信玄と謙信に因む種類豊富な御朱印
全国各地の神社や寺院では参詣の記念に御朱印を頂くことができます。御朱印帳に訪れた神社や寺院の御朱印が並ぶと、貴重な思い出となり写真とは趣の異なる味わいが滲み出てくるものでしょう。戦国時代に武田信玄と上杉謙信が死闘を繰り広げた長野市の川中島に鎮座する川中島古戦場八幡社では、2人の武将に因む種類豊富な御朱印が頒布されています。どの御朱印からも、パワーが滲みだしてくるかのようです。
川中島古戦場八幡社では本殿の東に設けられた社務所で御朱印を頂くことができます。オリジナルの御朱印帳にも勇ましい戦国武将の姿が描かれています。
戦国武将の勝運が漲る授与品
社務所の窓口に並ぶお守り、絵馬などの授与品にも数々の合戦で勝利を収めた武将の勝運のパワーが漲ります。
境内で鬼気迫る謙信・信玄の一騎討ちの像
川中島古戦場八幡社では戦国時代の末期に、上杉謙信と北信濃の支配権を争った武田信玄が、勝鬨を上げたと伝わっています。本殿の南西には1969年のNHK大河ドラマ『天と地と』の放映を記念したブロンズ像が設置されています。約12年の間に5度、川中島周辺でにらみ合いましたが、最大の激戦が繰り広げられたのが1561年の4回目の合戦です。白頭巾を被った謙信が馬上から、床几に腰掛ける信玄に向かって斬りつけています。謙信の太刀を軍配団扇でかわす信玄の姿がリアルに表現され、鬼気迫る空気が放たれているようです。
本殿の南に建立される鳥居の近くには、川中島の合戦の解説ボードや合戦図が掲示され、境内には戦国時代の雰囲気が溢れています。
神社に隣接する川中島古戦場史跡公園
川中島古戦場八幡社は豊かな自然に囲まれ、川中島古戦場史跡公園として整備され、合戦のときの本陣なども復元されています。園内には歴史感が漂うばかりでなく、四季によって異なる表情を見せてくれます。例年4月の「川中島古戦場三太刀まつり」では桜のライトアップ・ぼんぼりの点灯などが行われます。「三太刀」は謙信と信玄の一騎討ちのとき、謙信は3度斬りつけ、信玄の軍配団扇7つの傷が残ったという伝説に基づくイベントも見物です。また、10月には「川中島古戦場まつり大花火大会」では、夜空が大輪の花で彩られます。
川中島古戦場八幡社に公共交通機関を利用して訪れる場合には、長野駅善光寺口バスターミナルから路線バスに乗車し、川中島古戦場のバス停で下車するのが便利でしょう。
川中島古戦場八幡社は、戦国時代に武田信玄と上杉謙信が死闘を繰り広げた長野市の川中島に鎮座しています。社務所で頒布される御朱印は、2人の武将に因むデザインが施され種類も豊富です。境内には謙信・信玄の一騎討ちの像も設けられ、戦国時代の雰囲気が漂います。