おはこんばんちは、おーわです。
花火といえば夏という印象が強いですが、実は秋にも全国各地で花火が打ち上がります。
関東地方においてもいくつかの花火大会が秋に開催されますが、その一つに東京都で開催される北区花火会があります。
北区花火会はライトアップされた旧岩淵水門(赤水門)とともに花火を観覧できるのが魅力の一つとして挙げられますが、そのスポットの一つとしてファンゾーン(有料観覧席)があります。
今回はそんなフォトジェニックな光景を現地で観覧・撮影してきましたので、写真とともに紹介してまいります。
北区花火会とは
北区花火会は東京都北区の荒川河川敷で開催される花火協働事業で、9月下旬の週末に開催されます。
打ち上げ数は約1時間で8,888発(2019年時点)、大きさは最大5号玉と東京23区内で開催される花火としては標準的な規模となっています。
通常、花火大会というと大規模な民間企業などの協賛で成り立っていることが多いですが、北区花火会は区内を代表する民間団体を中心とした地元の方々の協力によって成り立っているのが最大の特徴となっています。
北区花火会はいわば北区の方々によって成り立っている手作りの催しなのです。(「花火大会」ではなく「花火会」という親しみある名称となっているのもそのためです)
赤水門エリアと青水門エリアの違い
北区花火会では複数の有料観覧席が設けられていますが、大きく青水門エリアと赤水門エリアに区分されます。
青水門エリアは花火を最も近いかつ正面から堪能できるのが特徴となっています。
花火をしっかりと楽しみたいという方に適したエリアで、5種類の観覧席(グループ席、グループシート8、カップル席、パーソナルシート、カメラマン席)が用意されます。
一方で赤水門エリアはライトアップされた赤水門とともに花火を堪能できるのが特徴となっています。
北区らしい景観とともに花火を楽しみたいという方に適したエリアで、5種類の観覧席(リバーサイドプレミアム席、カップル席、パーソナル席、グループシート4、ファンゾーン、カメラマン席)が用意されています。
楽しみ方に合わせて2タイプの有料観覧席が選べるのは非常に面白いところです。
ファンゾーン(赤水門エリア)からながめる北区花火会
ということで実際に赤水門と花火のコラボレーションを拝むべく、ファンゾーン(赤水門エリア)にやってまいりました。
ファンゾーンは赤水門エリアのうち河川敷の法面部分に設定された芝生の席で、区画内で自由に席が選べる形式となっています。(入場口で1人分のブルーシートが配布されます)
日が暮れると赤水門にライトアップが施されます。
闇夜に浮かぶ赤い水門は大変に美しいものがあります。
ちなみに赤水門がライトアップされる機会は年間を通じて限られているため、実はこの景色そのものも貴重だったりします。(北区花火会の開催日以外では桜の開花シーズンなど限られた期間のみに実施)
赤水門にライトアップが施されてしばらくすると、いよいよ花火の打ち上げが始まります。
美しい花火と赤水門のコラボレーションは非常に良く映えます。
北区花火会の打ち上げは青水門エリアでの観覧に最適化されれいるため低い花火が見えにくいこと、ワイド感を味わいにくいという欠点があります。
ただし、低い花火の一部が赤水門エリアのレイアウトに沿って配置されているため、ファンゾーンを含む赤水門エリアからの観覧する方々に対しても一定の配慮はなされているのは非常に嬉しいところです。
北区花火会のプログラムは北区らしさを前面に押し出したものが主体となっていますが、中でも北区(赤羽)が誇るロックバンドことエレファントカシマシ(エレカシ)の楽曲とともに打ち上がる音楽花火はプログラムの目玉となっています。
写真だけど伝わりにくいですが、ファンゾーンは音響もしっかりとしてるので、エレカシの楽曲+花火+赤水門という北区らしさ全開のコラボレーションをたっぷりと楽しめるのは嬉しいところです。
北区らしい花火の他、日本煙火芸術協会が提供する5号玉花火の打ち上げも行われます。
ファンゾーンは花火からの距離もある程度近いため、迫力ある美しい花火玉とライトアップされた赤水門とのコラボレーションを堪能することができます。
まとめ
ファンゾーンからながめる北区花火会。
ライトアップされた赤水門と美しい花火という大変フォトジェニックな光景を良好な音響とともに楽しめるのは非常に趣深いものがあります。
北区花火会をファンゾーンで観覧したいと考えている方の参考になれば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございますm(__)m