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節分の日に半日で2会場の豆まきが楽しめる川越市
毎年2月3には全国各地で節分の会が行われますが、同じ日に複数の会場に行くことは難しいでしょう。ところが埼玉県の川越市では当日うまく時間調整すれば、2つのスポットで豆まき行事を楽しむことができます。成田山川越別院と川越大師喜多院は、約200メートルしか離れていないのです。しかも、両者を繋ぐのは川越大師喜多院の参道なので抜群のアクセスです。
川越大師喜多院では例年13:20頃から豆まきが行われるのに対して、成田山川越別院では例年13:00頃と15:00頃の2回、豆まきが行われているのです。ですから、13:20前後は川越大師喜多院、15:00前後は成田山川越別院で過ごせば、半日で2度の豆まき体験ができるというわけです。川越大師喜多院については、下記リンクで詳しく紹介しています。
【川越大師喜多院 節分会】豆まきのかけ声は「鬼は外、福は内」ではなく「福は内」だけ
川越大師喜多院から参道を約200メートル歩けば成田山川越別院
川越大師喜多院で豆まきを楽しんだ後でも、約200メートルの参道を成田山川越別院に向かえば、2回目の豆まきに充分間に合います。
普段は人影まばらな成田山川越別院の境内も、節分の日には大勢の人々で埋め尽くされます。
「福は内」を連呼しながらまかれる豆の小袋に期待する当たり券
成田山川越別院では15:00頃に本堂前の鐘が鳴らされ、節分会の開始が告げられます。暫くすると、山伏が法螺貝を吹きながら特設の豆まき台に現れます。続いて本堂で追儺の儀式を終えた年男たちが裃を身につけて登場します。
法螺貝の音が消えると、豆まきが始まります。成田山川越別院では「本尊の不動明王の前では、鬼でさえ慈悲により改心する」と考えられ、豆まきのときに「鬼は外」は唱えません。「福は内」を連呼しながら福豆をまきます。
成田山川越別院の豆まきでは、小袋に詰めた福豆の他に、福餅やお菓子も投げられます。さらに人気があるのは、福豆の中に当たり券がついたものがあることです。福豆ばかりでなく、旅行券や電化製品などの福宝をゲットできるかもしれません。
境内で約50年営業を続ける甘酒茶屋の「開運うどん」
15:00の豆まきが終わる頃には小腹が減る人もいることでしょう。そんなときは、境内に店を構える甘酒茶屋に立ち寄るのもいいでしょう。3代約50年にわたって、同じ場所で営業を続けています。名物の「開運うどん」の出汁には、醤油が一切使われていません。透き通ったスープには昆布の風味が染み出しています。
成田山川越別院は、川越大師喜多院の約200メートル北に位置し、2月3日の節分の日には2つの会場で豆まきを楽しむことができます。「福は内」を連呼しながらまかれる福豆の小袋には当たり券つきのもがあり、思わぬ福宝をゲットする期待が膨らみます。