今日はうれしいひなまつり。きっとお家で雛人形を飾っている方も多いことでしょう。
昔は雛人形が嫁入り道具の一つとされ、五段飾り、七段飾りとできるだけ大きく豪華なほうが良いという風潮がありました。
しかし近年、和室がない家や賃貸で広くないといった住宅事情や、ライフスタイルの劇的な変化により好まれる雛飾りも様変わり。「おしゃれ・シンプル・コンパクト」をキーワードに、インテリアにも馴染むものが人気になっています。
そこで、この記事ではSNSで注目が集まっている今どきの人気雛飾りを6タイプご紹介します。
目次
①モダンと温かみが融合!木製のお雛さま
昔の雛人形は顔の表情や髪の毛、衣装の細部などがリアルで「怖い」という感情を持った人が多かったからか、近年流行している雛人形はみなフォルムが抽象的。顔の表情も描かれていないか、あってもごくシンプルでかわいらしい傾向があります。
なかでも支持されているのは木でできた雛人形です。ナチュラルで優しい風合いは日本のどんな家にもマッチしやすく、見るだけでほっこりと癒される魅力があります。また、小さな子どもが触れたり口に入れても安心の材質であることも理由のようです。
特にSNSでは、積み木感覚で子どもが遊べる「プーカ」の知育ひな人形が大人気。お雛さまの上半身と下半身や持ち道具がバラバラにできるため組合せを変えたり、雛壇の積み方も自由に変えて想像力を育みます。最下段が収納箱なのでお片付けを覚えるのにもぴったりです。
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また、現代の主流になりつつあるのが、男雛・女雛のみのコンパクトで場所をとらない雛人形。木製では扇形で左右に揺らすことができたり、日本の伝統工芸品でも色柄がモダンでかわいく、人気を博しているものなどがあります。
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②大人っぽくてスタイリッシュ!ガラス製のお雛さま
ガラスでできた雛人形は、装飾をそぎ落として洗練された美しさが光ります。男雛と女雛の違いは、大きさや頭の被り物など抽象的な細部で表現。大人の女性にも人気があり、この時期のおしゃれなインテリアの装飾として、自分のために飾る人も多いアイテムとなっています。
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③省スペースの丸窓飾りで根強い人気!木目込み人形のお雛さま
やはり伝統的な木目込み人形で、お内裏様だけでなく三人官女や五人囃子を従えたお雛さまには得も言われぬ和の良さがあります。そこで、飾るスペースという一番の問題を縦に積み上げてることで解消した雛壇飾りが人気です。
人形ごとの大きさも少し小さくし、奥行きが25㎝くらいで済む円形の飾り台には丸く円満な人生への願いも込められているそうです。
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④クールなセンスと上質な素材感が漂う!金属製のお雛さま
インテリアデザイナーと日本の職人の技術が出会ってうまれたメタル製のお雛さま。きらびやかに輝くゴールドから上質で重厚な質感が漂い、コンパクトながらも大きな存在感を放っています。洋室しかない、洋風のインテリアでまとめているという家にもしっくりと馴染む雛人形です。
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⑤かわいい記念写真の撮影にも!吊るし雛のポスター
雛人形とともに近年、知名度も人気も高まっているひなまつりの飾りが吊るし雛(吊るし飾り)です。本物は、縁起のよいモチーフをちりめんを縫い合わせ、それらをひもで繋げて吊るす立体飾り。それを省スペースで壁面だけ使って飾れるようにアレンジしたのが額装ポスターです。
洋風の部屋にも溶け込むポップでおしゃれな吊るし雛ポスターは、毎年一緒に写真を撮って成長を喜ぶ楽しみ方も人気になっています。
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⑥器としても使えるマトリョー雛!入れ子の磁器製お雛さま
男雛、女雛と三人官が、マトリョーシカのように一つにまとまる、ちょっと変わったお雛さま。フォルムは洋風ですが、職人が一つ一つ手書きした和風の柄やかわいい表情が何ともいえない和洋折衷の魅力を醸し出しています。収納用の桐箱に付属の緋毛氈を敷いて壇飾りにすることも可能で、それぞれ下半分には雛菓子や小物を入れることもできます。
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