慌ただしい年度末の影も身を潜め、さわやかな風が春を告げる季節となりました。
春と言えば、お花見に行ったり、新生活に備えて引っ越しを考えたり、なんていう方も多いのではないでしょうか。
しかし、世界的に大きいお祭りである「イースター」がもうすぐそこまで迫ってきていることはご存知でしょうか。イースターとはイエスキリストの復活祭のことで、今年2021年は4月4日に行われます。
イースターではエッグハントというゲームが盛んに行われたり、西欧ではうさぎが登場するイベントが催されたりと、世界的な盛り上がりを見せます。
この記事ではイースターでたびたび登場するうさぎとの関係や、日本でのうさぎをモチーフにした神話「因幡の白兎」にもちなんだお祭りをご紹介します!
イースターとうさぎの関係
冒頭でもお話したように、イースターはキリスト教にとって最大のお祭りで、クリスマスよりも重要な意味を持つとされています。
そして、うさぎは出産のサイクルが短いことから、命と豊穣を象徴する動物として「イースターバニー」という名前で広く親しまれています。
ちなみに、これ以外にもイースターとうさぎを結びつける説はいくつかあるようです。
昔話や地域に関連しているものも多いので、気になる方は調べてみるのも良いかもしれません。
イースターとは?いつ?何をする?シンボルの秘密や楽しみ方も解説します
そもそも「因幡の白兎」とは?
日本でうさぎの神話と言えば因幡の白兎ですが、どのような内容か知らない方も多いのではないでしょうか。
因幡の白兎の親和は、その昔大黒様という神様が因幡の国の八上比売(やかみひめ)という人に、兄弟でお見合いに行く所から始まります。
大黒様には多くの兄弟がいて、その中でも一番心が優しい神様でした。
そんな大黒様は兄弟から召使のように扱われていて、八上比売に会いに行くのにも大きな荷物を背負わされ、一番後ろをついて歩いていました。
そうしてお見合いに向かう道中、因幡の国の気多岬で、皮を剥がれて苦しんでいるうさぎ見つけます。
兄弟達はそんなうさぎに追い打ちをかけるように意地悪をしますが、大黒様はうさぎの話を聞き、親切に助けてあげました。
結局、到着に遅れてしまった大黒様ですが、八上比売に伴侶として選ばれたというお話です。
因幡の白兎にちなんだ「白兎神社 春例大祭」
因幡の白兎の舞台となった鳥取市の白兎神社では、毎年4月の第二週に神話を模した「春例大祭」が催され、多くの観光客で賑わいます!
大祭では因幡の白兎の演舞をはじめ、さまざまな催し物が開かれます。
白兎神社では神話に登場する白兎神を祀っており、大黒様と八上比売の仲を取り持ったことから縁結びのお祭りとしても親しまれています。
■白兎神社公式サイト https://hakutojinja.jp/
まとめ
今回は、イースターとうさぎの関係や因幡の白兎、そしてうさぎをモチーフにしたお祭りをご紹介しました!
お近くに住んでいる方、お出かけの予定がある方は、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか?