御朱印の種類の多さでコレクターの注目を集める太子堂八幡神社
全国各地の神社や寺院では参詣の記念に御朱印を頂くことができます。朱印帳に訪れた神社や寺院の御朱印が並ぶと、貴重な思い出となり写真とは趣の異なる味わいが滲み出てくるものでしょう。東京都世田谷区に社殿を構える太子堂八幡神社は、御朱印の種類の多さで知られ、コレクターの注目を集めていることでしょう。
太子堂八幡神社では季節の行事ごとにオリジナリティーが溢れる御朱印を頒布しています。1月下旬に訪れて案内ボードを眺めると目移りして、頂く御朱印を決めかねる参拝者も多いようです。新年を迎え最初の行事は初詣です。太子堂八幡神社の初詣期間限定の御朱印には、干支の姿が描かれます。そればかりか、見開きの2倍サイズの紙面には、お守りのような木札が挟まれます。
初詣に始まる1月の月替わり御朱印には、賀正や成人式をイメージしたものも準備されます。毎月29日の肉の日に因む御朱印まで見かけることができます。
1月も下旬を迎えると翌月の節分の準備が始まります。太子堂八幡神社では当然のように、節分の御朱印の頒布が行われます。社務所の小屋で飼われる「幸せうさぎ」が鬼に向かって投げる縁起豆がセットになっているので、一体で二度美味しいのです。
太子堂八幡神社では鳥居を潜り本社に向かう参道の西の社務所で御朱印を頂くことができます。期間限定の御朱印の豊富さに驚かされますが、ノーマルなものはないのかなという疑問が湧いてきます。
御朱印ばかりでなく、御朱印帳にもオリジナリティーが溢れています。御朱印帳バンドを利用すれば、大切な御朱印の保存に大きな役割を果たすことでしょう。
バラエティー豊富な授与品
お守などの授与品も、御朱印に引けを取らない種類の多さです。
源頼義、義家父子が戦勝祈願の杯を交わした神社
太子堂八幡神社の創建は明らかにはなっていませんが、平安時代の末期に起こった前九年の役のため、出征する源頼義、義家父子が鎌倉道沿いの神社で杯を交わし戦勝祈願を行ったと伝わります。
一年を通して行われる様々な年間行事
千年を超える歴史をもつ神社では、一年を通して様々な年間行事が行われています。10月の第2日曜日とその前日に開催される例大祭では、地域の神輿が繰り出し、境内や道路には露店が軒を連ねて賑わいます。神楽殿では里神楽、お囃子、芝居、演芸などの奉納も行われます。数量限定で立体御朱印の頒布も行われます。開くと中から、鳥居と神の使いの白鳩が飛び出す仕掛けです。
他にも新春の時期には1月中旬に「どんど焼き神事」、2月の節分の日に「節分祭・豆まき神事」が行われます。
太子堂八幡神社は、東急世田谷線の西太子堂駅の北約400メートルのところに社殿を構えています。駅のホームにも道案内の掲示があるので、一本道であることが確認できるでしょう。
東京都世田谷区の太子堂八幡神社は、御朱印の種類の多さでコレクターの注目を集めています。1月下旬には初詣、賀正、成人祭、二九の日、節分の期間限定の御朱印が揃います。御朱印帳に加え、授与品のバラエティーも極めて豊富です。また、一年を通して多彩な年間行事が行われています。