怒涛の5月が終わり、6月も引き続き祭りシーズンが続いています。
担ぎ手の方の中には今年も肩が腫れ上がっている方も多いのでは?
今週末は都内各地で神輿祭りが一斉に行われます。
今年まだ神輿を見たことないという人向けに今週末に各地域で行われるお祭りをご紹介します。
梅雨前の貴重な週末、ぜひお祭りに行ってみてはいかがでしょう?
○鳥越祭り(6/8〜10) 下町のお神輿シーズンのクライマックス!
下町の6月の祭りといえば鳥越神社の例大祭。
鳥越神社の本社神輿は都内最大級と言われており、実際に見るとその大きさに圧倒されます。
取り付けられた鈴の大きさも特徴的。担ぎ手に揉まれて綺麗な鈴の音が聞こえます。
この本社神輿は10日(日)の朝6時半に担ぎ出され、各町会を回って21時頃に神社に帰ってきます。
各町会を巡り終えて神社に帰ってくる際、神輿に提灯がつけられ明かりが灯されます。
先導する各町会の高張提灯とともに暗闇の中を進む姿は荘厳で、その美しさから「鳥越の夜祭り」と言われています。
先導する高張提灯の列
実際にももっと多くの提灯に囲まれながら揉みに揉まれて進んでいきます。
この都内最大級のお神輿を担ぐ為に全国から多くの担ぎ手が集まります。
鳥越の地域は路地が多いため、狭い道を大勢の人と神輿で埋め尽くされて進んでいきます。
そのため、通常の祭りよりも神輿が迫ってくる感覚を味わえます。(見学の際はくれぐれも怪我の無い様。。)
ちなみに、鳥越祭りの3本締めは独特で1本(3・3・7拍子)度に「いよーっ!」と一息入れます。こちらもご注目。
公式HP:http://www.city.taito.lg.jp/index/event/kanko/torikoematsuri.html 開催日:2018年6月8日(金)~6月10日(日) 開催場所:鳥越神社 アクセス:〒111-0054 東京都台東区鳥越2−4−1 都営地下鉄浅草線 蔵前駅 徒歩6分
○品川神社 北の天王祭(6/9〜10) 品川拍子に品川っ子の胸躍る
情緒溢れる品川の旧東海道を「天下一嘗(てんかひとなめ)の面」をつけた神社神輿が左右に揺られ進んでいきます。
旧東海道を進む本社神輿
品川神社のお神輿は「城南前」という独特な担ぎ方で、担ぎ手が左右向かいあって担ぎ、前後左右に揺られながら
進んでいきます。
この「城南前」は品川・太田地域に伝わる担ぎ方で、かつて漁師の町だった頃の舟が波で揺れる姿を表現しています。
また、神輿に締め太鼓がつけられているのもこの地域の特徴で、締め太鼓と篠笛による品川拍子に合わせて神輿は
進んでいきます。
手前が篠笛。その奥には神輿に括り付けられた締め太鼓。
品川神社の最大の見所は最後の宮入。大神輿から中神輿に切り替え100段近い神社の階段を一気に担ぎあげます。
かなり危険ですが、とても迫力があり最後登りきった際には拍手が沸き起こります。
公式HP:https://shinagawa-kanko.or.jp/event/shinagawajinjyareitaisai2018/ 開催日:2018年6月8日(金)~6月10日(日) 開催場所:品川神社 アクセス:〒140-0001 東京都品川区鳥越3−7−15 京浜急行線 新馬場駅 徒歩3分
○つきじ獅子祭り(6/6〜10) 今年は3年に1度の本祭!
築地場外に鎮座する波除神社の例大祭で、今年は3年に1度の本祭です。
特に今年は天皇陛下御即位三十年奉祝大祭として江戸時代以来の宮神輿を船に乗せての「船渡御」及び「水鎮祭」
が行われるため注目のお祭りです。
元々このお祭りは波除神社が創建された際に波風を止めることを祈願して築地の人々が「獅子」の巨大な頭を担いで回ったのが始まりと言われています。
そのため、現在でも2頭の巨大な獅子頭が隔年ごとに担がれます。
「船渡御」及び「水鎮祭」は8日(金)に行われます。
市場内の岸壁から神社神輿を船に載せて、隅田川を上流に向かいます。その後折り返してから、勝鬨橋の近くで「水鎮祭」を行われます。
神社神輿と弁財天お歯黒獅子の渡御は9日(土)に行われます。特にお歯黒獅子は女性限定で担がれるのが特徴的です。
担がれる神社宮神輿。
女性の担ぎ手に担がれるお歯黒獅子のお神輿。(出典:http://www.namiyoke.or.jp/h26shishimaturi.html)
この神輿渡御は9日(土)に行われるため間違えないようにお気をつけください。
公式HP:http://www.namiyoke.or.jp/shishimaturi.html 開催日:2018年6月6日(水)~6月10日(日) 開催場所:波除神社 アクセス:〒104-0045 東京都中央区築地 6-20-37 日比谷線 築地駅 徒歩7分
この他にも隅田川神社 例大祭(今年は4年に1度の本祭!)など様々なお祭りが行われます。
今週末、どのお祭りに行くのか今から悩ましいですね。