2023年9月2日、3日の日程で、東京・大田区の子安八幡神社で例大祭が開催されます。
閑静な住宅街の鎮守の神様のお祭り。地域のあたたかさを感じられる2019年の現地レポートとともに、2023年の開催情報をお届けします。
隣町の人と仲良くなってお神輿担ぎに参加してきました
今回、初めてフォトレポートをさせて頂きます、神輿を担ぐのもお祭り見に行くのも大好きなカワグチと申します。よろしくお願いいたします。
9月に入ると、大田区の西北部では、多くの神社でお祭りが執り行われています。私が住んでいるお隣のまちの鎮守様「子安八幡神社」でも、9月の初旬に例大祭が開催されます。その、子安八幡神社の祭礼日に合わせて、小池自治会の地域でも小池若者組合主催によるお祭りが実施され、地域の皆さまからは「小池のお祭り」として親しまれています。
小池のまちは、まちの由来となった「小池」、東雪谷との境界に沿って流下する「洗足流れ」、また近隣には桜の名所として知られる「洗足池」、今年の9月にオープンした「勝海舟記念館」がある、自然あふれる閑静な住宅地に位置しています。
祭囃子に誘われて…
ちょうど、自町会のお祭りの準備をしているころ、祭囃子の音色が聞こえてきます。祭囃子が聞こえてくると心ワクワク血が騒ぎます。祭囃子に誘われるがまま、小池のお祭りにご挨拶と見学に。
神輿を近くにすると、何故か担ぎたくなります。とはいえ、お祭りに参加したいけど敷居が高いと感じませんか。お隣のまちならなおさらのこと、自町会のお祭りでさえ、最初は勇気が必要でした。いきなり「半纏を貸して欲しい」と言っても門前払いを食らうと思い、町内清掃や、夜警(火の用心)に参加して、町会の役員さんに名前と顔を覚えてもらうことにしました。
しかし、お隣のまちですと、なかなか役員さんとの接点はありません。そこで、話やすそうな知り合いを探すことに。運良く知っている人を発見。子どもが通っていた小学校の「おやじの会」の先輩です。しかも、役員タスキを掛けています。自町会のお祭りにも担ぎに来ていただいている方です。ちょっと、恐る恐る近づいていきます。
カワグチ)「こんばんは、見学しにきました」
「なんだ、かわぐっちゃん。見学なんて言わないで担ぎに来てよ」
考え抜いて声をかけた結果、思いのほかサクッと話がすすみました。ということで、次の年から小池若者組合さんの半纏を借りることが出来ました。今年で2回目の参加となります。
小池のお祭りってどんな祭?
文頭でも述べましたが、小池のお祭りは、小池自治会の地域で執り行われる、小池若者組合主催によるお祭りです。子安八幡の祭礼日に合わせて、土曜日の午後に子ども神輿と山車の町内巡行、夕方から大人神輿の渡御。日曜日の午前中に子ども神輿と山車の町内巡行、午後に大人神輿が町内を練り歩きます。
宵渡御
夕方の6時30分から8時30分くらいに掛けて、弓張提灯で飾り付けされた大人神輿が町内を練り歩きます。
子ども神輿・山車
大人神輿の町内渡御
例年ですと、これから子安八幡神社の氏子地区の神輿が一堂に集まり、連合宮入りと御霊返しを行っていましたが、子安八幡神社の社殿立替え工事中のため、今年は連合での宮入りは執り行われないそうです。
お祭りに参加してみよう
「お祭りに興味があるけど、参加するには敷居が高い」と考えている方も多いかと思います。子ども神輿や、山車にお子さんを連れてきている「お父さん」や「お母さん」が沢山いっらしゃいますが、中には「大人神輿を担ぎにいきたいけど…」と躊躇している人もいるはず(自分もそうでした)。
お爺ちゃん、お婆ちゃんの代からこの土地に住んでいないと神輿は担ぐことはできないというイメージもありますが、必ずしもそうではありません。
まずは、大人神輿の見学へ行ってみましょう。PTAの役員さんやおやじの会、行きつけの飲み屋の常連、ママ友、パパ友など、担ぎ手に知り合いはいませんか?
ほんの少し勇気を出して、「自分も担ぎたい」と話かけてみましょう。きっと、快く迎えてくれると思います。
最後まで、お読みいただきありがとうございます。本稿が、お祭りに参加したいけど切っ掛けがない…と思っている方々の参考になれば幸いです。
2023年の開催情報!
日時:2023年9月2日(土)、3日(日)
場所:子安八幡神社(東京都大田区仲池上1丁目14−22)
主な催し:
9月2日(宵宮祭)
12:00〜 御霊入れ
12:30〜 引き太鼓・お神輿渡御
17:30〜 奉納すもう大会(池上町2丁目第二児童公園)
9月3日(本祭)
8:40〜 引き太鼓・お神輿渡御
12:30〜 引き太鼓・お神輿渡御