大阪・少彦名神社が舞台
大阪市中央区にある少彦名神社(すくなひこな じんじゃ)。日本医薬総鎮守、薬の神として、病気平癒・健康成就を祈る人が多く訪れている神社です。この少彦名神社で毎年9月9日、重陽の節句に行われているお祭りがあります。重陽祭(ちょうようさい)です!
本日、朝の9時30分から行われた重陽祭ですが、現地の様子を速報でお伝えしていきます!
菊の節句(9月9日)のお祭り
さあ、少彦名神社の境内へとやってきました。入口にはアルコールも用意され、感染症対策にも配慮されています。それでは境内の中へと入っていきましょう!
大阪のビル街の中に突如現れる静寂の空間。提灯の灯りと共に、ここだけは都会の喧騒を忘れられる場所となっています。そしてこの社殿の中を中心に、重陽祭が進められていきます。
今回は神社の皆さまのご厚意で、社殿の中に上がらせていただいての取材となりました!(本当にありがとうございます…!)
社殿の中には既に、菊が用意されていました。お祭りにはどのように関係してくるのでしょうか?
9時30分、重陽祭のはじまる時間となりました!宮司さんが登場し、儀式がスタートします。
菊へのお祓いが行われていきます。
続いて、参拝者の皆さまへもお祓いです。
宮司さんによる菊の献花
ここからは、宮司さんによる菊の献花に向けた儀式が行われていきます。ここから菊が活躍していくのですね!まずは水を柄杓で筒の中に満たします。
続いては、一本一本大切に菊を筒の中に納めていきます。
丁寧に切られていく菊。
大阪市中央区の少彦名神社で、菊の節句に合わせ「重陽祭」が朝から行われました!
宮司さんによる、菊の献花の様子です。菊には邪気を祓う力があるとのことで、ご利益をいただきたいですね!
なお本日限定の御朱印や、菊まもりの授与も行われています。#重陽の節句 #祭り #オマツリジャパン pic.twitter.com/73HOS6UWAl— 高橋佑馬|お祭りライター (@yuma_walking) September 9, 2021
参拝者の皆さまにも見守られる中、菊の取扱いが進んで行きます。
見事に菊が筒の中に納められました!神様へ献花されていきます!
献花された菊がこちら!3色の菊が、美しく献じられました!
重陽祭の行われる重陽の節句(菊の節句)は、桃の節句や七夕の節句などと並ぶ五節句の1つですが、その中でも最も縁起の良いとされる9月9日に行われます。奇数の月が陽と言う考え方があり、陽の数字が2つ重なる日が節句。そして最大の”9″が重なる重陽の節句は、かつて宮中でも節句の中で一番華やかに祝われていたとの宮司さんの説明がありました。
また菊には防虫効果があり、さらに邪気を祓うとも言われ、重陽の節句は無病息災や長寿を祈る日でもあります。本来であれば重陽祭に合わせてそのようなご利益をいただける菊酒のお振舞があるとのことですが、今年は感染症対策から菊芋飴の配布が行われていました!
菊の御朱印、お守りも!
重陽祭が終わったら、ぜひ菊のご利益がいただける縁起物を手に入れていきませんか?社殿横の社務所をチェックしてみましょう!
まずは重陽祭の時期限定の御朱印をご紹介!菊が描かれたきれいな御朱印です。こちらは9月1日から、9月9日まで授与されています。
お次は重陽祭当日のみ授与される御朱印です!なんと、宮司さんが描かれた挿絵が入っています!これは美しすぎて要注目です!
なお御朱印を手に入れた方には、献花用の菊も配られます。ぜひ神様に祈りを込めて納めていきましょう!
この時期限定の、菊まもりもあります!こちらは神社の皆さまのお手製なんだとか!そのため数量限定です。
美しいお守りですね!お家に菊のご利益を持って帰りましょう!
アクセス
御堂筋線 淀屋橋駅より徒歩約10分、堺筋線 北浜駅より徒歩約5分。
少彦名神社では重陽祭の他にも、毎年11月22、23日に行われる健康むすめによる神虎授与で有名な神農祭や、毎月23日に湯立を行う献湯祭などが行われています。ぜひお近くの方は訪れてみてくださいね!