毎年この時期になると、百貨店の呉服売場では、色とりどりのゆかたを揃えたコーナーが登場する。中でも毎年さまざまな趣向で楽しませてくれるのが、伊勢丹新宿店だ。
2020年のテーマは『Summer Groove（サマーグルーヴ）』！日本の風物詩である『盆踊り』にクローズアップする。カタログでのビジュアルや、展開するゆかたのデザインも『盆踊り』を意識したもので統一され、盆オドラーならずとも胸をときめかせてくれる。
さらに各地の夏祭りや盆踊りが中止となる時世にあっても、ゆかたと盆踊りを楽しみたいという欲求を満たすべく、ユニークな盆踊り計画が始動するという。
果たしてその内容とは如何⁈
目次
＊伊勢丹新宿店、今年のゆかた展開テーマは『盆踊り』！
ISETAN YUKATA SELECTION 2020 〜Summer Groove〜
伊勢丹新宿店のゆかた展開【ISETAN YUKATA SELECTION 2020 〜Summer Groove〜】のカタログビジュアル
2020年夏、伊勢丹新宿店のゆかたのテーマは『ISETAN YUKATA SELECTION 2020 〜Summer Groove〜』。サマーグルーヴ、すなわち『盆踊り』をテーマにした、アクティブでポジティブな気分を高めるゆかた展開となっているのだ。
今までのゆかたのイメージというと、真っ先に頭に思い浮かぶのは花火大会。実際、多くの百貨店や呉服店では、花火大会への参加を目的に、ゆかたを新調する方が多いという。
ところがせっかくお気に入りの浴衣と出会っても、シーズンにほんの1、2度しか袖を通さない、ということも珍しくないそうだ。これはなんとももったいない！
本来ゆかたは、文字通り風呂上がりに身にまとったり、夏の普段着として楽しんだりと、日常的に着るものである。『ハレとケ』という言葉があるが、その『ケ』にあたるものだろう。
ところがゆかたが特別な存在となりつつある現在では、特別な時にドレスアップして着こなす、『ハレ』の装いとなりつつある。
せっかくならば、もっと日常的に楽しみたい！そこで伊勢丹新宿店は、夏には都内のどこかで毎晩開催されている『盆踊り』にフォーカス。新たな切り口で、夏のワードローブの一つとしてゆかたを提案しているのだ。
＜撫松庵＞の婦人仕立上りゆかた／41,800円（税込み） SNS などでもきれいに見える大きく色鮮やかな椿の花が特徴的なゆかた。淡いピンクの生地は伊勢丹新宿店限定カラー
ところが2020年の夏、新型コロナウィルス感染症の影響を受け、夏のアクティビティが限られる世の中になってしまった。
そんな中、リモートワークですっかりお馴染みとなった『オンライン〇〇』。ミーティングやビジネスのシーンはもちろん、なかなかすぐに会えない友人同士の飲み会など、もはや日常的に見られるシーンであるが、そこでも季節感あふれるゆかたの装いが注目されているというのだ。
さらに伊勢丹新宿店では、オンラインで楽しめる盆踊り計画を続々始動！
オンライン画面上でも目を引くデザインや、気分を高揚させてくれるもの、そして踊る際に動きやすいゆかたなど、老舗から気鋭まで、8ブランドおよそ300型のゆかたを展開している。
＜古今＞婦人仕立上りゆかた／39,600円（税込み）伝統的な絞り柄を最新のプリント技術で再現。生地は最新のポリエステル生地『セオアルファ 』を採用、洗濯機で簡単に洗うことも可能だ
人気の素材は『セオアルファ』という最新のポリエステル素材。吸水性と清涼感に優れた新素材で、繊維断面形状の設計と混繊技術を駆使することで軽量感とドライ感を実現している。
汗や雨に濡れても肌にへばりつく感じがほとんどなく、アクティブに動き回るシーンも快適で、一度身にまとうと癖になるほど。お手入れも洗濯機できるという手軽さで、暑い夏でも気持ちよく楽しむことができる。もちろん盆踊りにも最適だ。
【ISETAN YUKATA SELECTION 2020 〜Summer Groove〜】は、伊勢丹新宿店本館7階＝呉服にて、2020年9月1日（火）まで展開している。
さて、お気に入りのゆかたと出会ったら、次はいよいよ盆踊り！
気になる伊勢丹新宿店の盆踊り計画とは？
＊伊勢丹新宿店オリジナルの盆踊りが誕生！
はるひのwith DODOWAKA：日本最古の和歌集『万葉集』の歌世界を、最先端のダンスミュージックで奏でるアーティスト。《令和 -UME no UTAGE- 音頭》は、『令和』の典拠になった『梅花の宴』から和歌5首を選び、現代語歌詞とコラボさせた新型音頭
この度伊勢丹新宿店では、なんとオリジナルの盆踊り曲《令和 -UME no UTAGE- 音頭》が登場！
万葉集とEDMを融合した新たなダンスミュージックを提案する『はるひの with DODOWAKA』と、盆バサダー®️の佐藤智彦（＝筆者）がコラボ。昨年『はるひの with DODOWAKA』が、ビクターエンターテインメントからメジャーデビューしたナンバーを大胆に再構築。若々しい彼らの魅力と、懐かしくも新しい、心踊る新たな盆踊り曲が誕生した。
《令和 -UME no UTAGE- 音頭》の振り付けを担当した、佐藤智彦（筆者）
《令和 -UME no UTAGE- 音頭》は、緊急事態宣言下のトーキョーで、メンバーが一度も顔を合わせることなく、リモートワークでレコーディング。初めて盆踊りを経験する方でも踊りやすい振り付けとなっている。
なお2020年7月15日（水）の配信リリースに先駆け、約60秒の音源と振り付け解説がDODOWAKAのウェブよりダウンロード可能となっている。
https://www.dodowaka.com/isetan
また、踊り見本の動画もDODOWAKAのYouTubeで公開されている。
・ボーカルのAyaやShohei、呉服バイヤーも踊る！約60秒のショートバージョン
・ボク佐藤智彦がマスクで鼻息を堪えながら踊る、フルバージョン
＊【#ステイホーム盆踊り】あなたもおうちで盆オドラー！
【#ステイホーム盆踊り】キャンペーンの上位3名にプレゼントされる、郡上捺染で作られた『おどります手ぬぐい』。『お』＋『千鳥』＋『〼』で『おどります』と読ませる粋なデザインだ
おうち盆踊りを盛り上げるべく、【#ステイホーム盆踊り】計画も始動！
インスタグラムにて『#ステイホーム盆踊り』を付けて盆踊り動画を投稿すると、いいね！の数の多い上位３名に、『#おどります手ぬぐい』がプレゼントとされる。
期間は2020年7月8日（水）から17日（金）が対象だ。
詳細は下記ページにて発表を予定している。
※2020年7月8日（水）公開予定
https://www.isetan.mistore.jp/shinjuku/event_calendar/yukata.html
音源は上記DODOWAKAのサイトよりダウンロード可能。ぜひ踊ってみてはいかがだろうか。
＊Zoomで踊ろう！【ステイホーム盆踊り大会】開催決定！
2020年7月18日（土）には【ステイホーム盆踊り大会】が開催される。ぜひZoomで参加しよう！
新型コロナウイルス感染症の影響で町の盆踊りが中止になっていく中、伊勢丹新宿店では Zoomを使ったオンライン盆踊り【ステイホーム盆踊り大会】を開催する。
2020年7月18日（土）20:00より開催となる【ステイホーム盆踊り大会】は、オリジナル盆踊り曲《令和 -UME no UTAGE- 音頭》をはじめ、《東京音頭》や《炭坑節》といった定番曲を中心に、盆踊り初心者でも気兼ねなく楽しめる内容となる予定だ。
参加方法など、詳細は下記ページにて発表予定だ。
※2020年7月8日（水）公開予定
https://www.isetan.mistore.jp/shinjuku/event_calendar/yukata.html
＊全力で盆踊りを楽しむ『盆ガジェットコレクション‼︎』登場
『盆ガジェットコレクション‼︎』で展開予定の商品の一部。左から、郡上木履（もくり）のおどり下駄、伊場仙のうちわ 、ヒロコレッジの手ぬぐい
7月15日（水）から21日（火）の一週間、伊勢丹新宿店本館7F=呉服には、期間限定のポップアップショップ『盆ガジェットコレクション‼︎』が登場する。
都内では初展開となる郡上木履（ぐじょうもくり）のおどり下駄、使いやすいサイズと上質な作りが嬉しい伊場仙（いばせん）のうちわ、ヒロコレッジのゆかたや手ぬぐい、ゆかたのお手入れにふさわしい、がんこ本舗の洗剤を始め、サコッシュや袋物など、楽しいグッズが集合予定だ。
盆踊りはもちろん、ちょっとしたお出かけや日常的にも使いやすいそのアイテムに注目したい。
お気に入りのゆかたを見つけ、いつも以上にゆかたや盆踊りと親しむ夏を迎えよう！
いつもと違う夏ながら、ゆかたや盆踊りをもっと気軽に楽しむための、伊勢丹新宿店オリジナルのポジティブな企画。2020年の夏ならでは、そしてこの夏しか経験できない、ゆかたと盆踊りのユニークな楽しみ方を、ぜひ体験しようではないか！
盆ボヤージュ！
※最後に筆者・佐藤智彦の手前味噌な内容であることをお詫びしたい。