文化祭シーズン真っ只中! 旧称「神帰月」(かみきづき)とも呼ばれる11月は、全国的には次第に神事色の強いオマツリが多くなってくることもこの時期のオマツリの特徴です。今回も全国から異彩を放つ奇祭を取りそろえました。全国でも他に類を見ない奇祭。そこにシビれる!あこがれるゥ!
目次
①ベッチャー祭り【広島】
尾道で毎年11月1~3日に開催。最終日の3日には「ベタ」、「ショーキー」、「ソバ」の面を付けた氏子たちと獅子が、神輿とともに市の中心街を練り歩き、子どもを見つけると追い回し、手にした「ささら」や「祝棒」で頭をたたいたり、体を突いたりします。「ささら」で叩かれると頭が良くなり、「祝棒」で突かれると子宝に恵まれ、また1年間の無病息災が約束されると言われています。別名、広島の「なまはげ」とも言われるとか言われないとか。
■日時:2019年11月1日(金)~3日(日)(毎年11月1~3日)
■場所:尾道市内
■交通:東京・大阪方面→福山駅→尾道駅
http://onomichi.main.jp/betcha/
②弥五郎どん祭り【鹿児島】
©ja:User:Sanjo
毎年11月3日に行われる、900年以上の伝統を持つ「県下三大祭り」の一つ。身の丈4メートル85センチの大男「弥五郎どん」が、25反もの梅染めの衣を身にまとい、岩川八幡神社から市街地を威風堂々と進撃する「浜下り」が見所です。弥五郎どんの上に人が乗ったまま移動するので、その光景はまるで巨神兵を従えるナウシカのよう。
■日時:11月3日(文化の日、毎年)
■場所:岩川八幡神社(鹿児島県曽於市大隅町岩川5745)
■交通:鹿児島市から曽於市まで車で約2時間
https://soo-navi.jp/%E5%BC%A5%E4%BA%94%E9%83%8E%E3%81%A9%E3%82%93%E7%A5%AD%E3%82%8A%E3%80%90%E7%9C%8C%E7%84%A1%E5%BD%A2%E6%B0%91%E4%BF%97%E6%96%87%E5%8C%96%E8%B2%A1%E3%80%91/
③松明明かし【福島】
事件ですよこいつはァ。長さ10メートル、重さ3トンもある大松明を若衆150人が担ぎ出し、街を練り歩いた後、会場となる五老山へと運び出し、盛大に点火するバーニング祭です。日本三大火祭りのひとつでもあります。点火後は消防士が控え、火の勢いが強くなり過ぎた松明はすかさず消火作業に入ります。山火事さながらの光景ですが、その由来には戦国時代、伊達政宗の軍勢と戦った須賀川二階堂家の城主の悲劇的な過去がありました。会場は円谷英二の故郷としても知られる須賀川市、はちまき姿の威勢の良い男女が打ち鳴らす「松明太鼓」にも要注目です。
■日時:2019年11月9日(土)(毎年11月第二土曜)
■場所:福島県須賀川市五老山
■交通:JR郡山から10分→JR須賀川駅から徒歩 15分
http://www.city.sukagawa.fukushima.jp/taimatsu/
〇詳細レポートはコチラ
魔王に焼き払われた勇者の村かっ!絶景を超える絶体絶命景?!福島の松明あかし
④仮想通貨奉納祭【東京】
こっちも事件ですよこいつはァ。東京・川島商店街にて、キャッシュレス時代の新たな奇祭「仮想通貨奉納祭」が爆誕! 戦前から続く昔ながらの商店街を舞台に、世界中からビットコインを奉納できるサーバー神輿、バイオ御神体、天狗ロボット、喘ぐ大根など、現代的な解釈とテクノロジーをふんだんに取り込んだ奇祭の数々を決行。その他、電子いけばな、電磁祭り囃子、人力で仮想通貨をマイニングするマシンなど祭りにちなんだ作品、そして商店街の屋台が集合予定。来訪神や妖怪への仮装の参加も大歓迎!
■日時:11月9日(土)・10日(日)/16:00〜21:00
■場所:川島商店街(中野区弥生町3-14-6)
■交通:東京メトロ丸ノ内線 中野新橋駅より徒歩8分
http://virtual-currency-festival.com/?fbclid=IwAR33BxLvOQxF5Tt782DR9Sncg_5bNO_mNk43lF6S_XWGKzOvfDLnMNQOFss
⑤大洗あんこう祭り【茨城】
戦車をバックに記念写真を撮ろう!
海水浴場として知られる大洗の秋の風物詩。元々は茨城特産のあんこう鍋を中心としたフードフェスだったが、女子高生が戦車戦を行う青春群像アニメ「ガールズパンツァ」(通称ガルパン)の舞台となったことから、アニメファンの間で聖地化。今や食だけでなく、ガルパングッズの販売、戦車やコスプレの披露、地元商店街との交流など、多角的に楽しめるファン祭へと発展を遂げました。当日はフードエリア、物販エリア、商店街エリアを効率よく周ろう!
■日時:2019年11月17日(日)
■場所:茨城県大洗町
■交通:鹿島臨海鉄道大洗鹿島線「大洗駅」よりバスで5分
http://www.oarai-info.jp/page/page000386.html
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➅八代妙見祭【熊本】
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■日時:11月22日(お下り)、23日(お上り)
■場所:八代神社(妙見宮)
■交通:八代駅からバス10分宮地下車すぐ
http://www.myouken.com/
※長野えびす講煙火大会【長野】(2019年は中止)
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※2019年は台風19号の影響により中止となった模様です。
長野県で行われる、「晩秋」の花火をドォーンと楽しめる日本一ド派手なえびす講。特大のスターマイン、音楽と同調させたミュージックスターマイン、十号玉八号玉七号玉100連発など豪華絢爛な花火が夜空を彩ります。全国屈指の煙火師を招いての全国十号玉新作花火コンテストも同時開催。
■日時:11月23日(祝)18時~(毎年)※2019年は中止
■場所:長野大橋西側・犀川第二緑地
■交通:花火会場へは長野駅東口から徒歩20分
http://www.nagano-cci.or.jp/ebisukou/
11月に行われるその他の奇祭
白鷺の舞(浅草寺)
その他、下記の奇祭も要チェックです。
・「稲穂祭(狐の嫁入り)」(毎年11月3日・山口) 狐の嫁入りをモチーフとしてお祭りです。
・「府中刑務所文化祭」(毎年11月3日・東京) 普段は見れない刑務所の中を「プリズンアドベンチャーツアー」と称して一般公開。「臭い飯」と伝わる受刑者の食事を再現した弁当や、刑務所作業製品も販売する。
・「入間航空祭」(毎年11月3日・埼玉) 航空機の飛行展示、航空自衛隊の各装備などを展示。
・「白鷺の舞」(毎年11月3日・東京) 浅草の浅草寺で、白鷺をかたどった平安装束に身を固めて舞い踊ります。『浅草寺慶安縁起絵巻』に記載される祭礼行列がモチーフ。毎年4月第二日曜と5月の三社祭でも実施。
・「尻つみ祭り」(毎年11月10日・静岡) お囃子のリズムにのってお尻をぶつけ合うユーモラスな尻相撲大会を行う。
・「参候祭」(毎年11月第二土曜・愛知) 七福神などが自分が登場した理由を述べ、舞を踊る奥三河の奇祭。
・「芝山はにわ祭り」(11月第二日曜頃・千葉) 国造を筆頭にかつての古代人が芝山町に降臨するコスプレ祭。古代の祭礼や巫女の舞、花火の打ち上げなどを行う。※今年は台風の影響により中止。
・「妖怪祭り」(毎年11月第三日曜・徳島) 妖怪伝承により人を遠ざけてきた四国の秘境・大歩危妖怪村で開催。着ぐるみを被って一般参加も可能な妖怪パレードを行う。
・「神農祭」(毎年11月22日、23日・大阪) 無病息災を祈願して薬のゆるキャラが大集合する。
・「大矢田のひんここ」(毎年11月23日・岐阜) 案山子のような棒あやつり人形が主役の人形劇。大矢田神社の祭礼。4月の第二日曜にも開催。
・「子供強飯式」(毎年11月25日・栃木) 山伏と強力に扮した小中学生が大人に山盛りのご飯を強要する。