4月23日は地ビールの日!
今回は地ビールの日に因んでユニークな地ビール…否、「寺(じ)」ビールをご紹介します。
地ビールならいざ知らず、寺ビールって?なんでお寺でビール作ってるの?
溢れる疑問を解決すべく、山梨は身延山へ取材に行ってきました!一体どんなビールなのでしょうか?
寺ビールってどんなビール?
寺ビールは、身延山久遠寺の宿坊「覚林坊」が作っているビール。
地ビールであり「寺」ビールでもあるんですね。
「お寺でビール?」と不思議に思う方も多いかもしれませんが、宗教とアルコールの関係は深く、切っても切り離せないもの。
ヨーロッパでは修道院でビールを売ることで修道院の運営を支えたり、街を盛り上げたり…etc
日本でも神事にはお酒は欠かすことの出来ないものです。
もともと「覚林坊」では宿泊者向けにオリジナルのビールを作って提供していましたが、今回ボトリングして販売をすることになったんだとか。
寺ビールの販売を通して「覚林坊」の宿泊者だけでなく、多くの方に寺ビールを通して地域のことを知ってもらい、身延山の門前町を元気にしたい!という想いが込められています。
「覚林坊」では数種類のビールを提供していますが、今回発売を開始したのは「寺ビールホワイト」!
軽やかで爽やかな酸味と透き通るような風味が特徴のベルギーホワイトタイプのビールです。
自家製のコンフィチュールとのセット販売も行っていますので、お好みでビールと混ぜてフルーツビールとして楽しむことも可能です!
<価格>
1本 800円/3本セット 2400円/2本+フルーツコンフィチュール2種 2600円
<問合せ先>
身延山 覚林坊内 KAKURINBO TEMPLE BEER
TEL 0556-62-0014
FAX 0556-62-0045
HP:https://kakurinbo.jp/
寺ビールを作っている「覚林坊」ってどんな宿坊?
「覚林坊」は、身延山久遠寺の宿坊の一つ。
身延山久遠寺といえば、日蓮宗の総本山として知られています。
由緒正しいお寺…というイメージですが、こちらの宿坊である「覚林坊」では、今回の寺ビールをはじめ、新しい取り組みを多数行なっています。
その一部をご紹介します!
おてらんち
覚林坊で提供されるランチは、宿泊者以外にも気軽に食事を提供したいとの思いからスタートした取り組み。
「おてらんち」という可愛らしく覚えやすい名前で親しまれています。
地元特産の湯葉や自家製納豆、豆乳を使用した料理は見た目にも華やかで味わいも豊か。
今では「覚林坊」という名前よりも「おてらんち」という名前の方が浸透しているとか?!
■おてらんちについて:https://kakurinbo.jp/otelunch
※おてらんちは要予約となります。
文化体験
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覚林坊は2年連続(2018~2019年)でBooking.comのゲストレビューアワードを受賞している宿坊。
純和風の空間で宿泊が出来るとあって、外国人観光客にも大人気の宿坊なんです。
日本の伝統文化を宿泊客の方に楽しんでいただけるよう、着物の着用体験やお祭りの体験なども行っています。
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このような文化体験のサービスやおもてなし、交流がBooking.comのゲストレビューアワード受賞につながっているんですね。
久遠寺のお祭りをご紹介!
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久遠寺で一番大きなお祭りは、御会式万燈行列!
御会式とは日蓮宗の宗祖、日蓮聖人が亡くなった10 月13日に合わせて行なわれる法要のことで、全国の日蓮宗寺院で行われています。
身延山久遠寺では毎年10月13日に近い土曜日に行われる万灯行列が御会式に花を添え、観光に訪れる方にも人気の行事なんだとか。
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御会式の万灯行列は、門前の参道を練り歩いた後、本堂での奉納式にのぞみます。
なんと全国から例年約50近い万灯講が集まる…というから驚きです!
まとめ
今回の記事では、地ビールの日に楽しみたい「寺」ビールと、寺ビールを手掛ける身延山の宿坊「覚林坊」の取り組み、さらに身延山のお祭りをご紹介しました!
寺ビールは現在、一種類のみの販売ですが、今後は「覚林坊」の開祖である日朝上人の降誕600年を記念した「開眼寺ビール」の販売も予定しているんだとか。
今後も身延山の覚林坊や寺ビールの取り組みから目が離せません!
ぜひこの記事をきっかけに寺ビールと、身延山のお祭りに興味を持っていただけたら嬉しいです。