毎年4月の第1土曜日と日曜日に開催される「岩槻城址公園桜まつり」
さいたま市の岩槻区は、1457年に太田道灌によって築かれたと伝わる岩槻城の城下町として発展しました。城郭として残るのは、黒門、裏門のみですが、新曲輪、鍛冶曲輪と呼ばれた出丸跡が、岩槻城址公園として整備されました。園内には約600本の桜が植樹され、例年3月下旬から4月上旬には薄紅色の花を咲かせます。毎年4月の第1土曜日と日曜日には、「岩槻城址公園桜まつり」が開催されています。
薄紅色の桜にアクセントをつける朱色の八ツ橋
岩槻城址公園の最大の特徴は、中央で水を湛える菖蒲池の水面に、ギザギザを刻む八ツ橋が架けられていることです。朱塗りの橋が、周囲の桜の薄紅色にアクセントをつけてくれます。
菖蒲池を囲む芝生広場
八ツ橋から360度のパノラマで見る桜の姿は壮観です。また菖蒲池の周囲は、遊歩道や芝生広場が整備されているので、散策をしたりお弁当を広げたりすることができます。「桜まつり」の期間中には芝生広場に露店が軒を連ねます。
充実した施設を備える岩槻城址公園
岩槻城址公園には菖蒲池ばかりでなく、わんぱく広場や多目的広場、スポーツ施設などを備えています。わんぱく広場には、種類豊富な遊具が揃っているので、小さな子ども達も桜の花を見ながら遊ぶことができます。多目的広場から見る桜には岩槻城の土塁の面影を感じとることができます。木の種類は違いますが、さいたま市指定の天然記念物のケヤキの巨木も見逃したくないものです。
「岩槻城址公園桜まつり」は、毎年4月の第1土曜日と日曜日に開催されています。公園の中央に架かる朱色の八ツ橋が、薄紅色の桜に効果的なアクセントをつけます。