2022年12月10日(土)〜12月18日(日)に、世界遺産「仁和寺」にて、アートなライトアップが楽しめる『NAKED GARDEN ONE KYOTO』が開催されました。
このイベントの魅力を京都在住フォトグラファーの佐々木がレポートします。
目次
世界遺産 真言宗 御室派 総本山 仁和寺
皇室から住職を迎えてきた門跡寺院「仁和寺」は、天皇や皇族が住む所を意味する「御室」という名前がついています。宇多天皇が仁和寺にお住まいになられたことから「御室御所」とも呼ばれており、仁和4年創建でその元号が寺号になっています。
そんな皇室ゆかりの場所で、最先端のライトアップが楽しめるとは…!
なんともワクワクします。
NAKEDディスタンス提灯®︎
夜道を照らす、優しい色をした提灯。
この近未来型の提灯はチームでひとつ、貸し出しされています。
うーん。どの色にしようか迷う!
どれにするか迷ったため、係員さんに相談。
「僕は緑が好きです!」とのことで、今回は緑の提灯をお借りしました。
緑色の提灯を照らしてみると、タンポポの綿毛のような影絵が映りました。色はピンクや水色など何種類かあり、どれも違うお花の柄の光が地面に映し出されます。
この提灯を持っていると自然と他の人と距離が保てます。さらに、誰かの写真の中に入り込んでもシルエットのようになるという優れモノ。持って楽しんで、いつの間にかアート作品の一部になっているという提灯。ぜひ借りて行ってください。
NAKEDつくばい®︎
提灯を貸し出すブースには、なにやら黒い箱があります。
実はこれは感染症対策も出来るアート作品。
茶室に入る前に手を清める「蹲(つくばい)」をイメージしたものです。
箱の中に手を差し込むと、美しい光の花がキラキラと輝きながら手の中に映し出されます。
「キラキラして綺麗!」と光を見つめていると、シュッとアルコール除菌液が出てきました。つい面倒になってしまう消毒ですが、なんとも楽しくなる仕掛けです。
NAKED 花みくじ®︎
もう一つ気になるのは「花みくじ」。
好きな花を選ぶと、茎のところにおみくじが!なんともオシャレです。
この可愛い花のオブジェ、おうちに飾りたくなりますね。
五重塔プロジェクションマッピング
本堂に向かって歩いていくと、シンボル五重塔に向かう道がNAKED仕様に輝いています。
写真ではわかりづらいですが、光の道を歩いてみると足元がキラキラと輝きます。
遠くから五重塔を見つめるだけではなく、ぜひ光の道を歩いてみてください。
『DANDELION PROJECT』by RYOTARO MURAMATSU / NAKED
晩秋の紅葉を眺めながら境内を進んでいくと、本堂の前にはぽつんと光る大きなタンポポの綿毛が。
これはアートオブジェの「DANDELION PROJECT」。
今まで何度も来た見慣れた境内に、初めて見る白く光るオブジェが佇んでいます。
まずスマホでQRコードを読み込み、アルファベットで名前を入力します。
次に作成されたQRコードを大きな綿毛のモニュメントの前にあるQRコードリーダーに読み込ませます。
するとデジタルの綿毛が飛び、本堂に光の花が咲き始めます。
おおぉ〜、綺麗!
歴史ある仁和寺に名前が映し出され、なんだか親近感が沸いてきます。
本堂を眺めていると、あっという間に光の花が散り、綿毛が飛んでいきました。
この一瞬を逃さぬようにお友達や恋人と来て、動画を撮りあってみてくださいね。
あぁ、楽しかった…!
由緒あるお寺での新しい試み。
これはお寺に行ってみようという、きっかけになるなと感じました。
ん?何か聴こえる…。
耳をすますと、本堂の奥にある暗闇の中からお経が聴こえてきます。
普段はお寺を閉めている時間、新しい時代の波がすぐそばにやってきていても、お坊さんたちはきちんと修行をしているのだなという一面も知る瞬間でした。
仁和寺は京都で一番最後に咲く「御室桜」が有名です。
背丈が小さく可愛らしい桜は毎年四月上旬〜中旬頃に咲きます。ぜひ来年の桜も見に来てください。
「NAKED GARDEN ONE KYOTO 仁和寺」
2022年12月10日(土)〜12月18日(日)
17:30〜21:30 ※最終入場は21:00
NAKED, INC. WEBサイト
https://naked.co.jp/
NAKED GARDEN ONE KYOTO 公式サイト
https://garden.naked.works/kyoto/
世界遺産 真言宗 御室派 総本山 仁和寺
〒616-8092京都府京都市右京区御室大内33
TEL/075-461-1155
FAX/075-464-4070
「NAKEDヨルモウデ 2022 平安神宮」は2022年12月25日(日)まで開催されています。