※2020年は新型コロナウイルス蔓延の影響で中止となりました。2021年には無事に開催されることを願いつつ、コロナウイルスの終息のために感染予防を心がけましょう。 (2020年4月27日 編集部)
鴨川をどりの歴史は古く、1872年(明治5年)に開催された日本初の「第1回京都博覧会」の観光客誘致の目的で創演されたのが始まりとされています。地域版のニュースとして毎年報じられる鴨川をどりは、関西の春の風物詩として認識されています。芸妓さんや舞妓さんの艶やかな演技や舞を間近に見ることができるということで、国内外に知れ渡っている鴨川をどり。その魅力についてご紹介します。
(この記事は2019年に公開されたものを再編集しています。 2020年04月27日 編集部更新)
鴨川をどりとは?どんな楽しみ方ができるの?
京都の一部地域でもたまにしか会うことができない、芸妓さんや舞妓さん。運よく会うことができたとしても、大抵、歩いている姿を見かけることができるくらいで、実際に芸事をしている姿を観ることは、殆どないかと思います。そんな芸妓さんや舞妓さんの演技や踊りを実際に観ることができるのが、この鴨川をどりです。
鴨川をどりが開催される先斗町歌舞練場とは?
先斗町歌舞錬場は昭和2(1927)年に完成した、90年以上の歴史を持つ劇場です。完成当時は、「東洋趣味を加味した近代建築」と称賛されていたそうです。また、歌舞錬場の屋根には、日本の雅楽の舞楽の中でも人気の高い「蘭陵王」の舞楽面をかたどった鬼瓦を先斗町の繁栄を祈念して守り神として据えられています。
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鴨川をどりが演じられる先斗町とは?
京都五花街のひとつに数えられる先斗町で、正式に芸妓取り扱いの許可が下りたのは1813(文化10)年になってからだそうです。花街には芸妓や舞妓が生活をする屋方、舞や音曲を披露して酒宴を提供するお茶屋があり、芸事の稽古を行う学校もあります。
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夜の先斗町🏮 自分は「今、どこにいるんだろう」って思うくらい外国人が多くて、いろんな言葉が飛び交っていました。 ・ ・ ・ #kyoto #先斗町 #京都 #京都ぶらり
鴨川をどりの基本情報 ※2020年開催中止
・開催日時:2020年5月1(金)~24(日) / 12:30、14:20、16:10
・開催場所:先斗町歌舞練場
・アクセス:京阪本線三条駅
・駐車場:なし(近くにコインパーキングあり)
・料金:お茶券付特別席/5,500円、特別席/4,900円、普通席/2,500円、お茶券/900円