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湊川神社初午祭のユニークな湯立神事!巫女が笹束で釜から湯を振りケガレを祓う!

更新日:2020/8/28 高橋 佑馬
湊川神社初午祭のユニークな湯立神事!巫女が笹束で釜から湯を振りケガレを祓う!

神戸・湊川神社が舞台のお祭り

今回ご紹介するお祭りの舞台は、兵庫県神戸市にある湊川神社。明治5年(1872年)創建で、鎌倉時代末期から南北朝時代に活躍した武将、楠木正成が主祭神として祀られている神社です!

湊川神社へは、最寄りのJR神戸駅から徒歩4分程で行くことができます。都会の中に自然の広がる美しい境内が目印です!

境内の楠本稲荷で行う初午祭

湊川神社境内にある楠本稲荷神社。こちらが今回のお祭り「初午祭」の舞台となります!

“初午”と言うお祭りは稲荷神社にとって重要な祭事の1つとして知られています。その起源には稲荷神社の総本社伏見稲荷大社」が関係しているのですが、主祭神の稲荷大神が伏見稲荷大社裏の稲荷山へ降り立った日が2月の初午の日だったと言われています。その故事に因んで今でも2月最初の午の日「初午」にお祭りが行われているのですね!

楠本稲荷神社の入口は、稲荷神社のシンボルでもある連なる鳥居があります。

祭事に先立ち、境内ではこのような次第が配られていました。わかりやすくてありがたいですね!

11時を迎え、初午祭がはじまります!神主さんや巫女さんが社殿へとやってきました!

次第にもある様々な儀式が進んでいきます。こちらは神楽の様子です!

巫女が大釜で湯を沸かしていく!

社殿での儀式が終わった後は、いよいよ外で湯立神事が行われます!大釜の中にはすでに湯がぐつぐつ沸かされスタンバイOKです!

巫女さんがまずは釜の中にお米を入れていきます。

続いてお酒が入れられていきます。

最後に竹筒で湯をかき混ぜていき、お湯づくりは終了です!

できたお湯はお稲荷さんへお供え

できあがったお湯は楠本稲荷神社へと奉納されます。巫女さんが筒へと柄杓でお湯を移していきます。

お湯は巫女さんから神主さんへ渡され、社殿へと献ずられました!

笹束でケガレを払う!

お湯を神社に奉納して終わりかと言うと、まだまだここからが本番です!湯立神事のメイン「湯立」がはじまります!

束になった笹を、巫女さんが湯立っている釜の中に突っ込み…

勢いよくしぶきを撒き散らします!!境内はもとより、参拝者へもどんどんしぶきをかけていきます!!

このしぶきをかけてもらうことで、罪ケガレを祓うことができ、家内安全・商売繁盛・無病息災のご利益をいただくことができるんだとか!これはありがたいしぶきですね!

湯立神事が終わった後は、参拝者におしるこのお振舞があるのもありがたいです(お湯は熱いですが、この日は極寒!あたたかいおしるこが嬉しい)。ケガレを祓ってもらった皆さんで食べるおしるこは格別でした!

湊川神社は見どころがいっぱい

湯立神事だけでなく、湊川神社の境内にはたくさんの見どころがあります!

まずはじめはオリーブの木!なんとこちら、日本最古のオリーブの木なんだとか!明治のはじめ頃に日本へ持ち込まれた数本のオリーブの木の1本と言うことで、明治末期にはこの場所に植え付けられていたんだそうです。貴重なものですね!

お次は湊川神社の主祭神でもある楠木正成のお墓。この墓碑の文字、なんと水戸黄門で有名な徳川光圀公が1692年に書いたものなのだそうです!この2人の接点は次の事情から来ています。

楠木正成は、後醍醐天皇を奉じて活躍した武将。徳川光圀は、神武天皇からの天皇家を中心とした歴史を取り上げた歴史書「大日本史」を編纂するなど、勤皇と言う点でつながりがあります。そんな縁から、徳川光圀が楠木正成の墓碑に「嗚呼忠臣楠子之墓」と言う言葉を刻むことになったそうです。

楠木正成の墓碑の前には、徳川光圀の銅像もありました。

境内には大楠公(だいなんこう)と呼ばれ親しまれている楠木正成の一生を描いた説明もあります。ぜひご覧ください!

湊川神社初午祭、いかがでしたでしょうか?稲荷神社特有の初午のお祭りですが、湯立神事を見られる場所は珍しいかもしれません!ぜひ来年の2月の初午の日には、湊川神社へ来てみてください!

高橋 佑馬
この記事を書いた人
オマツリジャパン オフィシャルライター
1991年生まれ。仙台出身、埼玉育ちの祭り好きです!東北、関東のお祭りがメインですが、全世界おもしろいお祭りがあったら駆けつけます!お祭りのレポートは現地の臨場感を大切に写真・動画を活用し紹介。各地のグルメ情報もお伝えします!

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