自分に自信がないくせに、昔から何か特別な存在になりたくて仕方なかった。
「神」と呼ばれる人たちはたくさんいるけども、そんな人たちのような才能も努力するだけの覚悟もなく、漫然と日々を過ごしている。
そんななか、昨年飛び込んできたこのニュースである。
「来訪神:仮面・仮装の神々」ユネスコ無形文化遺産登録記者会見潜入レポート!
「仮面の来訪神」
その絶妙にゆるいビジュアルを見て、僕はこう思った。
…あれ、これなら僕もなれるんじゃね?
まずは情報収集だ。こんな時にオマツリジャパンは助かる。
祝・世界デビュー! 推しメンを探せ! 会いたかったYES!神に。総選挙
色々総合するとこんな感じ。
まず必要なものは仮面だ。
早速つくろう。DIYerが集う百均で、仮面に使えそうな素材をそろえてきた。
・木目のお皿
・ティースプーン
・水性ニス
・ゴムバンド
・紙やすり、他使えそうな工具
しめて1,500円位だろうか。これをそれっぽく加工していく。
後述の衣装部分がテクスチャ細かめなので、
仮面単体はシンプルなデザインにしようと思う。極論両目と口で三つ穴が開いてればそれっぽいけど、
(中略)こんなかんじかな。
キャンドルライト余ってたので目を光らせてみた。
ここからエイジング加工。
百均のリューター(線を削る電動工具)やステイン(水性ニス)を駆使して、ダメージを与えていくのだ。
出土物を継ぎ合わせて復元したり、経年劣化でひび割れとかそんなイメージにしてみた。
深夜テンションで試着。早速左目が接触不良。
「みの的な何か」は数年まえにに衝動買いしたギリ―スーツで代用している。草むらに擬態できるモフモフのあれである。確か当時Amazonで¥2,000位、ちなみにサバゲはやったことすらない。
ウェザリングやエイジングはいつまでやってもキリがないので、ある程度で切り上げたら
色々資材をまとめてギリ―スーツに付属の袋に詰め込む。総額4,000円弱かけた結果、
ラスボスの第一形態(状態異常攻撃がウザい)みたいのができた。
さあ、これをかついで新年会に出かけよう。