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神奈川県西部の松田町の西に聳える富士山
標高約3776メートルで日本一の高さを誇る富士山は、見晴らしがよければ都心をはじめ遠方からでも姿を拝むことができます。神奈川県足柄上郡の松田町まで行くと、障害物は少なくなり町内のいたるところからくっきりと見えるようになります。JR御殿場線の松田駅ではプラットホームからは西方に富士山が聳えています。白雪で覆われる山頂から緩やかなカーブを描きます。視線を90度変え北方に移すと、松田山が標高約568メートルの松田山が視界に入ります。山中の西平畑公園は、例年2月上旬から3月上旬にかけて河津桜と菜の花が鮮やかな色彩のコントラストを見せ、「まつだ桜まつり」が開催されています。2021年には2月6日~28日の期間が予定されていましたが、新型コロナウイルス感染防止のため中止となってしまいました。
2021年の「まつだ桜まつり」は中止となりイベントの他、駅と会場までのシャトルバスの運行も行われていません。西平畑公園は松田駅から北に1キロ足らずです。山に向かって緩やかな坂道が続きますが、徒歩でも20分前後で訪れることができるでしょう。松田山に向かう道からも富士山の姿が見え隠れします。
西平畑公園では入口のゲートを潜ると、松田山の山肌に設けられた階段を上ることになります。ゲート前で少し休憩をとるのがいいかもしれません。階段の左右には河津桜や菜の花が鮮やかな色彩で彩っているので、足取りは軽くなっていくことでしょう。
河津桜の薄紅色と菜の花の黄色がバランスよく溶け合う西平畑公園
西平畑公園の園路の両側は、河津桜の薄紅色と菜の花の黄色が、バランスよく溶け合います。鮮やかな彩りをバックに記念撮影をしたくなることでしょう。園内には展望台も設けられ、河津桜、菜の花越しに松田町の眺望が広がります。
目の前でリズミカルに踊り出す河津桜と富士山
公園の最上部には、子どもの館やハーブガーデンが設けられています。2021年は新型コロナウイルス感染防止のため屋内施設は閉鎖されていますが、平らな広場は解放感が漲ります。子ども用の遊具も設置され、ブランコを漕げば目の前で河津桜と富士山がリズミカルに踊り出します。
河津桜と富士山の構図に自らのセンス活かして創作するアート写真
公園内では様々な角度から富士山を眺めることができます。鮮やかな薄紅色の花を咲かせる河津桜越しの富士山の姿には、うっとりとしてしまうことでしょう。花と山の配置や構図に自らのセンスを発揮して写真を撮影すれば、アート作品を創作することができるかもしれません。
神奈川県西部の足柄上郡松田町の西平畑公園には、河津桜や菜の花が植栽されています。いずれも2月上旬から3月上旬にかけて花を咲かせ、園内は薄紅色と黄色の色彩のコントラストを見せてくれます。これに富士山の姿が加わり、視覚的に贅沢な花見を楽しむことができます。