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バブル景気時代にはヒルズ族が住んでいた六本木さくら坂沿いのレジデンス
1986年前後から始まったバブル景気の時代には、ヒルズ族という人々に羨望の眼差しが向けられました。六本木ヒルズ森タワーにオフィスを構えるITベンチャー企業や投資ファンドの経営者などが、タワー近くの六本木ヒルズレジデンスに住んでいたのです。ヒルズ族は六本木さくら坂沿いの自宅から職場に通ったのでしょう。平日の日中には歩く人はまばらな通りですが、両側には桜が植樹され、例年3月下旬から4月上旬にかけて元気に花を咲かせます。2021年は気候の影響から3月25日前後に見頃となりました。
けやき坂から南に折れて歩き始める六本木さくら坂
六本木さくら坂は、六本木ヒルズの大屋根プラザの南から、けやき坂を西に数十メートルのところに入口があります。数々のブランドショップが軒を連ねる通りから南に折れると、一変して長閑な雰囲気を漂わせる六本木さくら坂です。
六本木にいることを忘れてしまいそうな長閑な雰囲気
けやき坂から約400メートルの六本木さくら坂の両側には、約75本のソメイヨシノが植樹されています。春の訪れを感じながら、ゆっくりと歩いていると六本木にいることを忘れてしまいそうです。
韓国を代表するアーティストがデザインしたさくら坂公園の遊具
六本木さくら坂沿いには数棟のレジデンスが建ち、立ち寄りスポットとなるのは、妙経寺とさくら坂公園のみです。さくら坂公園では、韓国を代表するアーティストの一人チェ・ジョンファがデザインしたトーテムポールのようなパブリックアートのロボロボロボや滑り台、スプリング遊具、ローラーコースターがユニークな姿を見せています。
六本木さくら坂の東端にはテレビ朝日本社ビルが接しています。ガラス張りの建築を桜が取り囲んでいます。また建物の北には毛利庭園が整備されており、さくら坂とは異なる雰囲気で早春の花を楽しむことができます。
六本木さくら坂は、六本木ヒルズ森タワーにオフィスを構える企業に勤める人が数多く暮らすレジデンスに接しています。坂は六本木とは思えないような長閑な雰囲気に包まれ、例年例年3月下旬から4月上旬には静かな花見散策をすることができます。