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根津・千駄木下町まつり2023の様子をレポート!風情ある町並みで行われる、地域住民による手作りのおまつり【東京】

2023/10/20
2024/5/7
根津・千駄木下町まつり2023の様子をレポート!風情ある町並みで行われる、地域住民による手作りのおまつり【東京】

東京23区の中央部で皇居の北側に位置する文京区。こちらの下町情緒あふれるエリアで、2023年10月14、15日の2日間、「根津・千駄木下町まつり」が開催されました。メイン会場の根津神社をはじめ、近隣9箇所のサブ会場を周遊して楽しむことができる地域の方々手作りのおまつりです。射的やシャボン玉等の遊べるコーナーは子どもたちにも人気で、親子での参加が多いのも特徴的。それでは初日10月14日(土)のおまつりの様子を紹介していきます。

根津・千駄木下町まつり

東京下町散策と地域住民による手作りのおまつりが同時に楽しめる「根津・千駄木下町まつり」

メインの根津神社と9つのサブ会場で構成されている、根津・千駄木下町まつり。今回はこの中から、親子連れで賑わっていた3会場、「根津神社(メイン会場)」、「須藤公園」、「よみせ通り延命地蔵尊」のおまつりの様子をご紹介していきます。

根津・千駄木下町まつり根津神社表参道の様子

根津神社(メイン会場)

メイン会場の根津神社は創建から1900年もの歴史があり、つつじの名所としても知られる神社です。7棟の社殿が国宝に指定され、地域に愛されるだけでなく、週末になると国内外問わず多くの観光客が訪れる場所でもあります。

根津・千駄木下町まつり初日のクライマックスを飾る和太鼓の演奏に多くの観客が集まりました

メイン会場である根津神社の大きな特徴が、豊富なイベント。国宝の楼門の前が「ふれあいひろば」として設定され、地域の方を中心とした皆様による技の披露が次々に行われました。こちらは和太鼓「大江戸助六流龍神太鼓保存会」による演舞のワンシーン。境内に鳴り響く太鼓の音がお祭りの雰囲気を盛り上げます。ほかにも地元の小中学生による鼓笛隊や吹奏楽、ダンス等が披露されていました。

根津・千駄木下町まつり

お次は、物産展&縁日を見てみましょう。文京区にゆかりのある地元企業や自治体、地域の町内会がお店を出し、グルメや物品を提供しています。根津神社境内に連なって出店している様子はワクワクしますね。

根津・千駄木下町まつり

根津神社の鳥居をくぐる前後から参道を埋め尽くすお店の数々。子どもにうれしい駄菓子や綿あめを売るお店もあります。

根津・千駄木下町まつり

その中でも地元感あふれるお店のひとつが「ねづちょこ亭」さん。根津小学校の同窓生で作るお店で、毎回おまつりに合わせて出店されているそうです。同じ小学校を出た仲間ということで、チームワークも抜群。提供されているチョコバナナは子どもたちから大人気でした。

根津・千駄木下町まつり

こちらも注目のお店です。根津・千駄木エリアは歴史的に職人が多く集まる地域なのですが、職人技が光る名物の一つに飴細工があります。動物を模った飴細工の販売も行われ、子どもたちからの「かわいいー!」という声が響いていました。

根津・千駄木下町まつり

こちらは射的ブース。なんとスタッフとして盛り上げているのは地元の中学生だそう。世代を超えておまつりを活気付かせています!数年前は遊ぶ側だった方々がおまつりのスタッフ側になっているのはなんだか感慨深いですね。

根津・千駄木下町まつり

文京区にゆかりのある地域からもお店が出店。こちらは森鴎外のご縁からやって来た島根県津和野町のブースです。森鴎外は津和野町の出身で、後半生は文京区で過ごしました。新米がおすすめとのことで、秋らしい商品がうれしいですね。

根津・千駄木下町まつり

社殿の西側の参道にはフリーマーケットが広がります。こちらも掘り出し物を探す方に人気のコーナーです。思いがけない商品に出会えるかも。

根津・千駄木下町まつり

こちらは、子どもの遊べるコーナー「ふれあいひろば」。シャボン玉や輪投げ、ベーゴマ等、どこか懐かしい遊びが体験できるコーナーとなっていました。下町の先輩方に教えてもらって、子どもたちも上手に楽しんでいました。

根津・千駄木下町まつり自分の顔よりも大きなシャボン玉が作れました

根津・千駄木下町まつり輪投げは子どもたちの腕の見せ所

根津・千駄木下町まつり大人も苦戦していたベーゴマ

須藤公園(サブ会場)

ここからは場所を変えて須藤公園です。須藤公園は加賀藩の支藩の大聖寺藩の屋敷跡の大名庭園を活かして作られた公園なのですが、その公園中に地域住民で作るコンテンツがたくさん用意されていました。

根津・千駄木下町まつり公園中央の池の周りにブースが立ち並ぶ

「子ども向け縁日」では、地元の方々によって綿飴やポップコーン等の子どもにうれしいお菓子が提供されていました。

根津・千駄木下町まつり

ポップコーンコーナーを手伝うのは、日頃から根津・千駄木エリアに関わっている拓殖大学の学生のみなさま。地域との協力関係ができているのが良いですね。

根津・千駄木下町まつり

手作りの射的コーナーは、地元の高校生がスタッフを行っていました。射的銃の使い方を教えるのもお手のものです。

根津・千駄木下町まつり

ハロウィン仕様のかわいらしい的を見事打ち抜けると、商品がもらえるということで白熱していました。

根津・千駄木下町まつり

そしてこの射的銃、なんと地元の方のお手製なんです。「作るのに3日かかるんだよ」、こう話すのは作り手の渡邉さん。使いやすさにこだわってひとつひとつ手作りしており、子どもたちが遊んでいる様子をうれしそうに見ていました。ちなみにこちらの射的銃は販売も行われています。

根津・千駄木下町まつり

続いて子どもたちに大人気だったのが「妖怪探しクイズ」。毎年人気のコーナーで、公園内に隠れている妖怪を探して回るスタンプラリーのような遊びになっています。どこに妖怪がいるか分かるヒントが難易度別になっており、子どもから大人までが楽しめる内容です。

根津・千駄木下町まつり

こちらのお子さんは「河童」を発見したようです!3体全てを発見できると商品がもらえるということで、公園中を妖怪探しの方が大勢歩いていました。「見どころたくさんの須藤公園をくまなく歩いてほしい!」というスタッフの願いが込められた企画でもあるんですよ。

根津・千駄木下町まつり

ほかには子どもが喜ぶかわいいグッズを手頃なお値段で販売するコーナーも。キラキラしたものが並ぶ様子に、子どもたちも興味津々です。

根津・千駄木下町まつり

文京ゆかりの文豪フォトスポット

須藤公園で存在感を放っていたのが巨大黒板で作られたフォトパネル。チョークで文京区ゆかりの文豪たちが描かれたもので、秋まつりの雰囲気が感じられる作品となっています。

根津・千駄木下町まつり

文京区ゆかりの夏目漱石や森鴎外が描かれ、2人の作品のなかに登場するイチョウ、コスモス、ゲンゲ(レンゲ) 、虞美人草(グビジンソウ)、木蓮(モクレン) などの秋の植物がカラフルに黒板を賑やかにしてくれています。親子で写真を撮るのにもってこいの場所となっていました。

根津・千駄木下町まつり

姉妹でもパシャリと一枚。秋の思い出になりますね。

根津・千駄木下町まつり

文京花めぐりトートバッグ

たくさんの催し物がある須藤公園の中でも大人気だったのが、「トートバッグを作ろう!」のコーナーです。

根津・千駄木下町まつり

無地のトートバッグに、スタンプを押して自分だけのオリジナルトートバッグが作れるこのコーナー。文京区らしく、ゆかりの文豪のスタンプがあるのがポイントです。

根津・千駄木下町まつり

文豪が描かれたスタンプを、ペタペタとトートバッグへ押していきましょう。

根津・千駄木下町まつり

カラフルに文豪を配置することもできるんです。

根津・千駄木下町まつり

さらには文豪を猫の足跡で囲む素敵なデザインを作る子どもの姿も。

根津・千駄木下町まつり

子どもたちの創意工夫が発揮されるコーナーでした。

根津・千駄木下町まつり

よみせ通り延命地蔵尊(サブ会場)

下町情緒あふれる「よみせ通り商店街」にある、「よみせ通り延命地蔵尊」の前もまつり会場になっています。

根津・千駄木下町まつり

「下町」と背に書かれた半纏を着た地元の方々が出迎えてくれます。

根津・千駄木下町まつり

こちらの特徴のひとつが無料のくじ引き。子どもなら誰でも参加ができ、昔ながらのおもちゃをもらっていました。

根津・千駄木下町まつり

子どもたちは楽しそうにガラガラを回していました。

根津・千駄木下町まつり

その隣では、めだかを販売するコーナーも。なんと地元の方が育てられた「めだか」だそう。珍しい改良メダカまでお手頃にお家へ連れて帰れるのも魅力です。

根津・千駄木下町まつり

根津・千駄木下町まつり

これぞ下町な雰囲気の中、大勢の方が来て盛り上がる会場でした。

根津・千駄木下町まつり

根津・千駄木下町まつり

「根津・千駄木下町まつり」の魅力やポイントを深掘り!

ここからは「根津・千駄木下町まつり」の魅力にもっと迫れる内容をご紹介!根津・千駄木下町まつり実行委員会、吉田禎介実行委員長のインタビューです。長年住み続けてきた根津・千駄木の魅力をおまつりのエピソードと合わせてお話いただきました。

根津・千駄木下町まつり

−根津・千駄木はどのような地域なのですか?

文京区でも白山や小石川等の山手に対して、根津・千駄木は下町。ここは非常にラフな地域で、家族で住むのにおもしろい地域なんです。私が親世代の頃は特に子育てするのに楽な地域でした。横のつながりで子どもの世話は近所に一緒にという雰囲気があり、子どものお風呂への入れ方や離乳食のあげ方も近所の人に教えてもらいました。

−地域の皆さんと一緒に子育てをしてきたような形ですね。おまつりに関してはどうですか?

この辺りは元々職人の多い土地です。そのためか「隣に負けたくない」といった、いい意味で張り合いが感じられる地域でもあります。また、その気質が地域の秩序や向上心を育んできたんです。おまつりに置き換えてもそうで、近隣との張り合いから盛り上がりや発展が起きているように感じます。一番は自分が楽しむ、好きでやってるというところですけどね。

−職人気質がそのまま地域の空気感やおまつりへもつながっているのですね。根津・千駄木下町まつりでも参加しに来ている人はもとより、出店者側のみなさんの笑顔が特徴的に感じました。

このおまつりは親から子へ背中を見せられるような場でもあるんです。子どもに包み隠さずやっていることを見せられる。これがいいことなんじゃないかなと思っています。子どもが遊びに来て、昔来ていた子が成長しておまつりを手伝う側になっている。がんばって伝承していこうというのではなく自然に続いていくのがこのおまつりの特徴かなと感じています。コミュニティを醸成していくのは大事ですが、一方で無理は禁物。無理は強いずに自然に人がつながっていく…下町の粋はそこにあると思っています。またその粋を支える健気な住人の方々がたくさんいるのも良いところですね。

−世代を超えておまつりが続いていくのは、理想的なような気がします。最後にメッセージをお願いします。

下町は敷居が高い訳ではないのですが、一見付き合い方がわかりにくいかもしれません。地域に住んでいる方はぜひ防災活動等からお気軽に関わっていただければうれしいです。他地域の方も根津神社の例大祭の際にお神輿を担ぎにきてください。半纏をお貸しするので町会の仲間としてお迎えしますよ。

根津・千駄木下町まつり

「文京花めぐり」で1年を通じて花のまつりを楽しもう

文京区には、「根津・千駄木下町まつり」の他にも魅力的なまつりがたくさんあることをご存知ですか?11月には「文京菊まつり」、2月には「文京梅まつり」、3月には「文京さくらまつり」、4月には「文京つつじまつり」、6月には「文京あじさいまつり」が開催され、この5つの花のまつりは「文京花の5大まつり」として親しまれています。

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文京花めぐり

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