7月13日は「イーサン・ハントの日」です!「イーサン・ハント」とは、ハリウッドのスーパースター、トム・クルーズが演じる大人気アクション映画「ミッション・インポッシブル」シリーズの主人公です。
1996年のシリーズ第1作「ミッション・インポッシブル」の日本公開日が7月13日だったことに加え、「13(イー・サン)」の語呂合わせが効いています。
2023年の「イーサン・ハントの日」は特別な日になりそうです。そう、新作「ミッション・インポッシブル/デッド・レコニングPART ONE」を引っ提げて、主演のトム・クルーズが7月に25回目の来日を果たすと発表されているからです!映画は7月21日、日本公開です!
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トムは今作以外でも、ノンスタントでアクションシーンに挑むことで有名ですが、日本にもトムに負けるとも劣らない「体の張り方」で挑むお祭りがたくさんあります。
この記事では、大迫力のトムのアクションシーンに乗っかって、日本のお祭りを紹介します。
「ミッション・インポッシブル」って?
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「ミッション・インポッシブル」は、1960年代の人気テレビシリーズ「スパイ大作戦」の映画化作品です。初めてプロデュースに挑んだ主演のトム・クルーズが、鬼才ブライアン・デ・パルマ監督を迎え、1996年に第1作「ミッション・インポッシブル」が公開になりました。
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トム演じるイーサン・ハントは、CIA(米国中央情報局)の中のIMF(国際通貨基金ではなく、作中ではImpossible Missions Force=不可能作戦部隊です)の敏腕スパイ。濡れ衣を着せられ、CIA本部や裏の組織から追われて散々な目に遭います。映画は、練りに練ったプロットとスリリングなアクションの連続で世界中でヒット!世界中で4億5000万ドルの興行収入を叩き出しました。
見どころはなんといってもアクションです!
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第1作のヒットの結果、「ミッション・インポッシブル」シリーズはこれまでに6本が製作される人気シリーズとなっています。そしていよいよ7作目として2023年7月21日公開の「ミッション・インポッシブル/デッド・レコニングPART ONE」が2023年7月21日公開。2部作のため、後編の8作目の製作も決まっています。
作品の見どころは、やはり毎回エスカレートするアクションシーン。ワイヤーで吊るされたり、飛んでいるジェット機に素手でぶら下がったり、バイクから飛び降りたり、高いビルをよじ登ったり、あるいはビルからビルへ飛び移ったり……。6作目「ミッション・インポッシブル/フォールアウト」(2018年)では、トムが壁にぶつかって足首を骨折したにもかかわらず、全力疾走を続けて撮影を完遂したエピソードが報道されました。
出世作『トップ・ガン』(1986年)の頃から、「スタントは自分でやる」という姿勢を貫いてきたトム・クルーズ。映画の撮影にのぞんで、これまで、戦闘機やレースカーの操縦、ビリヤードや古典語、ドイツ語なども身につけたそうです。そのストイックさが観客に感動を与えてくれるのかもしれませんね。
歴代アクションシーンに似てる!?日本の祭!
これまで数々のアクションを成功させてきたトム・クルーズ。ところで、ハリウッドの伝説ともなったアクションシーンは、日本の祭りと少し似ていないでしょうか・・・?
ワイヤーで吊るされ激突寸前のトム
「ミッション・インポッシブル」といえば、このアクションシーンが一番に頭に浮かぶのではないでしょうか。第1作「ミッション・インポッシブル」(1996)で登場した、落下寸止め「宙吊り」ワイヤーアクションです。
Who remembers this scene? #TBT pic.twitter.com/JuXM4yTcm0
— Tom Cruise (@TomCruise) April 16, 2015
必死にバランスをとるトムを見て、手に汗握りました。
そして手に汗握るお祭りが日本にあります。「金沢百万石まつり」で披露される「加賀鳶」の妙技です。
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江戸で話題を呼んだ加賀藩お抱えの火消しの技を現在に伝える加賀鳶の梯子登り。柱の上で、ピタッと静止する緊張感のあるポーズが観客を惹きつけてやみません。
大量の水を浴びるトム
同じく1996年公開の第1作から。巨大な水槽のあるレストランでCIAの上司と向かい合うトム。彼が自身を組織の裏切り者に仕立て上げようとしていると悟るや否や、高性能のガム型爆弾で、水槽を爆破。溢れ出る水に流されながらその場を脱出します。
【#エージェント】
水槽から溢れだす水の重量は16トン…
トム・クルーズによるノースタントアクション伝説は、ここから始まった#MIプレイバック#フォールアウト #mijp pic.twitter.com/P5xcYcRp5R— 『ミッション:インポッシブル』公式 (@MImovie_jp) June 14, 2018
撮影では実に16トンもの水が使われたそうです。
大量の水が使われる祭りといえば、「大東大原水かけ祭」があります。
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極寒の2月、全力疾走する裸の男めがけて、沿道から水をぶちまけます。元々は火伏や無病息災を願って始められた祭りです。
高いビルから逆さまにぶら下げられるトム
高さ828メートルの電波塔ブルジュ・ハリファから見下ろす地面は、気絶モノです。第4作目「ミッション・インポッシブル/ゴースト・プロトコル」(2011)において、トムは消防用ホースでブルジュ・ハリファの高層階から飛び降り、ビル側面を走り降りた末に、階下の窓に飛び込みます。
正解は、UAEのドバイにある世界一高い高層ビル「ブルジュ・ハリファ」。「M:i ゴースト・プロトコル」でトム・クルーズが自らガラスの外壁をよじ登ったり、ぶら下がったりするアクションを演じました。
なお、同ビルは、高さが828メートルと、東京スカイツリー(634メートル)より高いです。 https://t.co/iFIlFLNsOL pic.twitter.com/yzNl8ErLMR
— 映画.com (@eigacom) May 13, 2020
ギリギリ仲間たちが足首を掴んでトムを拾い上げ、なんとか危機を逃れます。信頼できる仲間って最高ですね。
日本にも仲間への信頼がなければできない祭があります。
長野県で3年に1度行われるお祭り「橋懸り」です。御霊送りのために獅子頭を持ってぶら下がり、水面を叩きます。信じてぶら下がる勇気に脱帽です。
爆発・爆風から走って逃げるトム
同じく4作目「ゴースト・プロトコル」から。ロシアの中枢クレムリンに潜入したトム。守備よく任務を果たして、観光客を装って人混みに溶け込もうとしていたところ、なぜか背後でクレムリンが大爆発。呆然としながらも危険を察知し、すぐに全速力で走り出すトムを追うように、道端の車や敷石が爆発を始めます。トム、逃げて〜!!
逃げて〜!と叫びたくなる祭も日本にあります。
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岐阜県・手力雄神社の「手力の火祭り」です。滝のように降り注ぐ火の粉の中を神輿を担いで歩きます。なんと神輿にも花火が取り付けられているので、素肌に火花を浴び続けることになります。
蒸気機関車の先頭にクールに立つトム
そして、2023年7月21日日本公開の最新作「ミッション・インポッシブル/デッドレコニングPART ONE」の映像が公開されています。クールなスーツ姿で蒸気機関車の先頭に立つトム。先行情報では、走っている機関車の上でアクションシーンの撮影が行われたようです。詳細はぜひ映画館で!
なるほどね。>トム・クルーズ主演『ミッション:インポッシブル7』機関車スタント https://t.co/jkQg9lhwKR pic.twitter.com/mJe85sY7qh
— (@kirockyou) August 22, 2021
走る車両の上でクールに決める祭りが日本にもあります。「岸和田だんじり祭」です。
だんじりの上のお祭り男たち。クールですね。屋根の上で飛び跳ねる大工方の決めポーズは必見です。
映画公開が待ち遠しい!
この記事では、7月13日「イーサン・ハントの日」と7月21日の「ミッション・インポッシブル」新作公開に合わせて、トム・クルーズのアクションシーンが日本のお祭りに似ているとの仮説のもと、様々な日本の祭りを紹介しました。
ハラハラドキドキでいつも私たちを楽しませてくれるトム・クルーズ。ぜひ映画をみたら、日本のお祭りのことも思い出してください。