千葉県野田市で例年4月下旬から5月中旬に開催される「清水公園つつじまつり」
日本の野山に古くから自生するつつじは、日本人にとって最も身近な植物の一つでしょう。つつじをシンボルの花に定めている市区町村も数多く、関東地方では40を超える自治体がつつじをシンボルの花としています。千葉県野田市の市の花はつつじです。市内の清水公園には、約2万株のつつじが植栽され、例年ゴールデンウィークを含む4月下旬から5月中旬にかけて豊かな彩りの花を咲かせ、「清水公園つつじまつり」が開催されています。ところが2021年は新型コロナウイルス感染防止のため中止となってしまいました。
100種類前後のつつじが波打つ群生エリア
清水公園でつつじが群生しているのは、入口広場から両側からつつじの花が彩りを添える園路を西に400メートル前後歩いたエリアです。
つつじの群生エリアには、樹齢300年を超える「キリシマツツジ」をはじめ「オオムラサキ」、「オオヤマツツジ」、「ハナグルマ」、「リュウキュウ」、「ミネノマツカゼ」、「ヤマツツジ」など100種類前後のつつじが、品種ごとに異なる色や形の花を咲かせます。群生エリアには展望台が設置され、豊かな彩りのつつじの花が波を打っているかのようです。
つつじの群生エリアの南西にはせせらぎが流れ、つつじの花に異なる情緒を添えてくれます。
春から初夏の花が勢揃いする清水公園
せせらぎに沿って東に歩くとフィールド・アスレチックのエリアに繋がります。敷地内には、チャレンジコース、冒険コース、水上コースに分かれ、清水公園では最も人気のあるエリアとなっています。水上コースの東には藤棚が設けられ、つつじとほぼ同じ時期に花を咲かせます。
「清水公園つつじまつり」ではつつじの他に藤の花を見ることができますが、公園の南西端に設けられる花ファンタジアには、春から初夏の花が勢揃いしています。
つつじの花に囲まれたカフェで過ごすランチタイム
清水公園では隅々に春の季節感が溢れていますが、公園の入口広場のカフェまで、つつじの花で包み込まれています。園内を散策しているときばかりでなく、ランチタイムにも春の雰囲気を堪能することができるのです。
千葉県野田市は、つつじを市の花に定めています。市内の清水公園には約2万株のつつじが植栽され、例年4月下旬から5月中旬にかけて豊かな彩りの花を咲かせます。「キリシマツツジ」をはじめ「オオムラサキ」、「オオヤマツツジ」など100種類前後のつつじが彩る園内では「清水公園つつじまつり」が開催されます。