「HITひろしま観光大使」である筆者が、広島県内の桜をお伝えしています!今回は、広島県呉市「安芸灘とびしま海道」をドライブしながら、桜と名所を現地レポートいたします!
「安芸灘とびしま海道」とは?
瀬戸内海に浮かぶ島々を、庭園をわたる飛び石に例えて名付けられた「安芸灘とびしま海道」は、朝鮮通信使や参勤交代大名の寄港地として栄えた下蒲刈島、伝統的な昔ながらの建物が残る大崎下島など、見所が満載!ドライブコースとしても人気のスポットです。
本州と下蒲刈島を結ぶ安芸灘大橋は有料ですが、他の橋はすべて無料。また、安芸灘とびしま海道エリア内にある指定施設で合計1,000円以上買い物など利用すると、安芸灘大橋の回数通行券と交換出来ました!詳細は呉市HPをご覧ください!
砲台跡も残る大平山展望公園の桜
まず向かったのが、とびしま海道最初の島、下蒲刈島にある「大平山展望公園」。とびしま海道の島々と瀬戸内海の海が眺められる公園です。この時期は、桜の花が咲き誇ります。
大平山の頂上には、戦時中砲台があり、今でも当時の面影を残しています。桜並木が続く道を登っていくと突然現れます。
昭和15年に呉防衛の為に作られたもので、『八九指揮12.7cm連装高角砲』が4門設置されていたそうです。そんな砲台跡地にも桜の花が咲いており、とても感慨深い想いに浸りました。
海の関所として栄えた三之瀬地区
下蒲刈島東部に位置する三之瀬地区は、福山市にある鞆の浦とともに瀬戸内海で2カ所あった海の関所の一つです。今でも当時をしのばせる「松濤園」や「蘭島閣美術館」などの施設があります。
石田畳の美しい街並みは当時を感じながら散策できるスポットです。
三之瀬地区でオススメグルメは!「海駅三之瀬」で販売されている、じゃこ天(一枚160円税込)。地元の小魚のすり身をタラとまぜあわせ、下蒲刈島の天然海水塩で練り上げたじゃこ天!注文後に揚げてくれるので、揚げたて熱々をいただけます。お土産としてお持ち帰りも出来ますが、やはり揚げたてのじゃこ天は格別!一度は召し上がっていただきたい一品でした!
江戸時代の面影が残る御手洗地区の街並み
橋を渡り、島々をドライブして到着したのが、4つ目の島!大崎下島御手洗地区です。「重要伝統文化的建造物保護地区」に選定され、現在でも明治・大正・昭和時代の建物が残っており、その街並みはタイムスリップしたかのような雰囲気を感じます。
江戸時代に広島藩から免許をもらって営業していた茶屋(遊郭)跡。遊女は99人が上限で100人目が新しく入ると、必ず店の遊女が1人が亡くなり99人となってしまうと言う伝説も残されています。
古い町並みを散策しているとお腹もすいてきます。せっかくなので、江戸時代末期に建てられた旅館をリノベーションしたレストラン「シーフロントダイニング新豊」。こちらは、旅館へお泊りされている方のお食事処で、一般向けは土日祝日のみという、とってもレアなお店です。
店内は、落ち着いた雰囲気で、瀬戸のお刺身定食など和食を提供されています。
著者は、海鮮ちらし寿司(1,980円税込み)を注文しました。新鮮な地魚やアナゴなどが色とりどりに添えられており、華やかなちらし寿司でした。
まとめ
いかがだったでしょうか?広島県呉市にある「安芸灘とびしま海道」の桜ドライブを現地リポートでお伝えしました。飛び石のように連なる島々を渡ると、そこは、古き良き街並みが残り、現在でも大切に保存されている素敵な場所でした。美味しい地元グルメも豊富で、春の桜ドライブにとってもオススメの場所でした。
■「シーフロントダイニング新豊」