※2020年開催中止(2020.3.10)詳細は熊谷市HPをご覧ください。
日本の最高気温を記録した熊谷で開催される「熊谷さくら祭」
埼玉県の北部に位置する熊谷市は、夏の猛暑で広く知られています。2018年7月23日の気温は41.1度となり、日本の最高気温を記録しました。とは言っても、熊谷にも四季は訪れ、春には市内各所で育つ桜は、季節の彩りをつけます。荒川沿いの桜堤では、例年3月下旬から4月上旬に「熊谷さくら祭」が開催されます。2019年には3月25日~4月7日に行われました。
「日本さくら名所100選」に数えられる熊谷桜堤
JR、秩父鉄道の熊谷駅から南方に徒歩約5分の荒川の河原には、熊谷桜堤の石碑が設けられています。熊谷の荒川の河川敷は、江戸時代から桜の名所として広く知られていたのです。当時の桜堤は火災によって焼失してしまいましたが、1952年の荒川改修に伴い、新たな熊谷桜堤が築かれました。石碑を中心として荒川沿いに約500本のソメイヨシノが植樹されたのです。桜並木の全長は約2キロにわたり、例年3月下旬から4月上旬には、延々と荒川の河原が季節の彩りに染まります。「日本さくら名所100選」の一つに数えられています。
荒川大橋の袂で温かに溶け合う桜の薄紅色と菜の花の黄色
熊谷桜堤の石碑から西に約1キロのところに荒川大橋が架かっています。この橋の桜並木の西端となります。荒川大橋の袂には菜の花が育ち、桜の開花に合わせるように黄色の花を咲かせます。桜の薄紅色と菜の花の黄色が、温かな雰囲気を漂わせながら溶け合っています。
桜の木の下は約2キロの宴会場
「熊谷さくら祭」の期間中、熊谷桜堤の土手下の側道には、隙間なく露店が並びます。花見のときに欲しくなる飲食品が全て勢揃いしています。桜の木の下にシートを敷いて春風に吹かれながら飲食を楽しむことができます。何しろ約2キロの桜並木が続くので、必ず場所を確保することはできるでしょう。
「熊谷さくら祭」は夏の猛暑で知れわたる埼玉県熊谷市の荒川河川敷で、例年3月下旬から4月上旬に開催されています。荒川沿い約2キロの熊谷桜堤に育つ約500本のソメイヨシノが、一斉に薄紅色の花を咲かせるのです。延々と続く桜並木は、「日本さくら名所100選」の一つに数えられています。