「獅子舞王国さぬき2019」開催までいよいよ残り6日!開催地の香川県高松では、獅子の気配がますます強くなってきたようです。
瀬戸内国際芸術祭の開催年の2019年、場所をサンポート高松に変え、いつもとちょっと違う王国に!
今週末は、獅子舞を見に香川へ行こう♪
(2019.10.28編集部)
香川県は知る人ぞ知る、国内でも特に獅子舞が盛んな獅子舞県です。日本一小さい県に、最盛期には1,200組あったと言われている讃岐の獅子舞!現存するそれらが一堂に会する「獅子舞王国さぬき」は2019年11月3日(日)に開催!800組の多種多様な獅子舞をこのイベントを通じ、地域の文化を継承・保存し、また広く発信し多くの人に知ってもらおうという目的で開催しています。
獅子舞王国さぬきの歩みを簡単におさらい!
今年「獅子舞王国さぬき」は11回目を迎えました。2009年に広告代理店の企画で始まり18組の獅子組が参加した商店街の活性化イベントで、当初、筆者は一獅子組の参加者という立場でした。
もともと獅子に関わるもの達は、「自分のところの獅子がNO1」「自慢の獅子を見せつけてやろう」という思いが強い傾向にあるように思います。普段は地元神社への奉納や地域を回り、五穀豊穣や家内安全等を願い獅子舞を行います。そんな獅子を高松市の、しかも商店街でできる!と聞き、「行ってみよう」そんな軽い気持ちでの参加でした。
しかしいざ参加してみると、そこには県内各所から、見たこともないような獅子が聞いたことのない曲で舞っているんです。もうカルチャーショック受けまくりです!
もともと地域性が強い獅子は、祭りの時期も重なるため、他所の神社の祭りに行くという習慣がなく、それこそ隣町がどんな獅子舞を奉納しているかすら知らないことも多いのです。そんな獅子が商店街のアーケードで爆音を奏でている光景はそれはドキドキするものでした。
出演者として回数を重ねるうちに、他の獅子組のみなさんとの交流も生まれ、4回目から数組の獅子組の関係者で企画や運営に関わるようになりました。5回目には場所が商店街から中央公園へと移ったことを期に参加組の伸びが一気に上がり、昨年には64組という国内でも最大級の獅子の祭典となりました。
現存800組と言われる讃岐の獅子を、イベントを通じ県内外へ発信し、地域の文化を保存、継承して行こう。その気持が伝わり、見に来てくれた方が、「なんとか地元の獅子を復活させたい」と今年、数10年ぶりに獅子を復活させたという嬉しい知らせも届きました。
朝から夕方までただひたすらに獅子舞を披露するという、変わったイベントですが、熱い獅子舞ファンに楽しんでいただけるイベントです。今年も、多くの獅子組の皆さんに参加していただき、それぞれの自慢の獅子を舞っていただきます。
ここは外せない!獅子舞王国さぬき2019の見どころ!
まず初めて見に来られる方が驚くのがその大音量!讃岐の獅子の特徴でもある鉦と太鼓の音圧に圧倒されてください。
次に、2つと同じものがない曲と舞!合わせて迫力の獅子頭ときらびやかな油単(獅子の胴の部分)にうっとりしましょう。
午前と午後の間には参加獅子組全組による一斉演舞!もうなにがなんだかわからない心地よさです。
その他、展示コーナー、集合写真撮影、段ボール獅子頭を作るワークショップ、出店もあり、一日中楽しんでいただけることと思います。
讃岐の獅子舞をより多くの人に届け、「真の獅子舞王国へ」!
2019年11月3日(日)はぜひサンポート高松へお越しください。