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陶雛って知ってる?陶芸の町「笠間のひなまつり」とご当地ガチャとお薦めグルメも!

陶雛って知ってる?陶芸の町「笠間のひなまつり」とご当地ガチャとお薦めグルメも!

今日は3月3日のひなまつり。桃の節句ですね。ひなまつりといえば雛人形を飾りますが、陶雛(とうびな)というものをご存じですか?
陶芸が盛んな地域では、焼きもので作った雛人形がたくさんあるそうで、筆者が出会ったのは茨城県の笠間市。笠間焼で作られたお雛さまが町のあちこちに展示され、ちょうど「桃宴(とうえん)」というお祭りも開かれていました。
そこでこの記事では、笠間探訪レポートと陶雛について、抑えておきたいお薦めグルメなどもご紹介します!

笠間ってどんな町?笠間焼とは?

今回、笠間を訪れた目的はたくさんあります。まずは町のシンボルともいえる笠間稲荷神社へ。

お参りしたら御朱印をいただいて、稲荷神の遣いである狐のおみくじもひいちゃいます。狐も焼きものでカワイイ。

門前通りには、特産物のそばを稲荷の皮に詰めた「そば稲荷」を売る店や、白壁の土蔵をリノベーションしたようなモダンなカフェなども立ち並んでいます。

日本三大稲荷の一つに数えられる笠間稲荷ですが、この日は閑散としていました。でも、毎年10月中旬~11月下旬まで開かれる「笠間の菊まつり」は特に有名で、全国から大勢の人が訪れてかなり賑わうそうです。

そして、最近はウェディングフォトスポットとして人気が急上昇している絶景「石切山脈」も、ブラタモリファンとしては外せない場所です。

笠間市内の稲田地区にある花崗岩の分厚い堆積層を、それこそ雛壇のように80m以上採掘した巨大な穴に、水深40mほど雨水がたまっているという、ちょっと日本離れした不思議な光景です。この山から採掘された白御影石は「稲田石」と呼ばれ、国会議事堂や東京駅など近代の名建築を支える建材として運ばれていきました。

さらに、ここは何と現役バリバリの砕石場。見学ツアーに申しむと「地図にない湖」の向こうの砕石現場まで車で連れて行ってくれます。まさに今、稲田石を切り出している瞬間を間近に見るという全国でも稀有な体験が可能。というか、ヘルメットをかぶってガイドさんの説明を聞くので、気分は完全にブラタモリです。

ガイドさんの説明によると、向こうに見える山の壁面は昔ドリルで掘りながら切った石。表面が凸凹しているのに対し、すぐ目の前にある石は、まるでお豆腐のように切り出した面が滑らかで真っ白。これは現代では、ダイヤモンド刃を繋げたワイヤーソーで切っているからだそう。

ちなみに雛壇のような段々の切り口になるのは、下に行くほど山を広く残しておかなければならない決まりがあるため。硬い硬い石の断面を斜めに切り崩すことはほぼ不可能なので、一定の高さで真っすぐ切り出すことを繰り返すから、このような特異な光景が生まれるんですね。

切り出された後の稲田石は非常にもろくてびっくり!表面がぺりぺりとめくれて、すぐ粉々になります。ところどころ赤茶色っぽい部分は鉄分が酸化したもので、水が入り込んでいると錆びてしまうため建材としては使えないそう。そうすると、細かく砕いて肥料になったり、他の土と混ぜ合わされて笠間焼の粘土になったりします。

さぁ、やっと笠間焼の話になりました!今回の一番の目的は、実は笠間焼の体験なんです。生まれて初めてロクロを使ってお皿づくりに挑戦します。

聞いてはいたけど、ロクロを回しながら粘土をさわるのは何だか癒されますね!でも、ずっとさわりっぱなしだと水分がとんで乾いてしまうし、こまめに水分を足して濡らしすぎても粘土が柔らかくなって変形してしまうのでとても難しい。。。

笠間焼はこの地域で1000年以上も前から作られていたらしいのですが、産業として盛んになったのは江戸時代中期以降とのこと。箱田村(現在の笠間市)の久野半右衛門という職人さんが、信楽焼の陶工の指導を受けて作り始めてから技術者や従事者が飛躍的に増えていったんだそうです。

20分ほど悪戦苦闘の末に、浅い鉢が完成!
ちょっと歪みながらも形になったのは、仕上げをほとんど先生にお願いしたから(笑)

笠間焼の作風は特にコレ!といったものはないらしく、伝統を受け継ぎながらも、自由で多様で多彩な表現の焼き物が数多く作られているのが逆に特徴なのだそう。そこで筆者も自由な発想で形を作ったところ、「これは意外と難しい形ですよ~」と先生に言われました。

後の工程はお任せで、6種類から選んだ1色をつけてもらい、焼きあがった完成品を2か月後に送ってもらえるとのこと。とても楽しみです!

陶雛と、陶雛のお祭り「桃宴」とは?

ロクロを使った作陶体験で、がぜん陶芸と笠間焼に興味がわいてきました。そしてこの日、あちこちで目について気になっていたのがこちらのリーフレット。

第22回 笠間のひなまつり「桃宴」は、陶芸で作られた雛人形が市内の10か所以上の工房やギャラリーで展示・販売され、中には実際に笠間焼で陶雛を作るワークショップをやっているところもあるという参加型のウォークラリー的なお祭り。

工房などのほか笠間市の施設でも展示が行われていたのですが、他を楽しみすぎてしまったせいか、あちこち回る時間がもう無い・・・(涙)

「道の駅かさま」に複数展示されていると聞いて行ってみると、ご当地産品が並ぶ一角に、何種類もの陶雛が飾られていました!

着物の袖をリボンのようにゆったり広げて、どっしり安定感のあるお雛様もあれば、

手のひらサイズの和菓子のように、ちょこんと扇の上に乗っているカワイイお雛様も。

つやつやでニッコニコのお雛様もいれば、

猫ちゃんのお雛様まで!本当に自由で多種多彩。笠間市による紹介動画を見ると、まだまだ本当にたくさんの種類のお雛様がいるようです。

いいなあ~。陶雛かわいいなぁ~。欲しいなあ・・・。

なかなかその場を離れられないでいると、ガチャガチャに笠間焼が入っている「笠間焼ガチャ」がこの道の駅にあるという情報を入手!

全部で3~4種類のご当地ガチャがある中で、花入れ、ぐい飲み、バッジなど実際に使えるものが出てきそうなのでこちらのガチャに決定。

1個1000円という高額に一瞬ひるんだものの、一期一会だ!と覚悟を決めていざ運試し。

何がでるかな♪ 何が出るかな♪

何だかちょっと重いし、2つ入ってる!も、もしやこれは!?

テッテレー!!まさかの陶雛さん、キターーーーーー(興奮)
こうして思わぬ形で、陶雛オーナーとなれたのでした(嬉)

笠間のお薦めグルメ2選!

笠間焼ガチャもお薦めですが、せっかくだからグルメもおさえておきましょう。
まずは、すっかりポピュラーになったとはいえ、笠間の「栗」はやはりお薦めです。こちらは石切山脈の入り口にあるカフェで食べたモンブラン。白御影石を磨いたプレートに乗せてくれるので重くて手がぷるぷるしますが、その重量に負けないほど味もボリュームもパンチがあります。

高さ・直径ともに15㎝くらいはあり、栗の味は濃厚そのもの。そこまで甘すぎず、栗の素材の味がしっかりと感じられます。栗クリームがこれでもかとばかりにかかっているのをかき分け、中から出てくるのはふわふわの生クリーム。大人が4人がかりで完食しましたが、スイーツ好きならぺろりといけそうです。絶景を見ながら至福のひとときをどうぞ♡

そして、笠間は酒どころ。4大酒造があり、色々買って飲んでみましたが個人的におススメしたいのがこちら。磯蔵酒造さんの「稲里 純米 しぼったまんまの出荷」です。

石切山脈の花崗岩を通って湧き出る雑味のないクリアな「石透水」と地元産の米「ひたち錦」で作られた無濾過生原酒で、お米の味と香りが存分に味わえます。合う料理は肉、モツ煮、唐揚げなど濃い味のメニュー。罪悪感なんて置いといてガツンといっちゃってください!

おわりに

今回はひなまつりということで、焼きものの町・笠間で見つけた陶雛とそのお祭り「桃宴」を、笠間の探訪レポートとともにお届けしました。

笠間のひなまつり「桃宴」は、例年1月下旬~3月3日の桃の節句まで、1か月以上開催されています。来年は実際に陶雛を作るワークショップにも参加してみたいなと思いました。興味をもたれた方は、ぜひ展示だけでものぞきに行ってみてはいかがでしょう。かわいい陶雛たちが迎えてくれますよ。

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祭り開催情報

名称 第40回笠間の陶炎祭
開催場所 茨城県笠間市笠間2345
笠間芸術の森公園イベント広場
開催日 2021年4月29日(木)~2021年5月5日(水)
例年:4月29日~5月5日
主催者 笠間焼協同組合
アクセス 【電車/バス】
 JR友部駅下車北口へ ⇒ かさま観光周遊バス約10分「工芸の丘・陶芸美術館」下車 ⇒ 徒歩約5分
 JR笠間駅下車 ⇒ 徒歩約30分

【臨時シャトルバス】
 JR友部駅・笠間駅よりシャトルバス運行予定

【車】
 北関東自動車道 友部ICより約10分
関連サイト http://himatsuri.net/index.php
この記事を書いた人
オマツリジャパン オフィシャルライター
山と絶景、サッカー、お城を愛するライター・編集者です。
好きなお祭りは阿波おどりと流鏑馬。盆おどりから帰ってきて下駄を脱いだときの床がグンニャリするあの感じが、キモチ悪くてたまらなく好き♡

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