※2020年は新型コロナウイルス蔓延の影響で、御輿渡御・山車巡行は中止となりました。2021年には無事に開催されることを願いつつ、コロナウイルスの終息のために感染予防を心がけましょう。(2020年7月3日 編集部)
毎年7月の最初の頃に行われる「成田祇園祭」。
このお祭りは夏の訪れを告げてくれるお祭りとして、毎年何十万人もの見物客が訪れる大規模なお祭りとして有名です。
そこで今回は成田祇園祭の日程、屋台や山車についてまとめてみました。(この記事は2019年に公開されたものを再編集しています。2020年7月3日 編集部更新)
300年以上の歴史を誇る成田祇園祭
成田祇園祭の歴史は約300年以上も続いているといわれています。
1721年(享保6年)の資料の中に「中止していた成田祇園祭を復活した」といった内容の文章が残されていたようです。
中止していた期間については残念ながらハッキリとされていませんが、文章から分かるように、この頃より前には確実に成田祇園祭があったといわれています。
1721年は八代将軍の徳川吉宗の時代。徳川吉宗も成田祇園祭を見ていたのかもしれないと思うと、深い歴史を感じますね。
成田祇園祭の2020年の日程と概要は?
成田祇園祭は、千葉県成田市の「成田山新勝寺」「成田駅周辺」で毎年7月の初めに行われます。
お祭りの日程は、祇園会期間中の7月7・8・9日に一番近い金曜日から日曜日までの3日間と設定されており、2020年は7月10日(金)から12日(日)の開催となります。
※2020年御輿渡御・山車巡行は中止
7月10日(金)午後
安全祈願、鏡開き、屋台・山車の競演(総踊り)
7月11日(土)午前
屋台・山車の競演(総踊り)
7月12日(日)午前
屋台・山車の総引き
7月12日(日)午後
御輿還御式、屋台・山車の競演(総踊り)
毎年45万人以上の人が訪れる大規模なお祭りとして、毎年注目を集めています。
成田駅前なう。今日は成田祇園祭。 pic.twitter.com/6HdMGrP9zE
— Kame. Y (@kame_matsuri) 2018年7月6日
成田祇園祭の見どころは?
成田祇園祭の見どころは何といっても圧倒的な屋台や山車。
屋台は露店を想像される方が多いかもしれませんが、山車の一種です。
ちなみに屋台は人形が乗っていないもの、山車には人形が乗っているものとして区別しています。
いくつかある見どころの中でも毎年行われる「総引き」は必見。屋台と山車が集結して成田山の坂道を駆け登ります。
この総引きを目当てに多くの人々が集まります。
そして祇園祭と聞くと、京都の祇園祭を連想される方が多いと思いますが、成田祇園祭を見た方の感想では「京都の祇園祭に負けていない!」と成田祇園祭を推す声が多く上がっているようです。
わっしょい!!!#有名俳優さんがいました#成田祇園祭 pic.twitter.com/mdCZbG2cWf
— 庵 (@BABY_GO_FOR_IT) 2018年7月7日
総踊りと総引きの違いは?
成田祇園祭の概要でご紹介しましたが、総踊りと総引きの違いについて気になる方も多いのでは!
そこで簡単に総踊りと総引きの違いをご紹介します。
「総踊り」も「総引き」も言葉のままですが、総踊りは成田山交道会の若者頭と副頭からの指示で一斉に始まる総踊りです。
各町内の屋台や山車が集まって、お囃子に合わせて元気よく踊りながら、町内や表参道を練り歩きます。
そして総引きは見どころでもご紹介したように、成田山の坂道を屋台や山車を引っ張りながら威勢よく駆け登ること。
見応えとしてはどちらも抜群ですが、威勢がよく迫力満点なのは総引きだといわれています。
そして、日が暮れる頃の山車(だし)@成田祇園祭7.7
なかなか風情が、ありますね#成田祇園祭#山車 pic.twitter.com/MMKlJQ2SHG
— ∠空花*5.31歌姫イベントwithギター永元さん!@こまごめわいわい( ◠‿◠ )♬🌷 (@kuuka127) 2018年7月8日
成田祇園祭のまとめ
成田祇園祭についてご紹介しました。
日程や概要を見ても分かるように、屋台と山車が成田祇園祭の見どころとなります。
その「迫力」「威勢」は、他のお祭りと比べても段違い!それはうっそうとした梅雨空を吹き飛ばしてくれるとも表現されます。
7月の予定がまだ決まっていないという方は、ぜひ出掛けてみてくださいね。