込めて、ぜひプレゼントを贈ってみてくださいね。
オマツリジャパン公式ショップでは、食品や雑貨なども取り扱っています。
父の日は、お父様と一緒に楽しく過ごされていかがでしょうか?